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布タグREGALふたたび(中古のリーガルその27)

こんにちは、ばしです。

 

今年はジャパン・ビンテージにも注力しよう。

とういうのが今年のテーマの一つなわけですが、そんなのばかりを探しているわけではありません。なんだけれども、そんなとき、いつものセカストで遭遇するのはえてしてそんなやつなわけです。で、出会ってしまったものはしょうがないのです。持ち帰ってきました。

こいつ。

 

 

布タグREGAL

布タグです!

ビン靴フリークには堪らないものの一つが布タグです。今回のペアはロゴの書体から日本製靴時代=1990年以前のものと判別されるわけですが、この白地の布タグがついているのはその中でもより古い時代のものらしい。年代は定かではないですが、1970s~80s前半くらい、あたりかな。

角度を変えて、、、

というのはウソです。

実は、下の写真は以前持っていたペアの写真です。そう、今回は2足目の布タグリーガルです。1足目を転がしたあと、少し後悔していたのでした。いつか買いなおそう、そう思っておりましたが、なかなか出会えない涙。

たまに出会うものはマイサイズでないやつやぼろいのばかり。今回奇跡的にマイサイズのグッドコンディションのお高くない布タグリーガルを見つけたのでした。

で、今回は何より、

おまけつき。笑。

別にこいつが欲しかったわけというではないのですが、まあね、なんかこういうの嬉しいです。

奥側、印字が見えます。モデルナンバーは定番の「2235」、サイズは25.5EEです。1足目とサイズまで同じです。便宜上、1足目を「1号」、今回の2足目を「2号」と呼ぶことにします。

さて、そんな2号。

状態は見ての通り、グッドコンディションです。
ちなみに、1号はどうだったかといいますと、

もうね、拾ってきた時点の状態も、見分けがつかないほど似てます。どちらの状態もほぼ同じくらいグッドです。

さて、見分けつきませんので、1号の出番はここまでにしましょう。
あらためて、今回の2号。

タン裏は結構変色してます。フットプリントも、状態の割には結構強く出てます。1号よりも汗っかきのウエイトのある人が履いていたのかも。

なんだけど、ソールの減りは僅かだし、アッパーの皺やヨレなども軽微です。

布タグは左右両足ともについてるようです。
1号は入手してから1年ちょっとで旅立たせましたので、ディテールなどほとんど記憶にないんですよね。

なもんで、グッドイヤーのストームウエルトが360度ではなく270度であったことも全く覚えておりませんでした。

今回、靴紐は抜かれた状態で売りに出てました。結構白っぽいので、それなりに時間が経過しているのでしょう。

全体的にグッドコンディションではありますが、儀式です。
いつも通り手入れしました。

 

ステインリムーバー

 

LEXOL

 

デリケートクリームもどき

 

リッチモイスチャー

 

TEPIR レダーオイル

なんか、全然新鮮味がありません。
というか、既視感バリバリです。
いえ、既視「感」ではないな。
以前にも見た、既視な風景です。

さて、ソールもきれいにしましょう。

レザーのアウトソールもへたりなし。

トラディショナルワックス入れて、コロニル入れて、ウエスで磨きました。

25 1/2EE。前回と同じサイズなので、足入れもせずに持ち帰ってきたのですが、どんなサイズ感だったっけかな。まあ、あとで確認です。

さて、仕上げ。

 

コロニル1909(ニュートラル)

うん、いいですね。艶感がアップして、シボが立ってきました。

先ほどの少し白みがかった靴紐。

こいつにもオイル入れました。オイル専用でオイルの染みついた布でしごいて油分を入れることで、色目を濃くしてみました。

こいつを通したらメンテ完了です。

 

【BEFORE】

【AFTER】

ま、いいんではないでしょうか。

 

【BEFORE】

【AFTER】

正直、あんま変わらないんですよね。
綺麗にした感が出るよう、おまけをぶら下げてみました。

コバ回りにもクロいクリーム入れました。
これ以上やることはありません。

さて、どこにでもあるようなロングウイングなのですが、リーガルのものとそれ以外と、ぱっと見で区別がつきますか? 私はかなり分かるようになりました。

なぜって、

 

先ほどの初代布タグ⇓とか、

 

こいつ⇓とか、

 

こいつ⇓とか、

こいつ⇓とか、

 

こいつ⇓とか。

今回で6足目のロングウイングです。
これまでの5足はすべて転がしました。
リーガルは確実に売れてくれるのでありがたい。

で、実は、転がしてないやつがもう1足・・・、

これは1960sのUSメイドのリーガルですので、厳密には世に言う「日本のリーガル」のウイングチップには当てはまらないかも。

いずれにせよ、拾って帰らなかったものも含めると、相当な数の2235もしくはそれに類するリーガルのロングウイングを目にしてきた私です。百発百中とはいかないものの、遠目に見ても結構な確率で見分けがつくようになってきました。

中でも、定番である黒のシボ革の2235は、今も昔も変わらないリーガルらしいスタイルです。

2年ほど前に手持ちの靴の数を減らそうと試みた際に、日本製の靴から優先的に転がしまして、1号もその時に旅立たせたのでした。

2235は今もラインナップされているリーガルさんの「ど定番」なモデルなわけですが、日本製靴時代の、布タグつきの2235、ということになりますと、球数はぐっと少ないはず。ましては、今回のように状態の良いものとなりますと、手放したら次回出会えるのはいつになることやら。

現行の2235NAでもいいのでしょうが、ビン靴フリークな私の足元は、やはり旧いやつの方がいいでしょう。

てなことで、今回の2号はステイです。
今回は転がさないぞ!絶対!!

 

さて、25.5EE、どんなサイズ感だっけ。

お~。

こんなでかかったっけ?
中で足指が泳ぐ上に、
甲が高いし、くるぶしが当たって痛い。
このままではつらいな。
かといって、
いつもの百均の中敷きだと味気ないです。

自作しよう。

週末に作業予定です。
まあ、靴も作業もいつもとそんな変わらないのですが、
今回は最近手に入れたグッズも装着してみよう。
次の日曜か火曜か、いずれかで報告予定です。
楽しい週末になりそうです。

(→自作しました「中敷きとトゥスチールをDIY」)

皆さんも素敵な週末をお過ごしください。

 

(おしまい)

参考:「中古のリーガル」記事一覧

 

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