旧いポストカードの街角

こんにちは、ばしです。

 

先月買ったポストカード。

今回はこいつが主役です。

制服姿の男性、その後ろに大きな文字で「THE FLORSHEIM SHOE」の看板が。で、でかすぎませんか笑。その上階には「DENTIST」。歯医者さんですね。通りの少し奥には「CAFE」。上の写真だと少し色目など実物と異なるので以下ebayのスクショで。

「First Street Scene,Dixon,Ⅲ.」

とあります。「Dixon ディクソン」という街らしい。「Ⅲ」とありますので、他に「Ⅰ」と「Ⅱ」のカードもあるのかな。そいつらも欲しいな。そんなディクソンは、仲間のビン靴ブロガー・しんのすけさん情報によりますと、テネシー、ネブラスカ、カリフォルニアほか、同じ名前の街が沢山あるらしい。

おお、そうなのね。このイラストのディクソンは一体どこにある街なのだろう。今はどんな風景になっているのだろう。気になって気になってしょうがない。

調べてみました。

 

まずは、「First Street Scene,Dixon」でググってみました。

 

 

お、いきなり出てきました。
ちなみに、左下は拙ブログの「ゆく靴くる靴(2022年11月)」記事の写真です。おお、嬉しいような恥ずかしいような。

で、左上をクリックです。

ILLINOIS DIGITAL ARCHIVES

とあります。あ、ローマ数字の「Ⅲ」と思ってたやつは、「Ill」(アイ・エル・エル)、イリノイ州の略だったみたいです。

詳細部分。中央付近に赤字で「1930s」とあります。1930年代の町並み、ということのようです。

そんなイリノイ州の街、ディクソン。

フローシャイムのお膝元であるシカゴから西へ100マイル、車で1時間半ほどの立地のようです。

 

このエリアのどこかに、ポストカードの風景が隠れている、はず。

試しに、ストリートビューであちこちドライブしてみたのですが、どこか分からない。埒が明かない。他の手掛かりに着目して別角度からアプローチを試みてみました。

写真の右半分、フローシャイムの看板の向かいにある朱色の看板。2軒並んでる奥の方、「F.W.WOOLWORTH」とあります。手前側には「5-10-25 CENT STORE」。どうやら、今でいうところの100円ショップ的な店のようですが、当時すでにチェーン展開していた模様。ということで、

「WOOLWORTH DIXON」で検索してみました。

 

左上。
クリックしてみた。

1988年の写真らしいですが、WOOLWORTHの店を通りの反対から撮影したもののようです。で、向いの看板、「CLOTHING・・・」の下に「SHOES」とあります。おお、ここが元あった看板の場所かも。

画面右下。
撮影場所の地図を発見!
拡大してみましょう。

中央あたりののあたりがその場所らしい。
Googlemapで同じ場所を探してみた。

橋と橋の間で、川の下側3本目あたりの通りのようです。
早速ストリートビューで確認です。

おお!ビンゴか!?

重機が邪魔ですが、恐らくここに間違いなさそうです。看板のあったあたりに靴屋があったのでしょうか。前進してみましょう。

手前の建物は本屋さんのようです。1軒とんでドライビングスクール関連。次がバーバー。カフェから床屋に商売替えしたのかも。

で、本屋の隣、今は空き家みたいなっているようです。この建物が靴屋だったのかもしれないな。

建物前から
入口左右のショーウインドはまさに靴屋といった店構えです。二階が歯医者だったのでしょうか。ポストカードのイラストは1930sのものですので、この建物は建築後100年くらい経ったことになります。取り壊されないか心配です。

 

さて、

今回のポストカード。

カード中央の三角屋根と煙突はなくなりましたが、まさにこの角度、と思われます。

カードの制服のオッサン。
何者か知りませんが、
冒頭でお伝えした通り、
今回はこいつが主役です。

少しばかり驚かせてやろう。

 

 

タイムスリップさせたった。

 

(おしまい)

 

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