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革靴のカビ対策

こんにちは、ばしです。

 

梅雨ですね。

この時期、我が家の近所の田んぼは水が張られ、そこにぽつぽつと雨粒が落ちて一面に水の輪が広がる。そんな風景を目にしては自分が日本人であることを再認識する私です。

ジャパニーズ・レイニーシーズン・ツーユー。

ちなみに、ここで言う所の「ツーユー」ですが、「to you」と「梅雨」とをかけてみた次第です。ああ、説明要りませんか、すんまへん。

ともあれ、梅雨は革靴好きにはつらい季節です。雨の中を歩きますとアッパーも革底も濡れちゃいますし、そうなるとシミや傷みやカビの元です。

まあ、雨の日は雨用の靴を履きますので、これまでカビ対策などあまり意識してこなかった私ですが、今回初めてその手のグッズを購入いたしました。

 

 

ポッカレモン100 & モールドクリーナー

「モールドクリーナー」はM.モウブレイさんのカビ対策用のグッズです。色々調べてみましたが、革靴にはこれをお使いの方がとても多いようなので私も買ってみました。

左のポッカレモンは何に使用するかと言いますと、

「十円玉を綺麗にする用」、です。

十円玉の主成分である「銅」は、カビに効くらしい。と聞いて以来、シュークローゼットの棚1段ごとに1枚置いてます。なのですが、どんなのでもいいわけではなく、左のようにきれいなモノでないと効果は薄いらしい。

ゴールデンウイークに靴棚整理しましたので(過去記事)、靴箱1箱につき1枚のキレイな十円玉を入れてカビ対策を講じようとの魂胆です。

コツコツと約50枚、集めました。

10円玉でお釣りをもらえるようにと知恵を縛りながら3週間くらいかけて集めました。電子マネーの普及した現代社会においてグッジョブ俺。

準備万端です。

早速いってみましょう!

まずは十円玉から。

 

 

十円玉 ✕ ポッカレモン100

どぼどぼどぼ。

お酢でもいいらしいのですが、こっちの方が効果あるらしいです。頭まですっかり浸かるよう、瓶の半分くらいを投入しました。ポッカレモンは200円ちょっとでしたので、100円分ほど投入です。余った残りは冷蔵庫へ。

レモンの水面に映る梅雨の曇空。
あ、いや、映ってませんね汗。

とりあえずこのまましばし放置です。

 

さて、その間にもう片方の主役。

「防カビ&除去剤」

とあります。
今回はこいつの力を借ります。

対象はこいつ。

 

青タグアレン

海外から取り寄せましたが私には小さくて履けないビンテージ。売りに出して久しいのですが未だ動きなし。で、先程のGWの靴棚整理の際に発見してしまったのでした。

し、

白い。です。

粉が吹いてるみたいになってます。

いやあ、革靴沢山持ってますが、この手のカビは初めての経験です。

内側の縫い目にまでカビが増殖しています。

一緒に並べていた他の靴はなんともないのに、こいつだけが白いです。なんでなのでしょう、いつからなのでしょう。ともあれ、綺麗にしませんとこのままでは売れません。カビを完全に除去して再出品せねばなりません。

【使用法】●不要な布(クロス)またはブラシで表面に付着したカビの粒子を除去します。※除去に使用した布(クロス)またはブラシにはカビの金が付着していますので、すぐに捨ててください。ご使用の際は、必ず屋外でカビ菌を吸わぬようマスク等をしてから作業してください。

 

とのこと。
はい、承知いたしました。

コロナ禍終盤からほとんどしていなかったマスク。再登板です。

紐を外して、

シュッシュ。
特にコバ周りの奥の方はしっかりとやっておこう。

内側もシュッシュ。

拭き取りました。左足完了。

さて、右にとりかかりましょう。

ぐぉー。酷いな。

プッシュプシュ。

かかったところから白が消えていく。

羽根の付け根など奥まった個所もしっかり除去せねば。
全体的にしっかりと拭き取ったら作業完了です。

キレイになりました。

キレイに除去できたのでしょうか?
もうカビは出て来ないでしょうか?

白っぽいですが底の文字部分もしっかり振りかけて拭き取りました。このペア、外羽根キャップトゥですが、「LEEDS」というモデル名です。アレンは昔のモデル名を違うスタイルのモデル名に再利用したりするみたいですね。

紐にもプシュ。あと、写真撮ってませんが、レザーソールにも全面に吹きかけておきました。

拭き取ったクロスはマスクと一緒にビニール袋に入れて、口をしっかりと縛ったうえで処分しました。さて、作業はこれにて完全終了です。簡単ラクチンでした。この後はしっかりと陰干しします。これでもうカビは再発しないのですかね。1ヵ月ほど経過した時点で念のため様子を確認しよう。

ちなみにこのクリーナー、結構長持ちしそうです。10足分以上は十二分に持ちそうです。20足くらい行けるのかな。1本あれば安心ですが、まあ、出番がないに越したことはないね。

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さて、戻りまして十円玉たち。
45分ほど経過しましたので、変化のほどを確認です。

お、なんとなく綺麗になったような。

黒ズミが残ってるやつも、

指で擦ると、

落ちます!
まあ、代わりに指先が黒く汚れるんですけどね。
よし、こんなもんでOKでしょう。

水で綺麗に流して、ぼろ布で綺麗に拭いたら完了です。

 

【BEFORE】

【AFTER】

まずまず、よろしいのではないでしょうか。

歯ブラシなどで磨いたらもっときれいになりそうですが、すみません、私、そこまで暇ではありません。ま、こんなもんで十分ではないでしょうか。

 

 

 

ところで、皆さんご存知でしょうか?

日本の硬貨にも「レアコイン」なるものがあるそうで、中には数万円で流通している十円玉もあるらしい。探す上での特徴としては、まずは見た目に分かりやすいのが縁がギザギザの旧い十円玉。「ギザ十」と呼ばれるもので、ギザ十の特定の製造年のものには価値あるものもあるらしい。

今回のはと言いますと、

あ、ギザギザしてないですね。

ギザ十でないものでも価値あるものがあるそうな。「昭和61年後期」の十円玉がそうなんだそうです。かなりレアらしい。おお、これならまだ可能性がありますね。調べてみよう。

一番右が令和製造分。
その左が平成二十年代、次いで、十年代、ひとけた代、昭和六十年代・・・。

ですが、昭和61年製造のものは見当たりませんでした。まあ、あったとしてもより価値のある未使用品ではないし、何が「後期」なのか、前期とどう違うかもわからないんですけどね。

平成元年、平成十六年、平成二十七年。

この3種が各3枚ありました。と思ったら、1枚は二十七でなく二十だな。取り違えた?読み違えた?まあ、どっちでもいいや、折角なんで記念撮影。

 

さて、最後の工程です。

 

十円玉の行き先その①

クローゼット上の靴箱。

ダンボールワンで購入したこの靴箱にあいたこの穴、ちょうど十円玉ほどの大きさなんですよね。1箱に1枚、INです。

 

十円玉の行き先その②

本棚上部は米国靴コーナー。
ここにも、IN。

 

全部入れました!
作業、完了です!!

 

さて、最後に、

カビに効くのが十円玉で良かった。

これが「五百円玉がカビに効く」なんて話だと、集めるだけで一苦労です。それに、靴箱の丸穴よりも500円玉の方が大きいから、いちいち箱を開けて入れねばならない。で、何より、五百円玉だと2万5千円分を集めねばならないところでした。靴箱に寝かしておくにはちと額が大きいです。

十円玉なら50枚でのたったの五百円。これで大切なビン靴をカビから守れるのならお安いもんです。おお、これはきっと、我が家の靴の神様のはかりごとではないかな。と思えるほど上手くできてますね。

そんなこんなで、
今回の主役は十円玉なのでした。
ということでいいですよね。
十円玉サイコー!バンザイ!!

 

ま、そんなことで。

 

(おしまい)

 

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