こんにちは、ばしです。
今回は「PTB」です。
PTB=Plain Toe Blucher。外羽根のプレーントゥです。「Blucher」は「ブルーチャー」と発音するそうです。昔読んだ雑誌に「ブラッチャー」とあったので、以来、四半世紀ほどは誤った発音で認識しておりました。で、「Plain Toe」です。「Plane Toe」ではありません。それだと「飛行機トゥ」となる。なのですが、しばしばスペルを間違える私です。恥ずかしい。
そんなPTB。
スーツからデニムまで、どんなスタイルにもマッチする万能選手と言われてるようですが、個人的には、スーツには内羽根の方が好みです。なので、スーツスタイルが常であった頃の足元はほとんどが内羽根でした。
ですが、この10年ほどはジャケパンスタイルがメインとなったこともあり、足元が外羽根のことも多い。特に、ビン靴が趣味になって以降は米国靴に外羽根が多いこともあり、手持の靴に占める割合も「外羽根>内羽根」なような気がします。今度数えてみよう。
一昨日までの2週間はそんなPTBばかりを履いてました。「○○WEEK」は記録をとるのがお約束です。今回は「PTB WEEKS」。手持のPTB13足、すべて登板させました。記録を兼ねてご紹介。
【第1週】
SEARS by HANOVER(11/28 Mon)
百貨店向けの1足。
初めてヤフオクで落札したビン靴がこいつ。ハノーバー製です。あ、これも発音は「ハノバー」、が正しいみたいな話ですね。けどまあ、どっちでもええやん。そんなことより修理をどうするか、です。
RED WING 9109(11/29 Tue)
息子に買ったレッドウイング。
なのですが、彼の足元はマーチンの登板頻度が格段に高く、出番はかなり限定されている模様。この週は黒いPTBと決めましたので、雨でも問題ないこいつを無断拝借しました。まあ、僕が買ったんですけどね。
USNAVY Service Shoes(11/30 Wed)
6穴&羽根にミシンあり。
1960sのサービスシューズ。最近はこの時代のサービスシューズはとんと見かけなくなりました。大切に履かねばなりません。
Florsheim Imperial Cordovan(12/01 Thu)
マイファーストコードバン。
Vcleat 外付け。1970年12月製。こいつは絶対に手放さないやつです。まあ、そんなやつ、沢山いるんですけどね。その中でもこいつは別格。
CHEANEY(12/02 Fri)
旧ロゴのチーニー。
チャーチ傘下時代の旧ロゴの品で、アッパーはとてもとてもブックバインダーぽいのですが、確認の術なく。あ、ピンボケで余計に分からんな。
HENDERSON BARACCO(12/03 Sat)
ハラコのアッパー。
冬場しか登板機会なく、これまで何度も転がそうと思いつつも思い切れないやつです。もう、ずっと手元においとくことに決めました。
Dr.Martens UK7.5(12/04 Sun)
UK7.5サイズのマーチン。
その昔、マーチンにもハーフサイズの展開があった頃のペアです。週末はこいつの出番が多くなりがちです。スニーカー変わりなやつ。
以上、1週目は黒いPTBでした。
以下、2週目は茶のPTBで攻めてみました。
【第2週】
Eduard Meire(12/05 Mon)
ドイツの老舗、1596年創業のエドワードマイヤー。
こいつはレディメイドのラインで、クロケット製です。遠目に見ても独特なフォルム。クセになるやつです。履き心地もグッドです。
ALDEN 930(12/06 Tue)
旧ロゴのオールデン。
踵にはVcleat。一時売りに出してたのですが、やめました。最近足に馴染んできたこともあり、こいつはこの先もずっとステイです。そんなマイサイズなオールデン。
HANOVER L.B.SHEPPARD CORDOVAN(12/07 Wed)
コードバンのPTB。
色目が結構赤いです。左の爪先、脱皮させたときに爪先を削り過ぎました。こんなやつはもう自分で履くしかありません。まあこいつに限らず、コードバンの靴は売らずに確保しとくつもりです。十二分に値上がりしてから、転がす。
STETSON(12/08 Thu)
たまにしか履かないステットソン。
理由は、アッパーの鮮やか過ぎる色目と出し縫いの生成りが、どちらかというとかカジュアル向けなような気がして。オンオフいずれで、どのように履けばよいか悩む。あと、勿体ないように思えるから。希少という意味ではここまで紹介したペアの中でも1,2を争うのではないかと。こいつはこの先も転がさないやつです。
Florsheim30659(12/09 Sat)
自分で塗り替えた青窓フローシャイム。
1964年製とかなり古いですが、アッパーを弄繰り回して結構な頻度で履いている割には、傷みもなく非常に快適です。インペリアルではないレギュラーラインでも1960s頃の品質はそれなりに素晴らしいのかなと思う次第です。こいつも転がさない。というか、転がせない。責任持って最後まで履ききります。
COVE SHOES(12/10 Sat)
BEAMSさん別注のシャークソールなポストマン。
シルエットでジュラシックなんちゃら風。ところで、レッドウイングのポストマンも初期の頃はこのCOVE社製だったらしい。分厚くかっちりしたアッパーはなかなかへたりません。まあ、そんな履いてないからなのですが。
以上、手持の黒7足&茶6足、計13足履ききりました。
どうせならあと1足あれば2週間丸丸PTB行けたのにね、と、思っておりましたところ、出会ってしまう私です。先週火曜日、ゲットしてしまいました。
こいつ。
WジッパーPTB(12/11 Sun)
ポストマンという言葉がぴったりの変わり種。
EARLY1980sのジャパンビンテージ。セカストで拾ってきました。ジッパーが意外と目立ちます。ミリタリー風に合わせてみました。さて、こいつは一体何者なのか。インスタではネタバレしてますが、次回記事にて詳細にご紹介いたします。
そんなこんなで、ニューカマー含め黒8足に茶6足、計14足で記念撮影です。
こういった雑然とした感じが結構好きなのですが、折角なんで綺麗に並べてみました。
おお、良いですね。
PTBサークルです。
1月のお手製カレンダーの写真はこいつにしよう。
そんなこんなで、2週にわたったPTB-WEEKS。
お陰様でこれにて目出度く完了です。
ミッション☆コンプリートリー☆コンプリート。
(おしまい)