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紅い Finn Comfort(転がす専用その7)

こんにちは、ばしです。

 

3月最初の更新です。

今日3月3日は、そう、ひな祭りです。だからというわけではありませんが、今回はレディス靴です。「家内か娘が履かないかな」。そんな期待を抱いてちょこちょこと拾ってくるのですが、大体いつも履かない、で、儚い夢と終わるわけですが、その程度では弱音は吐かない。

毎度毎度、リユースショップでは人気(ひとけ)のないタイミングを見計らってレディスの雑多な靴コーナーも徘徊します。最近は女性だけでなく、中年のおっさんが徘徊していることもあったり。レディスコーナーにおっさんだなんて、やめてほしいね、ほんと、困ったもんです(おまいう)。

ともあれ、そんな地道な取り組みの甲斐もあって、よさげな奴を1足、懲りずに拾ってきました。

なんだけれど、今回は明らかに二人には大きいな。いつもならスルーなのですが、手持ちのビン靴の修理代を稼がねばならない私です。たまにはレディスを靴を右から左で転がしてみよう。レディス靴の中古って、買値も売値も、全体的に価格が安いのが多いんですよね。転がしたら、損はなくとも儲からないことの方が多い。なのですが、今回は珍しくうまくいきました。

こいつ。

 

 

Finn Comfort

綺麗です。紅いです。異人さんに連れていかれそう♪

そんなフィンコンフォート。ドイツ製のペアです。以前一度、中古を家内にと拾ってきたことがあります(過去記事)。今回も中古、なのですが、ベリーミントコンディションな1足です。

ソックシートを見る限り、履きこんだ形跡はほぼゼロ。
で、ソールも大変きれいです。

爪先。

踵。

甲。

少しだけ履き皺があります。
1、2度履いた程度、でしょうかね。
足に合わなかった、のでしょうかね。
もったいない。

サイドジップなスタイルですし、年配の方向けかと思われます。うちのお袋にどうかとも思ったのですが、やはり彼女にもずいぶんでかいです。当初の予定通り、サイズ合う方に履いてもらうべく、転がすことにしたのでした。

 

さて、旅立つ前の儀式、といいきたいところですが、手入れの必要性がほぼゼロです。コロニル1909シュプリームクリームデラックス(ムショク)だけ軽く塗りこみました。

大変綺麗です。で、キュートなフォルム。で、この手の靴にしては珍しくサイドジッパータイプ。サイドジッパーは年配向けの仕様のように思われがちですが、

必ずしもそうではないかも。

手持ちのペアで1足持ってます。TOKIO by DOMON のポストマン。ま、僕のはダブルジッパーではありますが、こいつを手に入れて以降、そんな「年配者向け」との印象は薄らいだ私です。まあ、私自身あと十年もすれば年配者の仲間入り、なんですけどね。

けどまあ、年配者だけでなく、気にせず履けば良い。
内側はこんなです。

おお、綺麗です。
ベリーベリーミントコンディションです。で、

「CE 4 1/2 」

との印字。

4.5はサイズですね。UK4.5、でしょうかね。結構大きめです。で、冒頭の「CE」って、なんぞや?CENTRAL EUROPE?

フォントからすると「CEマーキング」なるEU内の規格基準のロゴのようにも見えます。

昔使ってたiPhone4s(古っ)の裏側にも「CE」の文字が。こいつですね。ただ、CEマークは玩具、電気製品、機械などに貼付が義務付けられてるとのこと。靴でもそんなのあるんですかね。安全靴とかならいざ知らず、普通の靴にもあるのか?よくわかりません。まあ、すでに転がした靴だし、どっちでもいいや。ええ、おかげ様でいつも通り、1週間ほどで無事に旅立っていきました。転がす専用の面目躍如です。

 

さて、今回で2足目のフィン・コンフォートなわけですが、1足目はといいますと、まだ手元にあります。

家内のフィンコンフォート。黒で、何にでも合わせやすそう、とのことで拾ってきまして、何度かは家内も履いたようではあるのですが、それっきり。最近はずっと靴棚暮らしで活躍の場はないようなので、現在鋭意出品中です。

あらためて引っ張り出してきたのですが、少し乾き気味でしょうか、少し白っぽいです。少しだけ整えておきましょう。

左足にコロニル(黒)入れてみました。そういえば、前回手入れした時は色はいれなかったな。たまには薄化粧も悪くないでしょう。

まあ、そんなかわりませんが、少しはすっきりはしたかな。
君も早く旅立ってね。なぜなら、あとが閊えてるんですよね。

 

こいつも、

こいつも、

どちらもレディス靴なのです。

・・・メンズライクなスタイルですね。

どうしてもこんな奴に目がいく、手が伸びてしまう私です。家内か娘か、今回は履いてくれるだろうか。そろそろ手入れして、そろそろ白黒つけねばなりません。いやまあ、2足とも黒なんですけどね。

次の週末あたりきれいにメンテしましょう。でもって、我が家のシンデレラたちに試してみてもらいましょう。

 

 

ま、それはそれとして、

 

今回の主役はこいつです。

かなり個性的ですが、手が込んでいて、値段も安くはなさそうです。フィン・コンフォートの新品っていくらくらいするのか、調べてみたのですが、いやあ、結構高いんですね、びっくりしました。

このモデルもいい値段するみたいです。ビルケンシュトックもそうですが、この手の形が独特なペアは足に合う合わないで好みも真っ二つに分かれそうです。で、見た目も履き心地も、ハマる人には相当にハマりそうな雰囲気ですね。そんな人には、唯一無二な価値あるペアなんだと思います。

今回も例のごとく、お買い得な価格で旅立たせましたが、元値が安かった分いつも程度には儲かりました。現在、BONTAさんに修理に持ち込む予定のペアが3足あります。先月は2足売れましたが、3足分の修理代には足りないです。できればもう1足、何か売れた時点で3足まとめて、とも思うのですが、どうでしょうね。そんなうまくいくかな。

 

ま、なりゆきで。

 

(おしまい)

 

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