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うちどめ REGAL(中古のリーガルその30【後編】)

こんにちは、ばしです。

 

今回は前回からの続きです。

前編】では、布タグリーガルインペリアルPTBにグリセリン保湿したところトゥにまだら模様が発生、オイルクリーム入れるも改善せず、さてどうしましょう、というところまででした。

今回は後編。追加施術でトゥのムラを改善させた後、いつも通り仕上げました。結論としましては、割とうまく行きました。笑顔でご報告です。

 

まずは前回の振り返りから。

 

【5/19Fri 朝】

写真は、前日夜にクリストフポーニー・レザークリームを塗布してから8時間後、翌日朝の状態です。トゥのムラの改善がねらいですが、

左は少しましになったような。

右はダメですね。

まあね、ひょっとしたらと予想はしていたんですけどね。黒ならなんの問題もないのですが、この手の茶靴にグリセリン保湿を施した場合、程度はさておきこの手のムラは想定内、予想される事柄ではあります。

で、この靴、届いた時点ではアッパー側面や羽根周りなどを指で押しますと、ところどころパリパリと音が鳴りました。表革だけでなく中の芯地?も乾ききっているような印象です。本来なら「ぬるま湯にドボン」、で、丸1日か2日おけば、内外両面から水分がいきわたって色ムラもでない。

てなことになると思われるのですが、アッパーはそれでよくとも、ソールが、ね。乾燥過程でレザーソールにひび割れや捩(よじ)れなどの不具合が発生する懸念もあり、今回はやめときました。

 

そんなこんなで、
今回はグリセリン保湿からのオイリーなクリームの、先ほどの写真からさらに12時間後の同日夜。

 

【5/19Fri 夜】

うーん、あまり変化なしです。
左足は少しばかり改善したようにも見えますが、右足のムラは酷いままです。多少のことは気にしない私でも、流石にこのままでは履きづらいかな。さてさて、どうしよう。

あらためて写真を見てみますと、異素材使いのキャップトゥみたいです。オイリーなクリームを全体的に塗布したはずが、爪先以外はしっかりと浸透しています。

なぜこうなるのか?
ひょっとして、色むら部分=オイルで光っている部分は、もともとのワックスが落とし切れていないのではないか。

ステインリムーバー&LEXOLの工程ではそんな「ワックスべったり」な様子はなかったんですけどね。ただ、この色ですし、ニュートラルのワックスなどが爪先中心にしっかりと塗り込まれていた、なんてこともありえなくはない。

よし、スタート地点に戻ろう。爪先にだけしっかりと塗られていた(かもしれない)ワックスを落としましょう。さてさて、うまくいきますでしょうか。ワクワクするな。ワックスだけに。。。

 

ステインリムーバー

爪先だけしっかりとやり直しです。

どうかな。よくワカラナイ。
念には念を入れましょう。

 

RenoMat リムーバー

困ったときはこいつです。

強力リムーバーですので強くこするのはNGです。化学的に作用してくれるはずなので、軽く撫でたり、ポンポン叩いたり。

なんかすっきりしたように思えますが、どうでしょう。

さて、追加施術です。

 

 

クリストフポーニー・レザーセラム

あらためてリッチでオイリーなやつを入れてみよう。

スポイトから直接爪先に垂らして、指でくるくると塗り込む。

しっかりとかなり厚めに塗りました。

別にレザーセラムである必要もないのでしょうが、折角なんで出番作りました。さて、このままうまく浸透してくれて、色ムラが改善することを祈りましょう。

ちなみに、内側にもムラ。グリセリン水がいきわたった部分とそうでない部分で境目がくっきり出てます。履く分には何ら問題ないのですが、あまり良い眺めではありません。

百均のヒト用クリーム。主成分は水とグリセリンです。内側にこいつをたっぷり塗り込んでおきましょう。多少は見栄えも改善するでしょう。

 

このまましばし放置です。
翌土曜日は仕事でしたので、中1日経った日曜日。

どうだっ!?

 

 

【5/21Sun】

わおっ、すっかり浸透しました。

いい感じです。
ムラはかなり改善した、といってよいでしょう。
グッジョブ、俺。

ライナーもいい感じに誤魔化せました。

ちなみに、内側はこんなです。

タン裏はレザー。スポンジ入りです。
ライナーは前方は布。ベージュのファブリックです。
インソールのフットプリントもほとんどなし。

 

さて、後は仕上げるだけ。
いつもの要領でさくっと行きましょう。

 

コロニル1909(ムショク)

ここまででいろんなものぶち込みましたので、もう、これだけでいいでしょう。これ以上あれこれ誤魔化すのはもうしんどいし、要らない。指にとって入念に塗り込み、ウエスでしっかり磨く。

左右ともコロニル入れて靴紐も通す。

おお、いい感じではないでしょうか。

靴紐も洗濯しました。
色褪せてますがオリジナルままで。
で、トゥ、ぽつぽつ汚れ等があります。
綺麗に光らせて誤魔化そう。

 

M.モウブレイ トラディショナルWAX

おお、いい感じ。

トラディショナルワックスを入れて、その後にもう一度コロニルで仕上げました。最後はコロニルと決めてます。なんとなく。

いい感じ、

と言っていいかな

コバ回りも磨きました。

お尻は少しムラが残ってます。
じろじろ見ないでね。

 

さて、ビフォーアフターで確認です。

 

【BEFORE】

【AFTER】

光の加減がやや異なりますが、それを差っ引いても少し色が濃くなったような。

 

【BEFORE】

【AFTER】

表面的にではなく奥から光るような、そんな深みが出たように思えますがどうでしょう。いずれにせよ、これがこの靴本来のポテンシャルなのではと思われます。

で、写真では伝わらないのですが、
パリパリと硬かったのが全体的に少し柔らかくなりました。

大変美しいシェイプのPTBです。
買っといて良かった5500円。
手入れが必要な分だけ安かったです。

 

さて、今回の教訓は、

茶の古靴のグリセリン保湿の際は、
ワックス落としは念には念の念入りに

ということかと思います。
まあ、何はともあれ、
お蔭様で無事リカバリー出来ました。
目出度し、目出度し。

 

☆★☆★☆★☆

 

さて、

手持ちの布タグリーガルはこれで2足になりました。
記念撮影。

2235 Black-LWB & 2236 Brown-PTB。
いい眺めです。

どちらも25.5のEウイズ。

なんだけど、今回の茶の方が見た目に細身な印象です。黒のペアはそのままだと履き口に踝が当たって痛いので、自作の少し厚手の中敷きを入れました(過去記事)。今回のペアはどうでしょう。

足を入れてみました。

うん、履いても美しい。

サイズ感はといいますと、黒同様少し大きめですが、踝は履き口には当たらないし、全体的に黒より細身な印象です。中敷きは入れたほうがよさそうですが、薄手のもので事足りそうです。

布タグリーガルずの図。

社名がリーガルコーポレーションに変わったのが1990年。それ以前の日本製靴時代の品ですが、そんな中でも布タグは年代が旧めです。仮に1980年前後くらいとして、約40年ほど前のペアです。

どちらも現行品が手に入る定番モデルですが、この年代のモノとしてはとても状態の良い部類のペアなのではないかな。おお、大切に履かねばなりません。まあ、私の家には靴が沢山ありますので、登板頻度としては多くても月1回あるかどうかです。消耗していくペースは極めて緩やかなので、ま、安心してくれ給え。

 

ところで、

(再掲)

同じ時代の同じサイズのインペリアルなのに、形も細さもかなり異なりますね。木型が異なる、のでしょうかね。

今回の茶の2236は、黒のLWBよりもむしろ、先日手入れしたEast Coast Collectionのほうに形が似てます。

ほらね。羽根の角度も、トゥのシェイプの加減も、履き口のパイピングのラインもそっくりです。

おそらく3足ともチヨダ製と思われますが、茶の2足はひょっとしたら木型も共通なのかもしれないな。実際のところどうなのかは確認しようがありませんが、同じでも同じじゃなくても、まあ、どっちでも構わんのですけどね。

 

 

中敷きはとりあえず百均のでいいかな。
サイズ感確認したのち、コルクシートで自作の予定です。
早く履きたいな。近々、「リーガルWEEK」をやってみようと思います。

「○○WEEK」を記事にするのはやめたつもりでしたが、今回は記事にしよう。
でもって、リーガルさんの記事もほんとにそれで打ち止めにしよう。

ほんとです。
ほんとにほんと。
たぶん。

あまり自信なかってりして。

 

(おしまい)

 

 

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