こんにちは、ばしです。
今回は前回の続きです。
今年の自分への誕プレ。
一体全体どこの何者、なのか?
って、タイトルでネタバレしております。
そう、55歳の祝砲はこいつであります。
RENDO レンド
見えますでしょうか。
ソックシートにはそう、「RENDO」の文字。マイファースト・レンドです。前々から気にはなっていたのですが、そんなに流通量は多いわけではなさそう。そんなやつになんと、墓参りからの帰り道に立ち寄った南河内エリアのセカストで出会ってしまったのでした。
初見のシューメイカーですので、まずは概要の確認から。
RENDOは東京・浅草にあるアトリエ兼ショップを拠点に活動するシューズブランドです。
企画はアトリエ内でオリジナルの靴型を製作することから始まりました。靴のフォルムやデザイン、フイッテングの両面において重要な意味を持つ靴型。RENDOの靴は履き心地を一番に考慮し、日本人の足の特微を踏まえ、足形の採寸データをもとに何度も検証を繰り返しながら削り上げられた靴型がベースです。靴の印象を決めるつま先は主張しすぎないバランスのとれた形状を持ち、流行に左右されない上品な足元を演出します(同社ホームページより)。
靴のパタンナー出身である吉見鉄平氏が代表の「株式会社スタジオヨシミ」のオリジナルブランド、それがRENDO(レンド)。製造は浅草の熟練技を持つ工場に委託されているのだそう。既製靴もあるようですが、オーダーもしくはパターンオーダーでの流通が多いような印象です。今回の品はどうなのでしょう。
まずはディテールの確認から。
サイドビュー。
前回ご紹介したとおり、
アウトソールはリッジウェイソール。ダイナイトで有名な英国HARBORO社が手掛けるこのソールは、 当初はゴルフ用のソール&ヒールとして開発されたのだそう。ダイナイトがドレス寄り、リッジウェイは悪路もへっちゃらでタフな靴向け、なのだそう。
若干の減りは見受けられますが、
まだまだ交換の必要もなさそう。
使用には全く問題はなさそうです。
ホームページ通り、主張し過ぎない爪先。
左右ともにピカピカです。
がっつりワックス、な予感・・・。
左足のサドル部分に色むらあり。
左足サドル部分に若干のダメージあり。
まあ、このくらいは許容範囲な私です。
こいつ、消費税込みで9千円弱でした。
このせいで相場よりお安かったみたい。
その他、色むらがところどころにあります。ワックスの所為かと思うのですがどうなのでしょう。
ま、多少の色むらなんて、
屁の河童な私です。
ところで、ソックシートのロゴ以外にはサイズ表記はおろか文字の類が全くないのですが、オーダー品?パターンオーダー?よくわかりませんが、まあ何でもいいや。試着したらジャストサイズでありました。早く履きたい。メンテです。
いつも通りまずは左足から。
ステインリムーバー
ウエスはそれなりに茶色くなるのですが、
甲は落ちるのにトゥに変化はあまりなし。
強力なやつに協力をお願いしよう。
RenoMat リムーバー
強力リムーバー投入。布にとって強く擦るのはNGです。色落ちし過ぎることがあります。歯茎を傷つけない設計の最近の歯ブラシならしっかり落ちつつも落ちすぎることはない、との印象です。
モカ部分のステッチ付近に貯まったワックス。
レノマットに浸してシャカシャカしますと、
お、落ちてる、落ちてる。
おお、かなりスッキリしました。ただ、落ち方にムラがあります。歯ブラシで全体的に、ところどころウエスに浸けて優しく撫でるように汚れを落とす。
ぐうおおっ。
すっぴんが過ぎるほどに落ちました。
いやあ、ちょっぴり後悔。右足の感じ、とても好みです。けれども落としちまったものはしょうがない。前に進め。
デリケートクリームもどき
いつもの百均のヒト用クリームで保湿&栄養補給。
うーむ、なんともかんとも。
リッチモイスチャー
もちもちになるやつ投入するもあまり変化なし。
TAPIR レダーオイル
油分補給&保革。頑固な汚れも落ちます。
少し艶感、しっとり感が出てきたような。
コロニル1909(ムショク)
いつもの仕上げ用クリーム投入。
右足に比べると違いは大きいままですが、すっぴん当初よりは良い感じになった、のかな?
次いで右足も。
レノマットでサドル部分のシミ・ムラを綺麗にしてみたところ、
???
なんだか右足のサドル部分だけ色目が異なる。
最後まで同じ手順を踏んでメンテ完了です。
いい感じ、なのですが、
やはり右のサドルだけ取ってつけたみたいだな。
片目だけカラコン入れてみました、そんな感じ。
ですがまあ、あまり気にならない性質です。
それよりもトゥをも少し光らせたい。
久々ミラーグロス投入。
少しは光ったかな。
【BEFORE】
【AFTER】
少しばかり雰囲気変わったかな。
【BEFORE】
【AFTER】
まあ、どっちも素敵。ということで。
【BEFORE】
【AFTER】
いや、やはりすっぴんにしといて正解かな。
清潔感があってよろしい。
履いてみた。
サイズは良い感じ。
右のサドルの色目、
そんな気にならない?
よね?
当初より色目はかなり明るくなりました。
このままでもいいような、
プロに磨いてもらってもいいような。
まあとりあえずはこのままでいいですかね。
夏場はカジュアルに、
秋が来たら仕事でも履いてみようと思います。
とりあえず近々履き下そう。
(おしまい)
おはようございます。
RENDO、初めて見たメーカーでした。
シンプルで、何でも合いそうなローファーですね!
ヨーロッパ靴を意識されているみたいで、昨日のコメントでしたσ^_^;
こちらは、まだ梅雨入りしていませんが、革靴を楽しみたいと思います。
としさん
おはようございます。
おっしゃるとおり何にでも合わせやすそうでこれから楽しみです。
日本の新しいメイカーもたくさんあって、頑張ってるところがまだまだ
あるみたいですね。今後もいろいろ開拓していきたいと思ってます笑。
こんにちは
まずはお誕生日おめでとうございます。
そして浅草の靴、良きですね。浅草もたしか昔から靴産業がさかんな土地だと記憶しています。なにより中古のローファーでサイズ合うのって中々の奇跡ですよね。
あと、日本の小規模なメーカーさんで、こだわった良い靴を作ってらっしゃるところ、結構あると僕も思います。
こだわっている分、どうしても新品だと値が張るのと、流通量が少なく中古だと中々出会えないというもどかしさはありますが、地道に探し出していきたいと常にアンテナ張ってますビビビッ(笑)
三十郎さん
こんにちは。ありがとうございます。こんなやりとりを70歳くらいまで続けたいものです笑。浅草は昔からなのでしょうが、今は名実ともに日本の靴産業のメッカ、といえそうですね。
発注量が多い大手企業はコストメリット出せますが、やはり小規模メーカーさんではそうはいかない。その分だけ余計に品質にこだわらざるを得ない、ということかもしれないですね。
一昔ふた昔前なら「知る人ぞ知る」存在のまま光が当たらないままのところも多かったでしょうが、今は中古品の流通があることで広く知ってもらえる、試してもらえる機会も増えたことでしょう。
本来であれば新品を購入して応援すべきなのでしょうが、私は中古の方担当ということで、応援の意味を込めて発信していこう、なんて都合よく思ってます(笑)。