こんにちは、ばしです。
先週土曜日は仕事で日曜日は朝から雨。
靴メンテはお休み、そんな週末でした。だからという訳ではないのですが、今回はネクタイの話題です。ご存知の通り、昨年秋以降ユーズドのネクタイを頻繁に購入してます。もうすぐノーネクタイの季節になるというのに、最近も２本ほど拾ってきました。
まあね、安いですし。３００円以下は迷ったら持ち・・・、帰りません。ネクタイは迷ったら買わない。そうしませんと、手当たり次第に持ち帰ってしまって増える一方になります。ネクタイは迷ったら買わない。
で、いいなと思って持ち帰ってみたところ、不具合があるモノも混じってたりします。「毎日違うタイクツ」のクライマックスに登板させるべく、そんなやつを３本ほど整えました。
【その①】FRANCO BASSI
ばしの胸元にはバッシでしょう。ということで、２本目となるフランコバッシをゲット。今回のは「GOLDEN 80’s VINTAGE」とのこと。なんでもこのラインは、華やかだった1980年代を彷彿とさせる色柄を用いたシリーズなのだそう。
少しピンボケですが（汗）、幅広のレジメンタルな一本です。ただ、、、
あちゃ、破けてる？？？
いや、糸が緩んでいるだけのようです。
おお、よかった、それなら何とかなりそう。
自分で縫いなおしましょう。
大剣先から小剣先まで、一本の糸で縫っていく。といっても、それほど高度なスキルは不要です。荒くざっくり縫う、というか、針を通していくだけ。時間さえかければ誰でもできます。
元からある少し緩んだ糸はそのままに、補強の糸をかぶせて縫っていく。まずは外から針を入れて、布の内側、折られて空洞になっている空間の中を３、４センチくらいくぐらせて再度表に出す。
破線の部分は見えない空間の中で糸を走らせます。おおよそ等間隔で外に顔を出させ、下側の生地に針を通してまた空間の中へ。
半ばまで来ました。折り返しです。
残り半分も同じ要領で小剣の先近くまで。ちなみに、自分で締めるネクタイの補強です。売り物ではない。表側に糸が出さえしなければ、間隔がまばらでも、少々雑でも構わないでしょう。それでも、何もしないまま締めて傷めてしまうよりはるかにマシってもんです。
完了！
紺ブレ＆チノパンに合わせてみました。
トラッドな雰囲気で、締め心地も抜群です。
グッジョブ、俺。
お次。
【その②】オールドグッチ
結構以前にメルカリでゲットしたオールドグッチ。
比較対象物がなくてわかりづらいですが、こいつ、大剣幅が１１センチもあります。極太です。流石にこのままでは締めれない。ということで、ほどいて、芯地を切って、縫いなおして細くしました。
２センチ減で約９センチほどになりました。流行りによって変わるネクタイの幅、最近は８センチくらいが主流のようです。
やや太めですが、まあ問題ないでしょう。
プリントの柄はややレトロな印象ですが古臭くはないかな。結構気に入りました。今シーズンは１回限りの登板でしたが、来シーズンは活躍の機会が多そうです。
ところで、旧い太いネクタイの幅詰めは今回で５本目です。新規に作るわけではなく既存のモノのリメイクですので、素人でも意外と簡単です。これから夏になるとオフシーズンということでネクタイも安くゲットできます。よろしければ皆さんも暇つぶしにどうぞ。以外と愛着湧いていいもんですよ。
（「自分でネクタイを幅詰め」記事一覧）
さて、最後の１本。
【その③】ドミニクフランス
スリークラウンのドミニクフランス。ここのネクタイ、元値は結構お高いみたいですが、セカストで数百円で出くわすことも結構多いです。
ソリッドなエンジに柊（ヒイラギ）でしょうか。クリスマス向きかも。もしくは秋冬？ 長らくメルカリで出品してましたが一向に売れる気配がない。ということで、自分で締めることにしました。
で、売れずらいのには理由がある。
黒い。ダメージ？柄？
剣先も黒い。
元がエンジと黒ですので、ダメージなのか柄なのか判別はつかないのですが、まあ、何もない方が良いのでしょうね。ということで、
近所のDAISOのコスメコーナーへ。おお、こんなにカラーバリエーションがあるんですね。こいつが何かといいますと、
そう、お分かりの通り、マニュキュアです。こいつで色付け補修することにしました。固まればほつれがそれ以上広がることもなくなり一石二鳥ではないか。おお、相変わらず冴えてるな、俺。
早速。
ぺちょり。
剣先にも。
どうでしょう？１５分ほど乾燥させました。
１５分後。
あ、あれれ。変化なしです。いや、厳密には表面が固まってます。これ以上はほつれが広がることはないでしょう。グッジョ・・・。
まあ、締めればそうと分かりません。
そもそも、
誰も他人のネクタイの先にほつれがあるかどうかなんて注意して見てないし。仮に見られても構わない。他人様に迷惑かけたり嫌な思いをさせたりしなければよいのではないか。
まあ、このエンジのネクタイに関しては、ダメージ云々の前に、どちらといいますと青空より夜のネオンの方が似合いそうな気もしなくもないですが、まあ、思うまま気の向くままでいいんではないかな。
そもそもネクタイなんて、どんなのがオシャレかだなんてありません。あるのは好き嫌い。ほぼ100％、各人の好みの世界です。職場のドレスコードを順守した上で、あとはそれぞれの好きなように楽しむのがよい。
自由に行こう、自由に。
（おしまい）
