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このところ英国モノがお気に入り(2)

こんにちは、ばしです。

 

「英国製(えい・こく・せい)」

という音の響きに若い頃から胸がときめく私。だからといって今もそればかり意識しているわけではないのですが、リユースショップなんかを巡っておりますと結構出くわします。まあ、出くわすだけなら私だけではなく多くの方が同じかと思うのですが、いいなと思う奴が安くなっているのに遭遇するスキルは私の方が一枚上手ではないかな。

まあね、それを言うのであれば英国モノだけでなくビン靴全般がそう。要は、私の場合、リユースショップに足を運ぶ頻度が他の人より極端に多いので、出会う確率は同じであったとしても絶対数も多いという。

いや、実際には、足しげく通いませんと掘り出し物は出会う前に誰かが持ち帰っちゃいます。なもんで、出会う確率は実は皆と同じではない。足を運ぶ頻度が多ければ多いほど確率も上がる。というのが私の常々からの持論です。

さて、そんなどうでもいい話はさておき、最近英国モノがマイブームです。12月もちょろちょろゲットしましたが(過去記事「このところ英国モノがお気に入り(1)」、先月1月もなかなかに出会いがありましてちょろちょろと拾ってきましたのでご紹介。

 

 

 

ウールのスクールマフラー

「ROYAL REGIEMENT」とのタグがついたマフラー。これってメイカーorブランド名、なのでしょうか?よくわかりません。よくわかりませんが、百円の80%オフ、税込22円でした笑。セカストってたまにこんな値札の商品がありますよね。値段がどうとか品物がどうとか関わりなく、なんか見ているだけで楽しいです、笑えます。

この値札を見てスルーして帰れるはずもなく、今シーズン2本目をがっちりとゲットいたしました。ここ数年、ウールのスクールマフラー蒐集中の私です。で、ここ数年でなんやかんやで結構集まりました。

9本になりました。

ちなみに、マフラーって中古だと結構安いのも多いんですよね。今シーズンは他にも結構な数を買ったな。「スクールマフラーの次のターゲット」をロックオン中です。ええ、スクールマフラーはもうそろそろお腹一杯です。次は何かって?

まあそのあたりの話はまたそのうちに。

 

 

ネクタイ

3か月ほどセカストでネクタイ漁っておりましたが(過去記事)、1月に拾ってきた7本中4本が英国モノでした。

顔ぶれご紹介。

Holliday & Brown ていうらしい。へえ、そんなメイカーあるんですね。1926年創業のロンドンのネクタイメイカーなのだそう。有名なんですかね?私にとっては、こんな風に知らないメイカー・ブランドを知り触れることができるのも古着屋巡りの楽しみです。

BRITISH WOOL とありますが、日本製のようです。で、写真割愛しますが小剣のタグによりますと「この商品は英国の格調高きパターンを日本でアレンヂして、製織されたものです。」とのこと。よくある「生地が英国製で製法が日本」でもなく、生地も日本製。なんだけど、ユニオンジャックにBRITISH WOOL。アレン「ヂ」し過ぎで笑えますが、そういうの好きです。

Aquascutum のペイズリータイ。ペイズリータイは好きです。クラシックな柄は時代を超える。格調高い1本で「LONDON」とありますが、これも日本製です。たぶん生地も日本製でしょうね、そんなライセンス製造の品ですが、まあ、いいのではないでしょうか。

Glen Prince なるプリントタイ。イタリアかフランス製かと思ったら英国モノなのだそう。1990年創業のマフラーやスカーフなどを手掛けるスコットランドに拠点を置くブランドなのだそうです。ブランドやこの柄が大変気にいったというわけではないのですが、

たまたまその数日前にここのマフラーをゲットしてたのでした。で、嬉しくて早速に巻いて出かけましたところ、

いやあ、こういうのを「類は友を呼ぶ」というのでしょうね。仕事帰りに近所のセカストで出会ってしまった。そんな風に出会ってしまったらもう持ち帰らないわけにはゆかない。ということで我が家にお迎えしたとの経緯です。

純血の「英国モノ」は厳密には2本だけ。

なのですが、まあ、よろしいのではないでしょうか。誰も他人のネクタイがどこ製かなんてそんな気にしてません。

現在「毎日違うタイクツ」中ですが、この3か月で買ったやつらを買った順に締めてる最中です。1月にゲットしたこいつらは3月上旬頃に登板の予定です。

しばし出番を待て。

 

 

L.L.BEAN コマンドセーター

ビンテージの英国ウールセーターです。

このタグはおおよそ1980s頃のようです。今回のこいつはメリカリでゲットしました。千円のランチ3食分ほどのお値段でした。で、わざわざ「今回の」というからにはその前があるわけです。

今回で3枚目の英国製コマンドセーター。

1枚目のネイビーが1980s、2枚目のブラウンが1970s、とのことらしい。1枚目も2枚目もL.L.BEANです(参考記事「ウールのセーターちくちく)」。ちなみに、3枚ともサイズは「L」なのですが、

サイズがそれぞれ異なる。ネイビーは着丈長めで細身。比べて、ブラウンはやや幅広でやや短め。で、今回のオフホワイトの1枚だけ着丈がかなり短めです。着てしまえばまあ気になるほどではないのですが、なんでなのでしょうね。そういう仕様なのか、他の2枚が使用に伴いビヨーンと伸びたのか、よくワカラナイ。ともあれ、これで3色となりました。

あと2色くらい欲しいな。

現在黒を物色中です。ほかに、メルカリでエンジ色の素敵なのも見かけたのですが、それは最近の中国製のやつなんですよね。別に最近のやつでも構わないのだけれど、ここまで来たら全部英国製にしたいな。というか、最近のモノは単なる「ユーズド」です。やはりここは「ビンテージ」にこだわるべきなのであろう。そうでないとただのケチなオッサンになってしまいかねない。

このあたりの匙加減、大変重要です。

手を抜いていい部分とそうでない部分、妥協してはいけない部分をしっかり見極めねばいかんな、そう思う今日この頃です。まあ、着てしまえば誰もそうとは気づかないんですけれど、それがこだわりってもんでしょう。そう、物事には必ず理由があるのです。そして、いい歳したオヤジはきちんと説明責任を果たさねばならないのです。

まあ、言うてる間にもうすぐ春です。4枚目は来シーズンでいいや。いいや、というより実は、私の箪笥には分厚いセーターを入れるスペースがもうないのです。

そう、物事には必ず理由があるのです。

 

 

ウールのジャケット

ビンテージのウールのジャケット。

タグになんか書いてますが読めません。

ちぎれてるし笑。メイカー名や年代など委細不明ですが、

英国ウールを使用したジャケットであるらしい。で、

「通産省承認の純毛製品」です!

通産省が経済産業省に名称が変わったのが2001年だそうで、それ以前の品、といえそうですが、まあ恐らく昭和~平成初期頃までの旧いやつと思われます。こいつ、お買い上げ価格は五百円の50%オフで税込み275円とタダみたいな値段でした。で、実はこいつ、前のシーズンに見かけてスルーした記憶があります。

何故スルーしたかといいますと、

分かりますかね。ジャケットのアームホール。

かなり太い。で、短い。

丈感はちょうど、袖は短くて太い、で、昭和なボックスシルエット。ボタンダウンのシャツや薄手のニットなんかの上に羽織りますと、太めの袖が気持ちブカブカして、サイズが合ってないような気がしなくもない。いや、間違いなくそんな感じ。そんなのは、さすがに、ねえ。

前のシーズンに見かけたときも袖を通しては見たのですが、やはりサイズとシルエットがNGでした。うーん、惜しい。ブルーグレーな千鳥格子柄が大変私好みなのに、勿体ない。ですが、安物だろうが高級品だろうが、サイズが合わない靴や服はダサいです、イタイです。

なんだけれども、

いかにも古着ってな感じではあるのですが、サイズに関してはコマンドセーターの上からだとちょうどよい塩梅なんですよね。太く短めな袖が分厚いニットにはちょうど良い。前のボタンを留めても窮屈ではないし、

開けても私の体のラインにちょうどよい塩梅に思える。

厚手のニットなんてここ何年も着たことなくて、そんなことで昨年はスルーせざるを得なかったものが、コマンドセーターのお陰で今年は良い感じに生まれ変わる、という。そういえば、私も子供の頃は結構重ね着してました。長袖の肌着に長袖のネルシャツ、その上にウールのセーター。

その昔は「ヒートテック」みたいな画期的なのはなくて、寒さ対策には重ね着するしかなかったんですよね。で、それは日本もイギリスもきっと同じでしょう。アームホールが太めなのは中にセーターなど厚手のものを着ることを見越して、なんてことはあるのでしょうか?あるいは単にイギリスの人は皆腕が太い、とか? 

あ、生地が英国なだけで日本製でしたね。ですが、まあ島国同士、日本もイギリスもそんな変わらんでしょう。で、そんな風にあれこれ下らん考えで時間をつぶせた上にブログのネタにもなるなんて、もうそれだけで元を取った気分です。グッジョブ、俺! いや、ジャケットね。

 

 

Barbour  BEAUFORT

バブアーといえばビデイル。と思ったら、

こいつは「ビューフォート」というモデルらしい。ああ、そんなのもあるのね、ワックスドコットンのジャケットは全部ビデイルなのかと思ってました。不勉強ですみません。ですが、まあどっちでもいいです。「黒のバウアー」が欲しいと思っていたところこいつに遭遇。で、なんと50%オフで1万円ちょっと。相場よりかなり安いみたいです。

まあ、穴があいてたりと状態そんな良くないんで売れなかったからなのでしょうが、数シーズン着て売りにだしたとしても1万円くらいでなら売れそうです。もしくは、息子が欲しいというかもしれない、ということお持ち帰り。ちなみに、「ビデイル」は乗馬用、「ビューフォート」狩猟用で、ディテールが微妙に異なるらしい。特に、丈の長さはビューフォートの方が長いらしいのですが、こいつはコマンドセーターの上にきてジャストサイズで長さもそれほど長くは感じません。

そもそも、

丈の長めのジャケットは今シーズン1枚ゲット済です。

スーツやジャケパンの上にはこいつ。Keeper Wearなるジャケット。左襟についてる「もののけ姫に出てくるダイダラボッチみたいなタグ」がチャームポイントです。

今回のビューフォートは休日にニットの上にジャストサイズで着る用にゲットしました。まあ、ジャケットの上でも構わんのですが、穴開いてるやつを仕事で着るのは気が引けて、平日はまだ2度ほどしか登板させてません(着トルンカイ!)。

平日にバブアーな気分な時はこいつ。

スウェイルデイルなるキルティングジャケット。こいつ、こう見えて結構暖かいんですよね。ここ5年ほど冬場のメインはこいつでした。大変お世話になってます。そういえば、以前Babourで一句詠んだな。

赤ちゃんが  僕も着たいと バーブーアー

そんなことで、コートも増えました。他にもあれやこれや沢山あります。ラヴェンハムも2枚あるし、英国ライクなこの手のジャケットはもう十分でしょう。

 

記念撮影。

おお、なんか色男が3人居るみたい。
最後にここらで新顔の英国靴でも登場させたいところですが、すみません、買ってません。なもんで、

今回はジャケットで締めです。

ところで、この手のジャケットの襟はコーデュロイと決まってるんですかね。冬場に着るから見た目にも暖かく、ということなのでしょうか。まあ、冬場といっても2月ももう半ばだし、三寒四温、これから春先みたいな陽気の日も増えてきますから、こいつらの出番もあと僅かですね。

ああ、折角3着になったのにね。
今シーズンはあと何度袖を通せるのだろう。
ああ、冬よ行かないで。
春が来たら私はどうすれば良いのか。

 

・・・いやいや、心配はご無用。

 

抜かりはない。

相変わらず襟はコーデュロイですが、

ワックスなしのブルーのバブアー。
薄手のビデイル、ゲット済です。
この春はこいつで。

 

ああ、春よ早く来い。

 

(おしまい)

 

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