こんにちは、ばしです。
最近はビン靴だけでなく、「グッズ」の収集にも割と積極的です。
ビン靴を目当てに海外サイトをサーフィンしてますと、たまにその手のグッズに出くわします。ビン靴については日本ではたいがいのものが流通してますので、「え、こんなのがあるの?」なんてことはあまりありませんが、グッズはそうではない。
新鮮で楽しいです。その上、価格も手軽です。小物であるがゆえに、そもそもの本体価格も送料も安いものが少なくない。ポストカードなんかですと、千円前後で届くまで2週間前後。ワクワクする時間も長く、コストパフォーマンスの高い娯楽です。
これまで、フローシャイムのポストカードやトランプなどを買い求めました。
今回ご紹介するのは、こいつ。
はがきサイズより少し大きめの小冊子です。
ebayで「Florsheim」のキーワード検索に引っ掛かりました。
この小冊子、Florsheimを傘下に置いていた時代の「International Shoe Company」の教育部門が作成したものらしい(P.1参照)。
見た限り出版年月等の記載はありませんが、フローシャイムの傘下入りが1952年とのことなので、それ以降に出版されたものということかと思います。
で、社内の教育部門がこんな冊子作るくらいですから、米国経済&米国靴業界の黄金期である1960年代のものではないかと推察する次第です。おそらく非売品かと思われますが、ナンバーワン・カンパニーだからこその取り組み、なんでしょうね。素晴らしい。
内容は「アメリカ靴の歴史の変遷」かと思ったらそうではなく、古くは紀元前1450年のエジプトにまで遡る「ワールドワイドな靴の歴史」に関する内容でした。
私にはなんのことやらなのですが、興味ある方や、ひょっとしたら史料として必要とされる方もおられるかも、かも、かもしれないので、表紙含め全40ページ、見開きで20枚分をアップします。
スマホでは小さくて読めないと思いますので、必要な方はPCでご覧ください。各画像をクリックしますとそれなりに読める大きさになっているかと思います。
文字起こしが必要な方はGoogleドライブのドキュメントで変換ください。何ページかやってみましたが、きちんと文字起こしできました。
「内容には興味はないけれど何か退屈しのぎがしたい」、という方には、このブックレットのどこかに「FLORSHEIM」のワードが潜んでますので、探してみてはいかがでしょうか笑。
見開きでスキャンしてます。
(表4-表1)
表紙のみカラー、中面はスミと特緑の2色刷り。用紙は恐らく上質紙です。
以下、本文です。
(表2-P.1)
(P.2-3)
(P.4-5)
(P.6-7)
(P.8-9)
(P.10-11)
(P.12-13)
(P.14-15)
(P.16-17)
(P.18-19)
(P.20-21)
(P.22-23)
(P.24-25)
(P.26-27)
(P.28-29)
(P.30-31)
(P.32-33)
(P.34-35)
(P.36-表3)
以上です。
何かビン靴フリークに有意義・有用な内容ありましたでしょうか?
あったなら私にもこっそり教えてください笑。
(おしまい)
ばしさん
お疲れ様です。おお、Intercoがこういう本作ってたのですね! 綺麗な表紙なので、シューズショップさん向けか、お客さん向けかわかりませんが、サービス品として作っていたのでしょう。お宝だと思います。
この年になりますと、英語力がかなり危ないのですが(^_^)、アメリカの会社ですでに60年代ですとすでに世界一の国ですので、ワールドワイドにかかれているなあと思います。靴の機械化は19世紀中頃でアメリカ起源ですので、やっぱり強調して書きますよね。
たぶん、底付けの機械化が靴作りで最大の発明だと思います。
(でも、VASSの『ハンドメイドシューズフォーメン』だと、足に靴を固定するシステムとかに特化して書かれていて、やっぱり近代の靴はイギリス発祥という内容。このあたり、英か米かどちらが靴作りの歴史で偉大か……という争いなのですかね)
すみません、新発見がわかれば良かったのですが、わかりませんでした(^_^)。でも、イラストに年代が入っているのが貴重な資料だと思います。
2017年ですが、僕も同じようなアメリカ本を紹介しています。よければご覧になってください。
http://shinnosukejedi.blog.fc2.com/blog-entry-57.html
フローシャイムは最後のほうですね(^_^)。稼ぎ頭の会社ですものね。
ではでは失礼します。
しんのすけさん
確かに、イラスト豊富で、それなりに手間も費用もかかってそうですよね。
やはりナンバーワン企業のやることは流石ですね。
靴に限らず、ナンバーワンにはこうであって欲しい、ですよね。
で、アメリカで一番なら、やはりイギリスには負けられないんでしょうね。
いろいろ、面白いです。