サイドレースのアレンエドモンズ(前編)

こんにちは、ばしです。

 

今年は年始より古靴漁りは休止中。

古靴がダメなら新品を。というわけではないのですが、2月に初めてのパターンオーダーをショーンハイトで。到着は4月後半とのことなので、おお、今年の第一四半期は「買い」がゼロだな、いい調子。グッジョブ、俺。

なんて思っていた2月後半のある日のこと。確認したいことがあってebayを覗いてみたところ、ポップアップされたペアに大変興味を惹かれ、そのまま禁を破ってぽちってしまいました。到着まで3週間後。先週土曜日に無事手元にやってまいりました。2026年のニューカマー1足目。

 

お披露目です。

つるんとプレーンな爪先と甲。
外側に紐が。
そうこいつ、サイドレースなペアであります。

見た目にはダメージはないけれどさほど綺麗でもない。何よりその靴紐。何が何でも長過ぎではないか。蝶々結びというよりもトンボ結びになってるぞ。

アウトソールはラバー。
ビブラムのガムライトです。

履き口にはクッションが仕込まれてます。革靴ですが歩きやすさ重視のラインのようです。で、ライニングに小窓が。

そう、こいつ、アレンのペアなのであります。
初めて見るサイドレースのアレン。
おお、こんなアレンがあったのね
なんというモデル名かといいますと、

なんと。ソックシートが紛失しております。それも両足ともに、であります。なんで、どうして、そうなるのかな。

ライニングの印字ははっきりくっきり。

サイズは表記は【8.5E】。私には大きめサイズです。まあ、中敷き足して履くつもりですのでそれはまあよい。で、恐らく「2362」がモデルナンバーです。その右の「7967」の下一桁目の「7」が製造年の下一桁を表す。こいつは1997年か2007年か2017年製あたり、ではなかろうか。

調べてみたところ、アレンのペアにこのガムライトのアウトソールが搭載されるのは2000年頃以降なのだそうです。また、

再掲。この黒窓は【1990s~2000s】のモノだそうですので、今回のこのペアは「2007年製」ということのようです。ということは、

元あったソックシートのロゴは写真のような「縦文字」であったろうと思われます。いやはや、ソックシートがないのは構わないから、せめてモデル名だけでも分かれば嬉しいのにな。とのことで、「allen edmonds」「side-race」で検索するもまったくヒットしなくて手掛かりなしです。

そうだ。あれを見てみよう。

アレンエドモンズは過去のカタログがWEB上にアップされていて確認が可能です(https://issuu.com/allenedmonds)。どれどれ、今回のペアはなんてモデル名なのだろう。確認すべく2000年以降のカタログを見てみるもどこにも「2362」のサイドゴアが出てこない。いやはや、なんででしょう。見逃したかな。昔から探しモノは下手なんですよね。

なんだけれども、古靴漁りで貴重なペアは見逃しません。

禁欲生活中ではありましたが、こいつは見逃したら二度と出会えなさそうなアレンのペアということであります。早く履き下ろしたい。ということでメンテです。届いた土曜日の午後から早速に着手いたしました。

いつも通りまずは左足から。

 

 

LEXOL

歯ブラシでコバ回りをがしがしと。
で、気になることが。

シューツリーがガサガサです。

全然テンションがかかりません。このペア、表記は「8.5」なのにセラーの説明では「9.5」との記載があったんですよね。9.5並みのサイズ感、ということなのでしょうか。試しに足を入れてみた。

!?

で、でかいです。
指が二本、余裕で入ります。
なるほど確かに9.5相当かも。
うーむ、これは困ったな。
流石に中敷きでサイズ調整するには無理がある。

よし、あとで「アレ」をやろう。

 

RenoMat リムーバー

強力リムーバー投入。

いやもうね、ワックスべったりです。

かなりすっぴんになったはず。

 

TAPIR レダーオイル

いつものデリケートクリームは割愛してオイル投入。

油分補給というよりは、除去しきれていない余分な汚れの除去が目的です。

で、弄っていて気づいた。

こいつ、コバに縫い目が2本あります。いつもの出し縫い糸と、もう1本はストームウエルトの上に粗めのステッチが見えます。こいつ、ノルウィージャン製法みたいです。北欧のチロリアンシューズにはこの手のサイドレースが散見されますが、それに倣った仕様なのかもしれないな。

右足も同じ手順ですっぴんです。
しかしまあ、あれですね。見た目にかなりでかいですね。Eウイズだから、というにはでか過ぎるように思える。デカ足の持ち主に履かれて伸びたのかも。確認のため中を覗いてみますと、

親指付け根辺り、ライニングが擦り切れてます。うーむ、ここがこんな状態になるなんて、やはり相当にウイズの大きい人が履いていたのかもね。ということはつまり、元はこれほどではなかったということです。

よし、元に戻しましょう。

こんなときは丸洗いに限る。別に洗おうというのではない。アッパーにしっかりと水分を吸わせて乾燥させると若干ではありますが縮みます。縮ませて、ウイズを小さくしよう、との魂胆です。

20分ほどしっかりとお湯につけて、洗濯機で脱水した上で乾燥させる。乾燥を早めるために熱を若干加えます。そんなときはオイルヒーターで。

以前も何度か縮ませました。写真はモレスキーの履き口を縮めた際のものです。革は熱を加えると縮むんですよね。

今回もうまく行きますように。
今回はアッパーに濃効率よく熱が回るよう一工夫してみた。

先程風呂場で使った透明のケースをかぶせてみた。

おお、いいね。これだと熱が逃げずに靴の周りに留まる。温度もいい感じに上がって効率よく乾燥&収縮してくれるのではないかな。

さて、小休憩です。

 

 



 

お出掛けです。
行先は近所の体育館。

近所のちびっこ(小学生)のバスケの大会の応援です。
他所の子なんだけど、応援には力が入る。
頑張れ~!

 

 



 

 

2時間ほどして帰ってきました。
さっそくアレンの様子を確認です。
被せたケースの内側に手を入れてみた。

お~。

いい感じにホットです。こりゃ思いのほかうまく行きそうだな。まだ2時間ほどしか経ってないけど、靴の様子を確認してみたところ表面かかなりガサガサに乾燥してます。こりゃいかん。

DAISOにヒト用クリーム「デリケートクリームもどき」で保湿です。全体に万遍なく塗り込んでおりましたところ、

ん?

ガーン。ショーック。

熱でラバーのソールが剥がれてきた💦 おお、これは予想外の展開です。急激に熱を加え温度が上がったことで、乾燥して接着していた糊が溶けてしまった模様です。

デロンギ上での乾燥はまだ2時間ちょっとですので縮み具合はまださほどでもないはず。まだまだしっかり乾燥させる必要があるわけですが、このラバーソールの剥がれにも急遽の対処が必要となってしまった。

 

ここは落ち着いて対処せねばなるまい。

 

(次回に続く)

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