こんにちは、ばしです。
だいぶ涼しくなってきましたね。
夕方はそれほどでもないのですが、朝の通勤時がかなり涼しい。コロナ禍以降長らくクルマ通勤でしたが、9月中頃から電車通勤に戻しました。自宅から最寄り駅まで自転車を走らせるのですが、10月に入ったあたりから頬を撫でる風がかなりひんやりと感じられるようになりました。
なので、先週からジャケット着用です。昼間はほとんど脱いでます。まだ要らない。夕方は着て帰るわけですが、暑くもなく寒くもなく。まあそれも日ごとに涼しさを増すでしょうから、再来週、三連休明けのその次の週からそろそろネクタイも締めようかと思案中です。
今シーズンはスーツはお休み。
ジャケパンで、そして、従来以上にカジュアルに攻めるつもりでもおりますので、今まで出番のなかった靴やネクタイが陽の目を見るかもしれない。ええ、カジュアルといっても革靴にネクタイは必須のジャケパンスタイルとします。ということで、準備です。昨日午後、クローゼットの中から全部引っ張り出してきました。手持ちのネクタイの確認です。
そう、今回はネクタイです。
手持ちのネクタイを全てご紹介。ブランドは様々です。ネクタイに関しましてはブランドにこだわりは全くありません。高級なのは素敵だし、そうでないものでも全く問題ない。それよりも重要なのはデザインと色目。やはり、全体のコーディネート、特に、革靴との相性が気になります笑。
他人のネクタイなんて興味ないかもしれませんが、今シーズン中に全部一度は締めるつもりでおりますので、自身のメモ代わりとさせていただきます。手持ちのネクタイは全てオールドグッチに集約するつもりでおりますが、まあ、これまで買ったものも沢山ありますし、最近もグッチのネクタイ以外もちょろちょろ買っちゃってます。集約はもう少し先に延ばします。
とはいえ、オールドグッチも月1本ペースで買い進めてますので、そちらから。
オールドグッチ
旧いタグが何種類かあるオールドグッチタイ。
タグの色目はタイ本体に合うようにいろんなカラーバリエーションがあるようです。年代判別方法はよくわかりませんが、「タグのデザインによって年代が・・・」なんて言葉にめっぽう弱い私です。
ただ、中には今の時代には幅が広すぎるものもあったり。そのまんまでは時代錯誤なほどに広かったりするので、そんなやつは自分で幅詰めします(参考記事「自分でネクタイを幅詰め」)。まあ、それも楽しみとして捉えますとなかなか楽しいです。
ここ数年で集め始めたオールドグッチタイ。クールビス前の春先は15本だったのですが、その後順調に買い進めました。写真の上半分の6本がこの4ヶ月ほどで購入したオールドグッチ。全部で21本となりました。「オールドグッチMONTH」ができるところまで増えて来ましたが、爽やかな色目のモノも少なくないし、季節感を考慮して実施は来年の春先がよさそうですね。
それまではグッチ以外のやつで。
なんかいろいろごちゃごちゃしてます。
デザインごとに整理してみました。
①無地(その1)
茶系が5本。
余談ですが、真ん中の茶色の一本はこんなやつです。
「BlueMountain 日本製」
これ、「ダイエー」のPBな一本です。私が小学生の頃なので今から四十数年前に父が買い求めたモノなのですが、スーパーのPB品とはいえ当時の日本製、なかなかしっかりしていて、色褪せも虫食いもなくバリバリ現役です。
②無地(その2)
茶系以外が5本。
ちなみに、紫の真中のはツートンなのですが、上着のボタン締めたら無地っぽいんでこのカテゴリーに入れました。ただ、まだ一度も締めたことなかったりして。
③ストライプ
もう少しあったように思ってましたが5本だけ。それも、5本とも全部右肩上がりです。BBのレップタイ(左上がり)が1本あったと思ったのですが、どうやら売っ払ってしまっていたようです。あらためて1本くらい必要かも。
④小紋タイ
6本。昔は水玉のネクタイも普通に締めてましたが、最近はめっきり見かけなくなりましたね。小紋柄と似たような感じなのに、何故なのでしょう?よくワカラナイ。
⑤クレストタイ
6本。本来クレストタイとは、英国の伝統的な盾(クレスト)形の紋章をあしらった柄ですが、盾でないものの似たような雰囲気のもひとまとめにしました。
ところで、
この2本はもう締めないかと思い昨シーズンから売りに出してたのですが売れぬまま1年を超えました。この手の柄って人気ないんですかね?悪くないと思うんですけどね。てなことで、また自分で締めることにしました。
⑥ロイヤルクレストタイ
6本。ちなみに、ストライプ ✕ 盾 = ロイヤルクレスト。本来は英国的な図柄なんでしょうが、紺ブレとかに合わせたくなりますね。ロイヤルクレストタイWEEK、とかしてみようかな。
⑦チェック(その1)
比較的柄の大きめなのが6本。一番左と右から二番目はクールビズの期間中にゲットしましたので、間もなく出番です。
ちなみに、
パッチワークのこいつ。
自分で作りました(参考記事「自分でネクタイを作る」)。生地もまだ沢山余ってるし、もろもろ道具も作りましたがその後2本目の着手はまだなし。結構手間なんですよね。じじいになったら再開しよう。
⑧チェック(その2)
比較的細かめの柄が5本。左の3本はツープライスで展開している廉価なショップのやつですが、締め心地なども全然悪くなくて結構なお気に入りです。右の2本はユーズドですが、まだ一度も締めたことないような気が。いよいよ出番だな。
⑨その他(その1)
これまでのカテゴリーに当てはめづらいやつ5本。余談ですが、右端の2本。
ストライプ&よくワカラナイ柄のこいつ。タグが面白くて拾ってきました。中国土産か何かでしょうか?柄的に春夏もののこいつ、来年の春頃には締めてみよう。
もう1本。
たまにこんなの見かけます。ユーズドで買ったこいつは「手づくり」らしい。手づくりのネクタイが欲しかったわけではないのですが、なんとなくクリスマスの頃に似合いそうとのことでゲットしました。去年は締め忘れてしまい、まだ出番は一度もなし。今年こそはこいつでジングルベルだな。
さて、最後。
⑨その他(その2)
コレクション&たまにしか締めないやつ。
左の赤と緑の2本はチャールズ皇太子(当時)の60歳を記念してリリースされた「Dunhill The Royal Collection」(過去記事こちら)です。私も60歳になったら一度締めてみようかなと。
で、一番右のこいつ。
これもツープライスのショップのやつですが、娘が高校生のときに初めてもらったアルバイトの給料でプレゼントしてくれた特別なやつです。特別な時しかしない特別なやつなんで、扱いも別です。一番大切な一本です。
残りの3本は冠婚葬祭用なのですが、
黒のこいつは親父から引き継いだ西陣です。「ふつうは嫌」「ほかの人と同じは嫌」だった父の葬儀用のネクタイ。たしかに、葬儀でこんな柄の入ったネクタイしてる人ってあまりみたことありません。親父が死んだときに初めて締めました。似たようなの探しても売ってないんで、結構なお気に入りです笑。
最後にもう1本。
二十年ほど前に買ったドルチェ&ガッパーナ。白は普通過ぎて嫌だ。とのことで買ったゴールドの一本。結婚式や二次会用(自分のではなく)なのですが、大剣の裏に少しばかりセクシーな女の人が。彼女はバナナがお好みのようです。うーん、洒落が効いていて大変よろしい。大変お気に入りですが、最近はとんと出番がありません。
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そんなこんなで、
冠婚葬祭向けや滅多に締めない特別なものと、鋭意出品中なものを除いて合計60本ありました。合計60本。月に20本締めるとして約3か月。3か月に1度の登板頻度ですので、ネクタイにとってはなかなかの晴れ舞台となります。しっかりと映えるように締めてやらねば。
新品で買ったもの、ユーズド、様々混じってますが、まあ、五十過ぎのオッサンのネクタイの数としては普通か、少し多い程度でしょうか。振り返ってみますと、20代の頃、1990s頃は今のように安い新品のネクタイや中古のネクタイなんてほとんど売ってなくて、欲しいけれどもなかなか沢山は買えない、それがネクタイでした。当時は、給料日が来たら1本ないし2本買う、というのが楽しみでした。
ただ、当時のネクタイは残ってないです。60本のネクタイのほとんどはこの十年ほどの間で買ったものばかり。それ以前に持ってたやつは、折々で人にあげたり、捨てたり、息子にあげたり、最近だと売っ払ったり、そんなことでほとんど残ってない。若い頃の方が高級なネクタイしてたな笑。
最近はどうなんでしょうね。
最近の若い人はネクタイをどの程度買うのでしょうか?若い人だけでなく、最近のビジネスマンは年に何本くらいネクタイを買うのでしょう。なんでも、今のネクタイ業界は「カジュアル化」「クールビズ」「在宅勤務」で、「三重苦」と言われているらしい。
確かに、昔は夏場もずっとネクタイ締めてたな。まあ、夏といっても今ほど暑くはなかった。温暖化の所為でネクタイを楽しむ期間が短くなってしまった。クールビズに在宅勤務はもうどうしようもないですね。
しかし、「カジュアル化」というやつの影響は少し大きすぎるようにも思うのですがどうなんでしょう。世界的なカジュアル化の流れにあるとも聞きますし、デニムや短パンもOKなIT企業などもあるようですが、とはいえ大半の企業はそこまでOKではない。
そもそも「オフィスでのカジュアル」という言葉が言われ始めたのは「カジュアルフライデー」かな。1990年代だったと思いますが、カジュアル化が進み金曜日以外もカジュアル化の波に呑まれた結果、最近はとんと聞かなくなったワードです。
で、思いますに、
そもそも「オフィスでのカジュアル」とは、本来は「ノーネクタイであること」ではないですよね。昨今の風潮として、オフィスでのカジュアル化の第一歩が「ネクタイを外すこと」になっているみたいです。
おかげでテレビのアナウンサーまでがスーツスタイルにネクタイ外しただけ、なんて服装で番組に出てたりします。あれってどうなの? カジュアルというよりもクールビズなのかもしれないけれど、とはいえ、あまり格好よくはないと思うのですが、そう思わないくらい「とりあえずノーネクタイ」との風潮が良くも悪くも広まっている。
まあ、かくいう私も先週はジャケット着てノーネクタイなわけですが、流石にスーツでそれはしない。それはカジュアルではなく「スーツにノーネクタイ」です。やはりスーツを着るならネクタイをしたい。ノーネクタイならせめてジャケパンがいい。かつ、できればシャツはボタンダウンで。ノーネクタイの襟先がぴょんぴょん跳ねてるのはあまり好きではないので。
ということで、
三重苦のネクタイ業界においてネクタイが今よりも多少は売れるようになるためには「カジュアルだけどタイドアップ」しかないのではないかな。
「カジュアルフライデー」が「ノーネクタイな金曜日」ではなく、「ネクタイ締めてカジュアルな日」になれば、金曜日以外も「ネクタイ締めてカジュアルな日」となる。そうでもしないと、カジュアルな普段着へと向いたお小遣いがネクタイには向かないし、はたまた同様に逆風の革靴業界においても「スニーカーではなく革靴」、という風にも向かない。
なんでそう思ったかといいますと、
8月に届いたルーディックライター。
この手の明るい色目の革靴って、やはりスーツには合わせづらいんですよね。ジャケパンならいいのか、というと、紺ブレにチャコールのパンツではやはり少し浮いてしまう。
まあ、今までもタンカラーの靴をジャケパンやスーツに合わせたりもしておりましたが、黒やほかの茶色と比べると登板機会は極めて少ない。
理由は、合わせる服、アイテムを持ってないから。なもんで、今回もこの靴を買ってはみたものの、何に合わせて履くかが定まらず、メンテも2ヶ月も滞ったまんま。
そんなこともあって、
明るい色目のジャケットを買った。
との経緯です。そう、物事にはいつも理由があるのです笑。でもね、そう思いませんか? 靴と上着が明るい色目というだけでぐっとカジュアルになりそうです。これならネクタイ締めててもいい感じにカジュアルになりそう。
で、そんな風に着こなす人が増えないと、私が出品中の明るい色目の古靴が売れない笑。だけでなく、新品の革靴も黒か濃茶以外はほとんど売れないまま、なんではないかな。同じ色の靴は一定以上は必要ないでしょうから、もっとたくさん買ってもらうには「薄めの色目も必要だ」と思ってもらうしかないのではないか。そのためにも、今シーズン私は、
「タイクツにジャケパン」
で行きます。そう、タイ締めて革靴履いてジャケパンです。そして今まで以上にカジュアルに攻めようと思います。まあ、私の場合ユーズド中心で大変恐縮なのですが(汗)、とはいえ、ネクタイ買ったし、ジャケット買ったし、シャツも買ったし。これまでは出番の少なかった柄物のジャケットやスエードの靴もウイークデーに登板させるつもりです。タイクツだけど退屈はしない。むしろ、何にどれを合せるか、アイテム数が増えた分だけコーディネートを考えると大変で退屈どころではない。笑。
その上で、今シーズンの注目株がこいつら。
素材感のあるやつら。
ウールかシルクか、素材はさておき、秋冬に相応しいやつらが21本あります。ざっくりとした雰囲気がカジュアルな装いに映えそうです。これで今年は、今までとは少し違った風でいってみよう。
雑誌なんかで見かけるイタリア・フィレンツェで開催されるファッションブランド展示会「ピッティウオモ」。あそこに出てくる親父なんかカッコいいです。けれども、日本の職場であのいでたち、イメージが湧きづらい。
ということで、
最終的な目標は日本人のオヤジにしよう。日本人でスーツスタイルがオシャレなオヤジといえば「マチャアキ」こと堺正章氏でしょう。
あの人の派手めのラテン系の装いは一般人向けではないように思うけれど、少しトーン抑えめのジャケパンスタイルとかは、抑えめとはいえオフィスでならやや派手めカジュアルか。とはいえそうながらも全然オーケーなようにも思える。折角なんで参考にさせてもらって、僕もいろいろ冒険してみよう。
なんて思ってるうちに日が暮れた。
明日こそはルーディックライターをメンテです。
(おしまい)