THOM MCAN/OAKWOODS

こんにちは、ばしです。

 

遠方まで遠征はしないものの、週末ごとのRS巡りはいつも変わらぬルーティンな私。

永らく売れないままのペアを見ていると、いつの間にか馴染みになってしまいます。最初は12000円とか、強気の価格です。で、いつの間にやら値下げされて、こなれた価格に。一応、そろばん勘定します。送料700円足して、10%の手数料分をのっけて・・・、こりゃ、儲かりそう・・・。

いやいや、私は駆け込み寺です。儲からなくても持ち帰ります。

で、今回は、飲み代くらいは儲かりそうな、こいつ。

 

THOM MCAN/OAKWOODS

 

・SIZE表記:4095(9.5D?)
・タン裏フエルト
・バーガンディの内羽根6穴フルブローグ
・レザーソール&360グッドイヤー
・Made in USA

 

トム・マッキャン。

イギリスのプロゴルファーの名を冠した、1970年代には全米に1700店舗を構える当時の最大の小売りチェーン。オークウッド名のペアも多く出回ってますが、どちらもMelville Shoe companyという会社が生産していた模様。

THOM MCANロゴのペアや、OAKWOODSロゴのペアは多く見かけますが、両方のダブルネームのものは珍しいかも。

 

今回のペアは、そこかしこで見かける80~90年代のトムマッキャンやオークウッドのPU底のペアと比べて、かなりクオリティが高めのように思われます。

タン裏のフエルト、内側の印字のスタイルなど、年代も古そう。想像ですが、60年後半~70年前半代くらいでしょうか。

 

穴場のリサイクルショップって、良し悪しですね。以前、スコッチグレインをお安く拾ってきた、近所のリサイクルショップ「モノに命を!八尾店」が、先日ひっそりと閉店してました。

 

今回のペアは、娘と「人には教えないでおこうね」と話している、彼女も大好きないきつけのマイナーなリサイクルショップで購入しました。いつ行っても客はまばらか、ほとんどいない。潰れられたら困るので、一応宣伝しときます。

https://twitter.com/broom_osaka

服は豊富ですが、革靴の品揃えは少ないです。が、靴も服も、なにより、安いです。今回のペアはマイサイズでないので長らくスルーしてましたが、先日、オール20%オフと、お安くなってたので持ち帰ってきました。が、この週末は全品半額セールやってたみたい。あ、買うタイミング間違ったかも・・・笑。

そんな、こいつ。

レザーソールの6穴内羽根ウィングチップ。トゥの「W」の真ん中の山が低めで、アレンのマカリスターのような雰囲気です。オサリバンのヒールトップの削れもわずかで、非常にグッドコンディション。

 

早速手入れ。折角なんで、こいつにもレノマットリムーバー使ってみました。

 

こんな感じ。

ビフォーアフター。

 

 

存在感あふれるスタイル。そしてなにより、バーガンディの色目が美しい。写真で伝わらないのが残念なくらいです。

新しいとか古いとか、安いとか高いとか、そんなのもう、どうでもいいでしょう。そんなことに関わりなく、こいつ、とてもとても素敵です。素敵なものは素敵。

ブランドの歴史。ペアそのもののヒストリーとそこにまつわるストーリー。そんなのに事欠かないのがビンテージ。個人的な思いではありますが、お安い、薄っぺらい新品買うくらいなら、同じ値段でこいつみたいなビン靴買うほうが絶対お得だと思うんですけどね。

靴に限りません。グッドクオリティの古着はもっとリスペクトしないといけない。”MOTTAINAI”は、今や世界の共通言語です。

ということで、まずは隗より始めよ。私は当然ですが、子供たちにも啓蒙せねば。

 

私には中敷き入れてもまだでかいこいつ、オリエンタル同様、サイズ合う方の下に旅立ってもらいましょう。おい息子よ、友達でサイズ合いそうな奴おらんか?金持ってそうな奴がいいな・・・。

あ、いや、いえ、違うな。違います。自称・駆け込み寺です。聞かなかったことにしてください。

ともあれ、今年もあと1ヵ月。

そろそろ本気で靴棚整理です。

はは、毎年同じセリフ言ってそうですね。

それはそれで、

HAPPY、かも。

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