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タイクツにジャケパン2024-2025(16)

こんにちは、ばしです。

 

嗚呼、行ってしまったのねゴールデンウイーク。できることなら戻ってきて欲しい。カムバーックっ。そんな風に思える今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は2週おきの定例企画です。連休明け~昨日までのネクタイと靴の記録。数えること【30&31週目】となります。

今回は計8日間の記録です。さくっと振り返り。

 

 

 

【31週目】

 

5/07 WED

SEARS PTB by HANOVER

シアーズ名義の隠れハノーバー。サイズはUS8EEなのですが、サイズ表記以上にゆったりしていて革とコルクで中敷きを自作して履いてます。この春で9年目に突入しましたが、まだまだ履ける。履こう。

ネクタイはどこ製かは分かりませんが、シルクとウールの混紡でしっかりした締め心地のやつです。少しかわいらしいギンガムチェックが春を感じさせる、そんな一本です。

 

 

5/08 THU

HANOVER L.B.SHEPPARD Cordovan PTB

脱皮させたコードバンのペア。左足爪先に削り過ぎた痕跡が残っています。これは私の靴であることの目印です。サイズ表記は擦れて読めないのですが、先ほどのシアーズと似たようなサイズ感で中敷き追加して履いてます。なんやかんやでこいつももうすぐ丸6年となります。

ネクタイはグレンオーバー。たぶん1980s頃のモノでしょうか。トラッドな感じのするPTBにはチェックやストライプのネクタイが気分です。スクールっぽい色目が若々しくて、若ぶりたい僕に持ってこいです。そんな一本。

 

 

5/09 FRI

RED WING 9109

息子に買ったレッドウイングのPTB。握手型ユニオンスタンプつきなので、1970-80s頃のモノと思われます。結構活躍してるみたいで、コバ周りが傷だらけです。近々がっつりメンテせねば。

ネクタイはビンテージのピエールカルダン。1970s頃のポリエステルなやつを収集中なのですが「過去記事「ピエールカルダンのビンテージ・タイ」)、先日6本目をゲットしまして早速締めてみた。

アルファベットがちりばめられてます。ドルにポンドに円。通貨記号です。DMはドイツマルク。Fはフラン。Lはリラ。1960-70s頃の「ユーロ」なんてない時代のモノです。図柄にも年代が現れていて面白い。金運上がりそうなやつです。

 

てなことで、31週目はGW前からの流れを引き継いて3日間ともPTBで攻めてみました。引き続き32週目の5足と5本5紹介。

 

 

 

【32週目】

 

5/12 MON

APOLLO

ツォップナート(辮髪編み)のアポロ。2代目の時代のディンケラッカーのペアです。この週は「東欧靴WEEK」ということで、黒でプレーンなこいつにトップバッターを任せてみた。

ネクタイはANDRE GHEKIEREとかいうフランスのビンテージ。

いかにもフランスって感じのデザインのこいつ、ワイドすぎる大剣を自分で幅詰めしたお気に入りの一本です(過去記事「自分でネクタイを幅詰め(2)」)。スーツスタイルをやめてからというもの、この手の光沢のないネクタイに無性に目が行く手が伸びる。まあ、単なる好みの問題なのでしょうが。

 

 

5/13 TUE

Eduard Meier by C&J

ドイツはミュンヘンに本店を置く現存する世界最古のシューメイカー、それがエドワードマイヤー。東欧靴と言いながらこいつはクロケット製のレディメイドなのですが、マイヤー独自のペドフォームラストとダブルソールで独特な履き心地に仕上がっています。

ネクタイは上海シルクのやつ。赤い靴には赤いネクタイでしょ。そんなノリで締めてみた。レトロな雰囲気が結構気に入ってます。

 

 

5/14 WED

Eduard Meier Wing-tip

足元はこの日もエドワードマイヤー。シボ革のアッパーにラバーソールだなんて、高級ブランドのレディメイド(既製品)ではありえなさそうな仕様ですが、お察しの通りこいつはビスポークの品のようです。ただ残念なことに、マイヤーは2004年にビスポークをやめてしまって今はレディメイドしかないらしい。ビスポークと思しきマイヤーのペアは迷わずゲットせねば。ただし、値は張るし、何よりデカイサイズばかりなんですよね。コツコツ気長に探しましょう。

ネクタイはこの日も上海シルクなやつ。前日の赤の色違いです。緑とかあれば欲しいな。なさそうだけど、まあ、気長に探してみよう。

 

 

5/15 THU

Ludwig Reiter wing-tip

足元はルーディックライター。いかにも東欧靴、てな顔つきな1足です。我が家に来て1年半を越えました。買ってよかった。そんな風に思える1足です。まあ、そんなやつばかりなんですけどね。

ネクタイは「ジャンフランコ・フェレ」。おお、なんだか懐かしい響きです。フェレ氏が2007年に他界されて以降ブランドは失速し、今はライセンスビジネスでその名が続いている、といった状況なのだそうです。こいつはつい先日セカストで100円で拾ってきました。クールビズの季節となり、ネクタイがお買い得な季節となってきましたね。

 

 

5/16 FRI

Ludwig Reiter Semi-brogue

足元はこの日もルーディックライター。4月に届いたやつを履き下ろし。ソックシートのひび割れがひどくて、百均の中敷き入れてみましたがややタイト過ぎたみたい。もう少し薄手のモノが良さそうです。革の1枚モノを自作して差し替え予定。

ネクタイは旧いピエールカルダン。ポリエルテル製の筆記体ロゴタグ、7本目が届いたので早速にしめてみた。

ソリッドなテキスタイルに刺繍でPのロゴ。微妙にオッサン臭いわけですが、ディンプルもキレイに作れてなかなかグッドな一本かと。右胸あたりにちょっぴり染み汚れ発見。まあ、千円だったし、そんなこともある。ポリエステルは洗えるみたいなんで洗濯してみるか。

 

てなことで、32週目は東欧靴WEEKにしてみた。仕事履きする東欧靴は5足以外にもう3足持ってます。どうせなら31週目の3日もそいつら履いときゃ良かったな。まあ、それは次回ということで、ひとまず、

東欧靴WEEK、ミッション☆コンプリート。

 

 



 

 

このところ「夏日」の日もあったり。

日本全国一気に夏にまっしぐら、てな感じですね。今シーズンはあと何週何日何本ネクタイを締めることになるのでしょう。思えば若かりし頃、30歳半ばころまでは8月でもネクタイ締めてスーツの上着も着ていた私ですので、当時を思い出してギリギリまで頑張ってみようと思います。

ただ、真夏にネクタイはやめとこう。自分も暑いし、周囲からの見た目にも暑いわけですが、現実的な問題としては真夏にネクタイ締めると汗が染みて傷みが早いんですよね。そういう意味でもクールビズってやつは合理的で良いと思う。

気の早い会社では連休明けからクールビズなようで、電車でもノーネクタイのビジネスマンを少なからず見かけるようになりました。ただね、毎年のことなのですが、スーツスタイルのままネクタイだけ外した人が相も変わらず多いです。

 

ええっと、ですね。

それはクールビズではなく「スーツにノーネクタイ」なだけやろ。と、突っ込みたくなるのも毎年のこの時期の恒例です。やっぱりスーツにシャツにネクタイだけ外す、というのはあまり見栄えが良くない。シャツについてはさすがにレギュラーカラーの人は減ってボダンダウンを見かけることも増えましたが、どうせならもうこの機会に「ジャケパンスタイル」に変えませんか。で、真夏が来るまでは、どうせなら「ジャケパンにネクタイ」も楽しいですよ。

おそらく価格的にもスーツより安く上がるのではないかな。ただ、これまでのスーツ用のロングノーズな靴は合わせづらいかもね。その点、ビンテージ靴はいいですよ。オーソドックスなスタイルのモノは大概がプレーンで丸みを帯びたトゥのものが多い。サービスシューズとかなら休日に太めのチノパンなんかにも合わせやすいし、手持ちの革靴の活躍の場面はこれまで以上に広がるかも。

ネクタイも同様で、これまでのスーツ用の手持ちのはジャケパンには合わせづらいモノもあるかも。であるなら、ジャケパンスタイル用にネクタイを新調しましょう。1本はセカストで。今なら安いですよ。地球にも優しいです。もう1本は新品で。夏らしいやつを吟味してみては。となれば、ネクタイ屋さんも儲かってよいのではないかな。

 

そう、世の中が「ジャケパンにネクタイ」スタイルに変われば、革靴とネクタイの買い替え需要も起こるかもしれない。加えて、「イケてるオヤジはジャケパンにネクタイ~」みたいな新たな雑誌の特集ネタなども増えたりして。「ジャケパンとネクタイをどうコーディネートするか」なんて記事はこれまで見たことないし。

加えて、「オンかオフか」と、二分してしまうから市場が小さいのであって、ジャケパンなら「オンもオフも」、両方ともカバーできちゃいます。で、「オンはネクタイも」、となれば、もうね、儲かって左団扇になれる人も少なくないのではないか。

うん、いいよね。長らく低迷していて紳士服&紳士靴業界に新たな光が差し込むかもしれない。おおっ、そうであるなら、ここはもうジャケパンしかないよね。そう思いつつも、「久しぶりにスーツも買いたいな」なんて風にも思う、天邪鬼な私なのでありました。

 

(おしまい)

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