こんにちは、ばしです。
今回は2週間おきの定例企画です。
実は、このところ滞っていたメンテナンスに着手し始めておるのですが、「オイル入れて1週間寝かせる」てなやつが多い。現在絶賛寝かせ中、で、この週末に完了させて、来週あたりから順次ご紹介の予定です。ということで、今回は先週と今週、今シーズンの7&8週目のネクタイと靴の記録です。
こんな感じ。
【7週目】
11/11 MON
GOLDEN CLASP ✕ Sir Herbert Barker shoes
ネクタイのタグ部分にクリップが仕込まれていてタイピン不要なこいつ。同じ仕様のアメリカンビンテージを1本持っておりますが、今回のは日本の百貨店向けのライセンスモノのようです。
足元は旧い英国靴。1960sくらい。整体医であるハーバート卿による足の健康に配慮したデザインのペア。製造はノービック社。茶色でもう1足欲しいと思ってるのですが、なかなか巡り合えません。
11/12 TUE
LANVIN ✕ a.testoni
ネクタイはランバン。オッサンぽいイメージを持っておりましたが、いつの間にか私自身がオッサンになってました。まあ、ネクタイなんてブランドのイメージなんか関係なく、色柄の好みが全てです。こいつはクラシカルなモチーフなれど「遠目にみたらレジメンぽい?」と思い拾ってきました。まあ、悪くはないけれどジャケパンよりもスーツ向けかな。
靴はスリッポン。あ、そうです、「a」がついてた時代のテストーニです。今は亡き、です。ブラックレーベルはアッパーラインだったのだそう。十年後くらいには高値で売れるかな。売らんけど。
11/13 WED
JIM THOMPSON ✕ GUCCI
ゾウの柄のネクタイはタイシルクのやつ。そう、「タイ王国」のタイです。うーむ、ややこしい。確か夏頃に拾ってきたやつですが、なかなか出番なくて。出待ちの間にゾウさん増産したかも。足元は黒いグッチ。紺ブレにチノパンなんで、少しカジュアルでラクチンなやつにしてみた。ヘタってたんで購入後グリセリン保湿しました。
ブランドロゴがあしらわれていて、「一目でそうと分かるモノ」を身に着けるのは苦手な私なのですが、グッチのビットだけは何故だか気にならない。ブランドアイコンというよりは普遍的なデザインに昇華しているのかも知れない。
11/14 THU
L’UOMO ✕ ジャパンビンテージスリッポン
ネクタイはその昔にあったイタリア発のファッション雑誌とのコラボか派生品のようです。この季節、ウールタイは重宝するし、それがエンジ色なら尚更です。きっと、これがシルク素材なら普通過ぎてつまらんかな、と思う。ウールタイ、サイコー。
足元はアンノウンなジャパンビンテージ。ハンドソーンの誂え靴です。アメリカも日本も、旧いペアはソールがとてもかっちりしているのが良い。何が違うか分かりませんが、何かが根本的に違うのかもしれない。
11/15 FRI
オールドグッチ ✕ REGAL IMPERIAL GRADE
ネクタイはオールドグッチ。久々に買った一本。オールドグッチのネクタイの凄いと思うところは、タグの色にもバリエーションあって、ネクタイ本体の色柄にあわせて様々に使い分けられている、ということです。見えない部分への細やかなこだわり。さすがハイブランド、流石グッチ、かな、と。
足元はリーガル。1989年以前、日本製靴時代のインペリアルです。1980s当時、リーガルアッパーラインはきっと「一張羅」的な扱いで、丁寧に履かれている、だけでなく、キレイな保管状態の福袋も付属してました。オン・オフどちらでも活躍するオールマイティなやつです。
ランチはカツで喝を入れてみた。毎日喝入れたいくらい。金曜日はフライデー。まあそうな感じで。
そんなことで、この週は「セカストで中古のネクタイを漁ってみた④」のネクタイを中心に登板させてみた。
お次。
【8週目】
11/18 MON
DUNHILL ✕ Florsheim Penfield
週初め月曜日なんで、赤いネクタイにストレートチップで気合入れてみた。ネクタイはダンヒル。夏以降に買ったネクタイはほとんど登板済です。この週からは前シーズン以前に買ったものも順次投入です。
足元はフローシャイムの隠れた銘品であるペンフィールド。7穴なのが特徴です。1980sのレギュラーラインですが、品質が落ちているようには感じない。ジャストサイズで履き心地もサイコーです。茶色も欲しいな。
11/19 TUE
KEN COLLECTION ✕ おんぼろフローシャイム
ネクタイは「KEN COLLECTION」なるニットタイ。詳しくは知りませんが、リユースショップで時折見かけます。寒かったんでマフラー登場。どちらも先日土曜日に拾ってきたやつ。仲良く初登板です(「休日の仕事の褒美は中古靴」)。
足元はおんぼろフローシャイム。1964年製ということで今年還暦を迎えました。拾って来て丸6年を越えましたが、ぼろいけれども傷みの進行はほぼなくて快適です。持ってるフローシャイムの中で私の足に一番フィットしてるやつです。
11/20 WED
HILTON ✕ Florsheim Imperial Kenmoor
ネクタイはHILTONとかいう洋服の青山のオリジナルブランドらしい。厚手のシルクで締めやすく、モノは全然悪くないです。有名どころのブランドタグ付けたら「おお、さすがだなあ」なんて思ってしまいそう。
足元はケンムール。1973年12月製。来年で50歳です。US8.5Eと私には少し大きめなのを中敷き入れて履いてます。これは息子がビン靴に興味など持ち始めたらプレゼントしようと思ってます。ランチはすきやの牛丼です。ああ、しまった、豚丼にしておけばよかった。胸元にHILTON(昼豚)、ランチも豚・・・。次はそうしよう。
11/21 THU
Ralph Lauren ✕ Florsheim Royal Imperial
ネクタイはロイヤルクレストタイ。足元はロイヤルインペリアルケンムール。「アメリカンなジャケパンスタイル」的なイメージにしてみたけどどないでしょう。アメリカン?アングロサクソン?それぞれどんなものかよくわかりませんが、まあ、大体のイメージ、分かりますよね。
足元については、この週はフローシャイムWEEK、なのでこいつ。ネクタイは、こいつである理由は特にはありません。この週はクローゼットの手前の方にあるやつの中からその日の気分でピックアップしてます。あまりいい傾向ではない。
11/22 FRI
レップタイ ✕ Florsheim Imperial Saddle
ネクタイは先日拾ってきたやつ。「おおっ、ユニオンメイドのBBなんてのがあるんだっ?!」と思ったけど、よく見たら「BROOKS BROTHERS」ではなく「UNION BOOKSTORE」と書いてあったわ。人は物事を自分の見たいように見がちなんですかね。
で、調べてみたらこいつ、ミシガン大学に隣接する本屋のものみたい。要は大学の「スクールタイ」のようです。インスタにアップしたところ、服飾評論家の飯野さんからコメントが。曰く「このように大学ロゴなどの入ってないシンプルで普通なスクールタイは今では絶滅危惧種」なのだそう。おお、そうなんですね、ありがとうございます。大切にしながら締めようと誓った、そんなやつの初登板です。
で、この日はコートも初登板させてみた。
駅前で自撮りしてみた。
朝だぞコケコッコー。それは地鶏か。さておき、この冬最初のコートは秋口に近所のトレファクで拾ってきたネイビーなやつを初登板させてみた。思えば、久しぶりのトレンチコートだな。25年ぶりくらいか。
少し見え辛いですが、エポレット=肩章はなし。ない方が好みです。丈は、前を開けたらちょうど膝くらいでベルトで縛ったら膝上。ロングコートの丈の長さには流行りがあるようですが、そんなことに関わりなく、私はこのくらいの丈感が好みです。
これはビンテージではなく最近のやつっぽいのですが、裏地のない薄手のやつです。スプリングコート? なんだけど、お尻がすっぽり隠れる長さだと結構温いですね。いつもは自転車の道のりをこの日は訳あって歩きだったのですが、途中で脱ぐか迷うくらいでした。
てなことで、
8週目はフローシャイムWEEKでした。
ミッション☆コンプリート。
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この半月で季節が随分と進みました。
コートなし、マフラーなし、が、それぞれ出番が増えてくる。色々楽しめて嬉しい。で、季節が進んだせいか、この半月、リユースショップで新たな旧い顔ぶれを多く見かけたような気がする。おかげで、特に靴について、安い素敵なやつをわらわらと拾って来ております。
ネクタイなども含め、良い買い物ができて満足しておりますが、またまたもろもろ増えてきました。もうすぐ給料日だし、そのあとはボーナスシーズンだし、色々と売れやすい時期です。来週は出品作業に精を出さねばと思う次第です。
いや、普段から頑張れよ。
(参考)
(おしまい)