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おんぼろ K-shoes の染め替え(前編)

こんにちは、ばしです。

 

最近テレビを見なくなりました。

子供たちはYouTubeばかりだし、テレビは消えてるか、惰性で何か流れてることが多い。ですが「鎌倉殿」は見てます。面白い。あと、「ソーイング・ビー」。ようやく新シーズンが始まりました。家族皆嵌ってます。

ほかは、朝ドラにケーブルテレビで映画など。なぜって、まあ、面白い番組が少ないということもあるのですが、何より、最高潮の手前で「続きはCMのあとで」なんて言われた日には、もうね、腹が立ってしょうがない。

「チャンネル変えてやる!」
「CMの商品は意地でも買わないぞ!」

なんて風に思ってしまう。で、それがまた、自分がスケールのちっちゃい奴みたいに思えて、尚更腹立たしい私です(←バカ)。

 

昔の人は言いました。

「己の欲せざる所 人に施すこと勿れ」

論語、なんですかね。不勉強で詳しくはありませんが、好きなコトワザ(?)です。なもんで、拙ブログにおきましては、記事はできるだけ一話完結としたい。と、常々思っておるのですが、、、すみません、今回は完結しません。それどころか全3話です。

本日が「前編」。
金曜が「中編」。
日曜が「後編」。

作業の工程が思いのほか長くなってしまい、その分写真も大量になってしまいました。手順を追って紹介したら、どう考えても1話で完結するには無理がある。

★11/3追記★
残りの記事を書き終わりました、
以外とコンパクトにまとまりました。
「中編」はなしで、「前・後編」。
2話完結となります。

なんの話かと言いますと、

3年ちょっと前に拾ってきた英国靴「K shoes」のセミブローグ。ライナーがボロボロだったのをBONTAさんに修理してもらったのが2年前のことです(過去記事こちら)。

ようやく履けると履き下ろしたのですが、

げっ。履いたら、割れちゃいました。グリセリン保湿は施してたんですけどね。まあ、古いペアだししょうがない。まあ、使用にはなんら支障がないので割れ目に茶のクリームを塗り込んでみたものの、

やはり、見た目にぼろい、履きづらい。

ということで、銀面を剥がして色を塗り替えることにしたのでした。最終的には黒に染め変えたのですが、そこに至る過程は山あり谷あり。作業の手順にそって3ステップです。

銀面を剥がす(前編)
染料で染める(中編)
黒く光らせる(後編)

てな感じ。

では、いってみましょう!

 

いつも通り、まずは左から。

 

お、おお?
一瞬で!?

そんなわけはない。実は今年2月か3月に左足だけやりかけてたのでした。その後約半年して再始動、なわけですが、当時の写真、誤って全部削除しちゃいました。なもんで、引き続きの右足で手順をご紹介。

と、その前に、左右の状況確認です。

左足、こうして見ると割合綺麗に剥がせてますかね。

ソックシートの金ロゴが素敵です。あ、関係ないですね。

キャップの切り返しの上、ヒビがホント酷いです。

バキバキ、バリバリ、です。

 

 

そういえば、以前もぼろいやつ、同じ手順で色替えを施しました。おんぼろフローシャイム。こいつもひび割れが凄かった(過去記事こちら)。

こいつが、

こうなって、

こんな風に仕上がりました。おお、美しい。この時の体験があるので、二番煎じで今回のペアも蘇らないかな、と。

 

さて、進めていきましょう。

 

レノマット

強烈リムーバー。どれくらいこれで落ちるのか、今後のことも踏まえテスト投入です。

色はそれなりに落ちますが、

少しばかりマット調になる程度でした。

てなことで、ウォーミングアップは終了です。

耐水ヤスリで擦り剥がします。写真は#600と#1500だけですが、#1500の袋に#1000が入ってます。全部左足に施した際の残りです。

無水アルコールなどで色を落とすことも過去やりましたが、液体を吸った革が銀面の下まで含めごろっと剥がれ落ちたようなこともありました。

(参考記事「リメイク・フローシャイム」)

古いペアに液体を使っての色落としはリスクがあるように思えるので、乾いた状態でサンドペーパーで表面のみ削って、物理的に色を落とすことにしました。

 

てなことで、#600 から。

お、いい感じです。ゾクゾクしますね。

このくらいのサイズにちぎりながら使いまして、

ちぎっては投げ、ちぎっては投げ。
1シートほど使ったらこんな感じです。

随分落ちたのかな。
次いで、

#1000 を投入。

どうでしょう。

肌理が整ったのでしょうが、よくわかりません。次いで、

#1600 で仕上げる。

お、

濃茶部分、なんか艶めいてきました。コードバンの脱皮の時も似たような感じになります。コードバンではないですが、銀面削って肌理を整えていく、というプロセスは同じですし、それで似たような感じになるのかも。

 

 

さて、これにて表面剥がしは終了です。

終了した証。

いやあ、埃が凄いです。茶のホコリ。

ちょうど2週間前の日曜日だったのですが、この頃はまだまだ暖かかったです。なもんで、足元は裸足にサンダル。

天気も快晴。近所の鉄塔も青空を背景に誇らし気です。このところ何故だか鉄塔が気になる私です。どのようにして電線を張ったのか、なんてことを想像してロマンを感じたり。バカです。

 

さて、2日後の火曜日夜。

変化ありません。当たり前です、何もしてない。
で、何もしないままでいいのだろうか。左足を剥がしたのは半年前です。その後放置したまま、何もしてない。

保湿しとこう。
百均のヒト用クリーム、通称「デリケートクリームもどき」投入です。
まずは左から。

おおっ!!茶が凄く濃くなった、だけでなく、

艶々です。このままでもいいかも。まあ、そんなわけはありませんが、こんなに変化するとは予想外でした。

右も入れてみました。羽根周りなど色の薄いところがあります。銀面だけでなく表面ごとボロっと剥がれ落ちました。液体使わなくてもそうなる箇所はそうなるんですね。

まあ、サンドペーパー施す前の時点ですでに相当にやばかった箇所です。しょうがない。さて、このあと、一体全体どうなるのやら。

 

☆★☆★☆

 

土曜日。

お、「もどき」のせいでしょうか。少し色濃く、しっとりしたように見えます。

ひび割れ部分、まだ痕跡が残ってますが、削り過ぎは良くない。薄くなり、弱くなってしまいます。顔料で茶に塗られた銀面がひび割れてましたが、そこに隙間から茶をいれたりもしたせいで跡が残っているだけかも。

よし、確認です。

うん、やはりひび割れの模様はおおよそ一致するみたいです。
結論。この跡自体はクラックではない。前に塗り込んだクリームです。追加施術はなしで、このままでいきましょう。

あ、キャップトゥの切り返しのすぐ上部分、元の茶色が残ってますね。

方や、羽根周りはこの有様。パーフォレーション部分や紐穴部分、要は「穴」の周囲は綺麗に剥がれてます。穴の縁が起点となって剥がしやすい、ということなのかも。元の茶が剥がれ切ってない箇所も残ってますが、どんなふうに染まるのか。

 

染料、準備しました。

以前は「ローバスバチック」とかいうやつでしたが、今回は真っ黒だし、コスト重視でこいつにしてみました。

百均で筆も購入。準備万端です。

染料が散らないように、紙袋の中で作業しよう。といっても玄関先では危険なので、このあとの作業は近所の公園の植え込みで行います。

で、こいつの使用方法ですが、「皮革に湿り気を与えてから」「水で希釈した染料を使用し好みの濃さまで塗り重ねる」とのこと。「レザーコートを塗布し色止め」は今回もやりません。替わりにクリームとワックスを入れる予定です。

 

オケー、ラジャー。

左からいきましょう。

湿らせる方法ですが、濡らし過ぎても、湿り方にムラが出るのも避けたい。なもんで、主原料の大半が水の「もどき」を再度塗布しました。

染料は2倍程度に薄めました。よし。

 

いざっ!!

 

(後編へ続く)

 

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