こんにちは、ばしです。
今回は少しブルーな話です。
下らない話でもあるわけですが、実はネイビーの靴を買いまして、なんていう話ではありません。ええ、一応ね、今月は買わないと決めています。で、買えないと思うと少しばかり気分はブルー。という話でもない。
先週末、いろいろ整理しておりましたところ、こんなペアが出てきました。
ぼ、ぼろい。なんなんだ、こいつは。
と思ったら、確かに見覚えがあります。
中からレシートが。
おお、そうでした。5月末、80%オフになっていたこいつをさらにポイントを使って実質250円ほどで拾ってきたのでした。ありゃ、5月の「ゆくくる」のカウントから漏れてますね。まあ、タダみたいなもんですし、そんなこともある。
こいつ、MADE IN ENGLANDのマーチンです。
状態は見ての通り酷いです。トゥも、縁という縁も、はげちょろぴん。
ストラップの根元、ゴムも伸び伸び。
踵内側にもダメージ。
もうね、ボロボロです。
ここまで履いてもらったわけですので「このままお役御免」でも構わないと思うのですが、なんとこれ、売り物です。そう、値札をつけられ売られていたわけです。このままじゃ履けもしない状態なのにね。パーツ採りで使う? いや、使える部分なんてほぼないです。
そんな不憫なやつを見かけると捨て置けない私。よし、リペアしてもう一花咲かさせてやろう。てなことで拾ってきたのでした。どんなふうにリペアするか。こいつはダメージの箇所が多すぎて一筋縄ではいきそうもない。じっくりゆっくり丁寧に作業を進めるつもりです。
とはいえ、
一応サンダルです。
この夏中には履き下ろしたい。よし、もう少ししたら手当してやるから、しばらくそのまま待っててくれ。そう、「サンダルのリペア」といえば、私には先にやるべきことがあるのです。
こいつ。
一昨年に買ったフローシャイムのサンダル。
BONTAさんで伸びてしまっていたストラップのゴムをレザーに交換してもらい(BONTA de 靴修理その6)、こいつで夏の足元を決めていたおりましたが、秋の気配が感じられるようになった矢先のことです。
うげ。ソールが剥がれてしまったのでした。一昨年、2022年9月のことです。その後、昨年は出番なし。リペアしないまま夏を越し、いよいよ2024年の夏も間近。今年は復活させねばならない。
まあ、今年はね。
この春にプロ仕様の糊もゲットしました。素人の手習いとはいえ、道具はプロ仕様です。なんとかなるのではないか。ということで、やってみることにしました。
ただ、貼る面積は広い。
ほとんど剥がれています。
えいっ。とばかりにめくってやった。
なんか色々書いてます。意味不明。で、格子のようになってます。これにより軽量化が図られているのでしょうが、これだと思ったより接着面積は少ないのかもしれない。素人の作業でも大丈夫なのだろうか。
大丈夫かといえば、
この右足。
左を修理したと思ったら今度は右が剥がれた、なんてことはないだろうな。まあ、それなりにくっついてるぽいし、大丈夫だろう。なんて思いながら、念のためソールを引っ張ってみた。
げっ!!!
剥がれた。それもごく簡単に。
【BEFORE】
【AFTER】
上から見たら区別つきません。
いっそこのまま、履くか。
いや、まあ、流石にそういう訳にはいかないですね。そんなことより何より、このペアのリペアは素人の手に負えるのであろうか。
黒は自分でなんとかできそうです。
茶はやはりプロに依頼すべきであろうか。
黒と茶を前にしてブルーな私です。
すぐには履けないサンダルが2足。
どうすればよい?
この夏なにを履けばよい?
果たして果たして、
僕の足元に今年の夏はいつやって来るのだろう。
(おしまい)