こんにちは。ばしです。
ヤフオクでこんなの買いました。
ネットショップさんが出品されているのを落札しちゃいました。ていうか、入札したの、私だけ笑。
サイズ、やや大きめかと思いましたが、安かったし、その上、溜まったTポイント使ってさらに安かったし。
まあ、太って足のサイズも若干大きくなってしまった私(過去記事)。
中敷き1枚追加すればちょうど良さそうです。
そんな、こいつ。
UNKNOWN SPLIT TOE
・SIZE:9D
・黒のスプリットゥトゥ(Uチップ)
・フェルトのタン裏
・3穴
・Made in “the” USA
メーカー不詳です。
アーチサポートつきのインソック。
土踏まずには、”IMPROVED ARCH for support and comfort”の文字。
形も変わっていて、カッコいいです。
踵部分に”Cushion Flex”の文字がありますが、これはメーカー名ではなさそうですね。
踵内側には、
“MADE IN THE USA ” ” 9D” “3830” “884” “1S2 (IS2? 152?)”
との表記があります。どれかが製造年月を表しているのでしょうか?
84年の8月?そんな新しい? 52年の1月?そんなに古くはなさそう。
トップリフトには「SPEEDWAY」とその下に恐らく「GOOD YEAR」の文字。オリジナルかどうかは不明ですが、それほど削れてはいない。
アッパーにキズや皺もほとんどなく、綺麗です。
で、こいつ、1960’sのペアみたいです。
理由は、こいつ。
ハウス型ユニオンスタンプ
インソックの真ん中にある家の形をしたスタンプ。これがハウス型ユニオンスタンプ、とよばれるものです。
ユニオン=労働組合のことで、このスタンプが付いているものは、組合員がつくった製品、すなわち、UNION MADEである証です。
労働組合の力が強かったアメリカでは、このスタンプのない製品=組合を認めない会社の製品、の、不買運動などもあったそうです。
日本は会社ごとの企業内組合ですが、アメリカは業界、職種別の組合で、同じ労働組合でも日本とは様相が異なります。
で、このスタンプも年代によって異なるため、年代判定の手掛かりとなるようです。
今回の、家のような形のハウス型ユニオンスタンプがあるものは、1960年代~1972年頃までの製品とのこと。
おお、まさにアラフィフ。確かに、スタイルも、穴あきのトップリフトも、60’sぽいですね。
FACTORY NUMBER
ファクトリーナンバーによって、どのメーカーのものか分かるはず。
と、ブログやらWEBショップなど、ネットで、ファクトリーナンバー付きのユニオンスタンプのペアを調べてみました。
・BOSTONIAN:365
・FLORSHEIM:300
・FREEMAN:208
・LEHIGH:49
・MASON:380
・REDWING:99
・SHAW:144
・WEYENBERG:130
分かった範囲で、メーカーのアルファベット順に並べてみましたが、不規則で訳分かりません。
フローシャイムは「300」みたいですが、「UNION MADE」のみのそっけないスタンプがほとんどみたいですし、どの程度、組合が横並びで、同じルールでスタンプしていたのかも定かではありません。
そもそも、新しい年代のスタンプは、ファクトリーナンバーのないものに変更されてるみたいですし。
で、今回のペアは「382」です。どこのメーカーなのでしょう?
同じファクトリーナンバー「382」のデッドストックをネットで発見したのですが、そちらでも詳しいことは分からないようでした。
FJ=1969年6月製のフローシャイムのペアに出会うための旅の途中ですが(過去記事)、探索の目的が新たに増えました。
Factory No.382、とは、どのメーカーなのか?
おっさんの旅は、まだまだ長く、険しく続くのでありました。
おしまいっ。
ばし様こんばんは。初めまして。いつも楽しく拝見しています。
今回の記事を読んで、びっくりしたので、思わずコメントさせていただきました。
私もわずかながら古靴を集めている身なのですが、実はFactory No.382のペアを所有しており、メーカーの特定ができずにいます。
私の所有するペアはキッドスキンのキャップトゥなのですが、アーチサポートの仕様も同一なので、ばし様のペアと同様のメーカーと思われます。
なんの有力な情報も提供できず申し訳ないのですが、ばし様が同じ境遇だと知り、なんだか嬉しくなってしまいました笑
私はブログを持っていないのですが、インスタグラムのアカウント(https://www.instagram.com/nao_kid_a/)を持っていますので、参考までにFactory No.382のペアをこれからアップしますので、良ければご覧ください。
ではでは、初めてのコメントで長文失礼しました。
今後もご投稿楽しみにしています。
Nao様 こんばんは。
拙いブログですがご覧いただきありがとうございます&コメントありがとうございます。
382がどこのメーカーなのか、ぜひぜひ一緒に探索しましょう!。同士ができて嬉しい限りです。
インスタ、これを機に始めます。Naoさんのキャップトゥ382、拝見しますね。
これからもよろしくお願いいたします。
ばし様
インスタグラムでフォローしていただき、ありがとうございます。
Factory No.382について情報を募ったところ、かのeuropeanblend御大よりヒントを頂き、どうやらウィスコンシン州に拠点を置いていたLeverenz shoe companyなるメーカーのもののようです。
我々の謎靴の正体があっけなく明かされましたね!笑
Nao様
さきほど私も拝見しました。ルパン三世か名探偵コナンのような素早い謎解きであっけにとられてしまいました。
まさに御大、流石です。
以前、MORGAN QUINNていうブランドの聞き慣れない靴を買おうとしたことがったのですが、こいつがそうだったんですね。
新鮮です。今は、日本のマドラスが商標持ってるみたいですが、USメイドのNaoさんのキャップトゥ、外ハトメの6穴、良い色目の茶色、素敵ですね。
おかげさまで、謎は解けました! 次は、382に続く、先達が解けない謎・ファクトリーナンバーを探すとしてみます笑。
これからもよろしく願いいたします。
失礼いたします。
こちらおそらく50s後期のくらいのものだと思います。
まずソール speedwayですが、古いグッドイヤーのソールになります。主に40s〜50sで使われていました。50sのものでよく確認できます。
またハウスマークは60s〜と仰っていましたが、50sでも使われております。
ただ50s後期と書かせていただいたのはコバのステッチが出し縫いのホワイトステッチではないため後期くらいだと述べさせて頂きました。50s中期くらいまではほぼホワイトステッチが主流でしたからね。
いきなりのコメント失礼いたしました。
度々失礼いたします。
フローシャイム系だとそのハウスマークタグは30sごろからあるそうです。
コメントありがとうございます!
50s後期ですか・・・ふ、古いっ。私と同世代かと思ってましたが、ずいぶん兄貴分なペアなんですね。
この道に足を踏み入れてまだ数年、勉強不足な身には大変ありがたいコメント、ありがとうございます。
お気づきなことなどありましたら、これからもぜひ、ぜひ、よろしくお願いいたします。