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アンノウン・チロリアンシューズ

こんにちは、ばしです。

 

今回はチロリアンシューズです。
チロリアンシューズは好きです。
これまでも2足拾ってきました。

 

1足目はこいつ。

リーガル・イーストコースト

サイズ24.5。
私には小さくて転がしました。

 

2足目はこいつ。

ミキハウスのペア

サイズ22。子供用です笑。
かわいくてまだ手元に置いてます。

 

セカストなんかでちょこちょこと見かけるチロリアンは、そのほとんどがParabootsもしくはKLEMANもしくはDanner。で、大変お高い、もしくお安くない。で、スルーすることがほとんどです。

 

先月、南河内を巡った際に見つけたのは、高くはなく、めちゃ安いわけでもない。

3300円(税別)。まあ、安い方ではあるかな。

この錆の出始めた真鍮の外鳩目に惹かれて持ち帰ったのでした。

どうでしょう?
なんかよさげではないかな。

被せモカの端はジグザグ。
ピンキング、っていうらしい。

真鍮の外ハトメ。
履き口の縁取りにもピンキング。

サイズは7 1/2。
113は品番でしょうか。

ソール。踵にやや削れ。
ですが、あまり履きこまれてはいない模様。

当初入っていた後入れのスポーツ中敷きは捨てました。で、その下、オリジナルのソックシートは剥がれていて、スポンジがむき出しです。内側、奥の方には縫い目が見えます。

出し抜い糸らしいものが見えますが、ノルウィージャンではない。マッケイグッドみたいな縫い目ですが、チロリアンのノルウィージャンでないやつって大体こんな感じなんですかね?よくワカラナイ。

先ほどの内側のスポンジ、
2枚重ねです。デフォルト?

かかと内側。ジグザクステッチ。

ステッチはややざっくりしてますが、縫い目などから雨水が入らないようわざと太い糸で荒く縫われているのだそうです。それにしても、全体的にハンドメイドぽいラフな印象ですが、爪先はやや細身でしゅっとしてて、なかなかにかっこいいフォルムではないかな。

サイズ表記はインチ表記なれど、どことなく日本製と思しきこいつ。どこのシューメイカーなのか不明ですが、アンノウンなやつはどこの何者かを探る旅の分だけ楽しみが多くて私向きです。

よし。

儀式しよう。メンテです。
いつも通りまずは左足から。

 

ステインリムーバー

大体この手の靴って、ミンクオイルとかマスタングペーストとかが塗り込まれてるイメージなのですが・・・。

!!!

予想に反しましてワックスがそれなりに塗り込まれてました。

 

 

LEXOL

別に汚れなどがひどいわけではないのですが、

アッパーにはこのあとレノマットを投入しますので、コバ回りなどを綺麗にしましょう。

ソールもきれいに。

 

 

RenoMat リムーバー

強力リムーバー投入。

予想に反して色が濃くなりました。

 

 

デリケートクリームもどき

乾き気味なのかもしれない。

たっぷり塗り込んで浸透を待つこと5分。

お、結構吸い込みました。

見た目にはよくわかりませんが、まあ、いい感じなのかしらね。

 

 

クリストフポーニーレーザークリーム

クリームという名のオイルをたっぷりと。

甲に、モカ部分に、

ギザギザ部分に、

側面も踵周りも、ぜーんぶ塗り込む。

おお、こうして見比べてみたらやはりだいぶ差異が出てきた。

右も同じ手順で。

右足にクリストフポーニーを入れたころ、左足はすでにかなり浸透したようです。

うん、まあ、いい感じなのではないでしょうか。
このあとどうやって仕上げましょうかね。
ワックスなどは入れません。
いつもどおりコロニル1909(ムショク)でよいかな。

とりあえず、次の週末まで放置プレイです。

 

 

☆★☆★☆★☆

 

 

さて、昨日、土曜の朝。

どうでしょう?

右足の甲の方が艶っぽいですね。

この角度だとそんなわからんかな。

さて、実はこのところ忙しくて仕事が山積みな私。昨日の土曜日も少しばかり片付けようと朝から職場へ向かうわけですが、その前にメンテ完了させてしまいました笑。

結局いつものやつで仕上げです。

 

 

コロニル1909シュプリームクリームデラックス(無色)

とりあえず左足に入れてみました。

どうでしょう?
あんまり変わらない?
仕上げてしまいましょう。

どうだ!

どうでしょう?

うーん、よくワカラナイ。

 

【BEFORE】

【AFTER】

元の状態も特段悪くなかったわけですが、いい感じに艶やかになったかな。

 

【BEFORE】

【AFTER】

自然な感じになったかなと。

ソールもきれいになりました。

被せモカ部分だけでなく履き口もぐるりとジグザグとピンキング、

というのがこのペアのチャーミングポイントかと思います。

さて、足を入れてみよう。

真鍮の外ハトメが睨みを利かせてます。

サイズは少しゆとりあり。百均でスポーツインソール購入済です。履き下ろす際に入れてみます。で、やはり右足甲のほうが艶やかですね。ワックスがより厚く塗り込まれていたのは左足の甲。そのあたりの何かの影響なのでしょうかね。まあ、おいおい追加施術などして調整しよう。

チロリアンシューズ、

って、いうなれば登山靴みたいなもんですよね。軽い感じのブーツぽくもあり、がっちりしたモカシンぽくもあり。スーツには似合わないでしょうが、カジュアルならなんにでも似合いそうですね。ただ、ラバーのソールは結構硬そうです。気軽にこまめに履いて履きならす必要がありそうです。

マイファースト・チロリアン。

そういえば、なおけんたさんも最近チロリアン・デビューされたみたいですね。ずっと履かないでいても50代になるとどうにもこうにも惹かれてしまう、そんな靴なのでしょうか。

ええ、冒頭で「チロリアンシューズは好きです」なんて言いながら、実は私も、今まで一度も買ったこと・履いたことありませんでした

なもんで、あんまり詳しくなくて、一般的なモノと比べてこいつの何がどうなのかはよくワカラナイのですが、「ギヤ」感満載でいい面構えで大変よろしいのではないかなと思う次第です。

うん、素敵です。

気に入りました。まあ、手を入れると大概の靴はお気に入りになるのですが、ガンガン足を入れてさらなるお気に入りの一足になれば嬉しいです。残る課題は、

「こいつがどこの何者か?」

ということです。履き慣れる頃までに明らかになれば嬉しいですが、こればかりは今回はかなり難易度高そうです。

手掛かりはこいつ。

「113」

うーん、それだけではねえ。まあ、判ればよし、判らぬままでもよし。どっちでも113いいさ。

いや、よくはないです。

ただ、このところいろいろ忙しくて・・・。何かお気づきなことがありましたらぜひお知らせください。で、できれば今回は皆さんにはお力添え以上で、もうね、こいつが何者か解き明かしていただけたらありがたい限りです。

 

是非とも何卒、
よろしくお願い申し上げ奉ります。

 

(おしまい)

 

 

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