こんにちは、ばしです。
いやはや、凄い暑いですね。
そんな中、私は冷房のすごく効いた映画館で夏風邪を引いてしまいました。長引きましたが、土曜あたりからかなり復調しまして、日曜は真夏の太陽の下を堺市方面へ、少しだけパトロールしてきました。
予感めいたものもあったのですが、4軒ほど巡って残念ながら今回は成果なし。おお、これはきっと、たまには少し休めと靴の神様がおっしゃっておられるのかもしれないな。ということで、休みましょう。以下の日程で少し長めの夏休みを頂戴します。
<お知らせ>
今年の夏休みは8月1日(木)~15日(木)
夏らしく青文字にしてみた。
8月前半がまるまる休みです。休み前最後の更新は明日【7/31(水)】、休み明け最初の更新は【8/16(金)】となります。
振り返りますと、
5月のGW明けに更新頻度を週3から週5回に変更して3か月。なんとかここまで穴を開けずに来てますがかなりきつい。
当初の目論見では「長すぎる記事を分ける」ことで結果的に週5回にするつもりが、わ、わ、分けられない。どこで切ったらいいかワカラナイ。
かといって、文字量少なくても成り立つようなコンパクトな書き方もできない。ダラダラと書いてしまう。結果、頻度は増えても書く量は以前とさほど変わらない。ネタはあるのに時間がない。という悪循環です。
そう、ネタはある。
のですが、追い付いておりません。平日夜にリペア作業など、趣味の時間を持つつもりがその時間も記事の作成に追われる有様で、何足も手つかずのまま放置プレイ状態です(参考記事「リペアグッズとリペア予定」)。
特に、フローシャイムのサンダルは早く手当てしないと夏が終わってしまう。他のも拾って来てからすでに半年を優に超えております。いい加減手当して履いてやらねば。
また、このところパソコンのキーボードの調子が悪いんですよね。接触が悪いのかいくつかのキーがうまく働かなくて作業もいつもより滞り気味えす。あ、そうそう、こんな感じ(涙)。
ということで、長めの夏休みを頂戴しまして、キーボードも早々に買い替えて、あとはのんびり古靴と戯れつつ今後の記事の在り方など考えてみる予定です。けどまあ2週間なんてあっという間なのでしょうね。
ともあれ、そんなことでとりあえず、8月前半は夏休みを頂戴します。休み前最後の更新は明日。「ゆく靴くる靴」となります。今月の振り返りを早めに済ませておく予定です。で、今回はタイトルの通り「ジャパンビンテージ」。4月に拾ってきたペアですが、3か月ほど放置しておりました。
こいつ。
右のローファーがそれです。
2足同時に拾ってきました。どちらも同じ持ち主がオーダーした誂え靴のようです。左のプレーントゥスリッポン(過去記事こちら)はメンテを早々に済ませ、サイズを中敷きで調整して履いております。
仕事に、素足で休日に、と、結構な頻度です。なんといいますか、靴そのものの完成度が高いといいますか。とてもかっちりしたつくりなんだけど硬くなく、とても歩きやすい上に皺などもすぐに回復するようです。
同じ持ち主がオーダーした誂え靴。
なのですが、少しサイズが大きめのように思える。ということもあり、後回しにしてきましたがそろそろ決着つけねばなりません。一昨日の日曜日。堺へとパトロールに出向く前に、リビングで涼みながらメンテいたしました。
いつも通りまずは左足から。
ステインリムーバー
LEXOL
デリケートクリームもどき
リッチモイスチャー
TAPIR レダーオイル
ソールトニックもどき
コロニル(ニュートラル)
完了!
まあ、そもそも薄汚れていたわけでもなく、クラックなどダメージがあるわけでもない。きっと大切に履かれてきたのだろうと思われます。
旧い日本製の誂え靴。
これまでも色々と拾ってきましたけれど、サイズは小さめであることが多かったです。誂えなんでサイズ表記ないものが大半ですが、25.0とか25.5とかくらい。26センチ相当のものもあるにはありましたが少数でした。
そんな中今回のペアは27.0相当。そりゃまあ確かに昔の人は今より足サイズが小さめとはいえ、大きい人もいたでしょうから何ら不思議ではないのですが、珍しくはある。
そんな旧い誂え靴だけあって、造りは大変丁寧です。ディテール、ご紹介。
まずは最大の特徴から。
分かりますでしょうか。
アウトソールの土踏まず部分、矢筈仕上げとなっております。
この角度からの方が顕著で分かりやすいですかね。
内側・外側ともに、ヒール付近から最大幅あたりまでの括れた部分が45度くらいの角度で削られてます。
なので、実際よりもシェイプがきいたように見えます。まあ、底から見ることはまずないわけではありますが。
トップリフトはHYZEX。
何度か見かけたことあるかも。
爪先はなんか変な風に足されてます。
昔の靴あるある、です。
アッパーはガラスレザー、なのかな。
モカ部分は丁寧な仕事です。
アンラインド。と思ったら、
前半分にだけライニングが施されてます。
ソックシートには釘穴が沢山。
ハンドソーンウエルティッドです。
甲の縫い付け部分。
とても丁寧なつくりです。
どっしりとした綺麗なお尻。お尻のカタチの良い靴は大概素晴らしいというのが私の持論ですが、ローファーでここまでグラマラスなお尻というのは初めてです。今回も素晴らしいはず。
さて、
元は同じ持ち主のものであるこの2足。右のスリッポンの中にグレーが見えますが、中敷きを追加してサイズ調整してます。
薄手のコルクシートと百均のクッションインソールの2枚重ねですが、スリッポンはこれでジャストサイズでした。
ほれ、この通り。
思いのほかいい感じにサイズ調整できました。
今回のローファーは、
ありゃま、かなり隙間が空いてしまいます。
元からそうなのか、使用する過程でローファーの履き口が伸びたのか。いずれにせよ、足を入れた時点で、左右で明らかにサイズ感&フィット感が異なります。
コルクシートを厚手なモノに変えて靴下を履けばかなり調整できるでしょうが、はて、そこまですべきかなのかどうか。
まあ、そこまではしなくて良いでしょう。
ローファー・スリッポンはすでにそれなりの数があります。それに、サイズ感としましては私よりも息子の足の方がフィットしそうです。彼に譲ろうと思います。とはいえ、サンダルとマーチンがメインの今の彼の足元だと出番はなさそうです。1年か2年か、しばらく、寝かせておくこととしましょう。
お休みなさい。
(おしまい)