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履き下ろしWEEK

こんにちは、ばしです。

 

秋の涼しさを感じる今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

私はといいますと、相も変わらず古靴三昧な毎日です。なのですが、先週は少しばかり珍しい1週間になりました。どんな? メンテを終えて初登板を控えた中古靴7足、毎日、日替わりで履き下しました。

題して、「履き下ろしWEEK」。

特に狙っていたわけではないのですが、まあね、狙ってもなかなかできません。ジャッジとオオタニに次ぐMVP候補な私です。ちなみに、7日で7足なのですが、月曜から日曜、ではなく、火曜から月曜までの1週間です。月曜からスタートしてればよかったのですが、そもそもそんなつもりでなかったので。まあ、どっちでもいいです。

そんな、「履き下ろしWEEK」。

思いますに、私よりも古靴中毒な諸先輩方が沢山おられるわけですが、こんなバカなことやった奴は私くらいなのではないでしょうか。てなことで、今回は過去に例を見ないバカの誕生記録です。個々のペアの履き心地など、レポートも兼ねてご紹介。

 

 

【10/3 月】Eduard Meier エドワード マイヤー

10月のスタートはスーツで。足元はこの春に届いたマイファーストなやつ。ですが、こいつは「履き下ろし」ではありません。

履くのは確か今回で2度目です。サイズ感は、中敷きなしで問題なし。ビスポークの品なようで、サイズ表記はありません。ちなみに、こいつを皮切りに追加で2足購入、マイヤーは現在手元に3足あります。

この秋冬はネクタイすることに決めた私です。ネクタイはもうあまりするつもりなかったので、手持ちのやつは結構売っ払ってしまったんですよね。なもんで、この夏頃からまた集め始めました。こいつはフレンチのゼリー寄せみたいな名前のやつ。ええ、お察しの通りユーズドです。

 

【10/4 火】Florsheim Imperial Split Toe Derby

7月に届いたフローシャイム。ようやくの履き下しです。

履き口パイピングがところどころ割れてます。中敷き1枚入れて履いてみましたが、まあ、許容範囲というか、予想通りのサイズ感で問題なし。

スーツは1着しかないので、ジャケパンと日替わりです。なんとなく、ネクタイはロイヤルクレストで。こいつはこの春頃に拾ってきました。グリ、なんちゃら。個性強すぎて出番少なそう。転がすか。

 

【10/5 水】JAPANESE VTG BLIND BROGUE SHOES

7月に拾ってきたジャパンビンテージ、履き下し。

ソックシートにうっすらとロゴが見えますが、シューメイカーなどの詳細は一切不明です。おお、ミステリアス。サイズもなんら問題ないのですが、うすーい中敷き入れてもいいかも。思案中です。

ネクタイは無地系が好みです。こいつは、私が小学生の頃に親父が駅前のスーパー「ダイエー」のワゴンセールで買ったものです。仕事で必要のないネクタイを喜々として漁る父を不思議な思いで眺めていたと記憶しております。旧いスーパーのPB品ですが、まあ、モノはそれほど悪くはない日本製です。

 

【10/6 木】CHURCH’S SADDLE SHOES

スーツの足元にと思ってたのですが、ジャケパンでも問題ないでしょう。

「LONDON」「NEWYORK」の二都市表記。所謂「旧旧チャーチ」です。UK8.5Dサイズなのですが、中敷き等なしでちょうどよい感じです。

この日はジャケパンの日です。英国靴ですがアメトラ風で。チャーチの二都市表記は1960s~1970s頃らしい。おおよそ半世紀前のペアです。アラフィフが履くに相応しいアラフィフなやつです。

 

【10/7 金】BONORA AUSTERITY BROGUE

絶滅危惧種の旧ボノーラ。コロナに罹った前後にメンテしました。

腰裏の穴は修理、ハーフラバーも装着しました(BONTA de 靴修理(その8))。やや大きめにつきこいつも中敷きでサイズ調整しました。

内羽根はピッチリと閉じるのが私好みです。申し分ない見た目のサイズ感です。先がスリムなこのスタイルはやはりジャケパンよりもスーツが似合いますね。ただ、今使ってる営業カバンが真っ黒のレザートートなもんで、外出予定のある日には茶の靴は履きづらいんですよね。靴の色に合わせて営業カバンをふたつもみっつも使い分けるわけにもいかないし、皆さんどうされてるんですかね。最近の私の悩みの種です。

 

【10/8PATRICK COX

この秋冬デビュー予定の英国製、いよいよ出番到来。

このペア、1987/88年のペアらしい。私のインスタを観たパトリックコックス氏から教えて頂きました。おー、わんだふぉー。

とりあえず素足でサイズ確認です。以前のメンテの際に少しばかり幅をストレッチしたのですが、靴下を履くならもう少し幅広の方が良さそうです。近々再度の幅出し予定。こいつ、相当に気に入ってます。今年一番の掘り出し物、かも。ま、そんなやつが沢山あるんですけどね。

 

【10/9ジャパン・ビンテージ「塩野」

この日は独り奈良へ古靴漁りの旅へ。素足に革靴、のつもりが、思いの外涼しくて靴下履きました。

毎日履き下ろしWEEK6日目。野球でいうなら7回2アウト、といったあたり。ここまでくれば完全試合を、と意識して登板したのはジャパンビンテージ。

靴下のチョイス、間違えたかな。まあ、そんな日もあります。スクエアなトゥですが、そんな気にならないですかね。サイズ感ですが、靴下履いてちょうどです。それでいながら内羽根がぴっちり閉じてます。申し分ないサイズ感です。これからのシーズン、ちょこちょこ履いてみよう。

 

【10/10 月・3足目のエドワード・マイヤー

3足目のエドワードマイヤー。ウクライナから届いたやつです。

恐らくビスポークなやつ。少し大き目サイズですが、当初思っていたほどではなく、いつもの百均の中敷き1枚入れて、カジュアルな靴下でちょうどいい感じです。ラッキー。

10月にカジュアル履きで履き下ろす、との心づもりだったペア。予定通り履き下ろしました。アウターは他のを調達済なのですが、まだそこまで寒くはないのでドリズラージャケットで。ソールはビブラムなこいつ、天候を選びません。マーチンのノリでガンガン履き倒そう。まあ、ガンガン、といってもせいぜい月に2回ほどなんですけどね。

 

 

【総括】

別に総括するようなことなどないのですが、お陰様で毎日が新鮮な1週間でした。他にもまだ履き下ろせてないやつやメンテ前のペアもありますので、無理すればもう少し延長できなくもないのですが、無理する意味もありません。7日くらいがちょうど良い。

この手の「〇〇WEEK」企画をやる意味、目的。

それはズバリ、ブログ記事のネタです。このところ週3回、私としてはかなりハイペースで更新中です。記事にする予定の靴はあるのですが、週末に行う予定だったメンテが手付かずになったりで、このところ個別の記事に困りがちな私です。ですが、自分で決めたことです。やるしかない。そう。神様も言っています。

『天は自ら助くる者を助く』

あ、別に神様が言ったわけでもないのかもな。まあ、誰が言おうと言うまいと、自分でやるしかない。なもんで、この3連休もポチポチと次のネタを拾ってきました。なかなかに楽しい独り旅でした。どんな旅だったかは次回の記事で。靴だけでなく旅の道程をも記事にする、そう、まさに、私は自ら助くる者なのであります。

もろもろ、ハッピー♪

 

(おしまい)

 

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