こんにちは、ばしです。
今回は5月の1足目のご紹介です。
以前から娘や家内の靴をちょこちょこ拾ってくるわけですが、かなりの確率で「要らない」とNGを食らいます。なんだけれども、失敗は成功の母、ということで、またもやめげずに持ち帰ってきました。ただ、今回はいけそうな予感。これでだめなら僕はもうレディス靴から足を洗うしかないな、そんなやつ。
こんなやつ。
Weejuns
ウイージュンズです。
バスのローファー、といった方が通りがいいですね。大変綺麗な状態のペアです。まあ、相対的に女性の方が小柄で体重が軽いせいか、メンズの靴と比べますと傷みの程度も相対的に軽微です。今回もそんな感じ。
サイドビュー。土踏まずの盛り上がりが顕著です。
クッションが仕込まれてます。
土踏まず部分だけでなく、フルソックの中敷きは爪先から踵までクッション性の良いものになっています。旧いものではなく最近の個体、最近の仕様のようです。
読みづらいですが、エルサルバドル製です。バスのローファーが米国製でなくなって久しいですね。最近はメンズでも米国製はほとんど見かけなくなりました。以前1足持ってたんですけどね、USメイドのWeejuns。いつでも買い直せると思って転がしてしまいましたが、今になって少しばかり後悔しております。
サイズ表記も同様に読みづらい。というかほとんど読めませんが、多分娘のサイズくらいと思われます。
ピンボケですが、トップリフトの減りも僅か。
何より、ロゴもくっきりはっきり。
あまり履かれていない個体と思われます。サイズさえ合えば履いてくれるかも、との見立てでしたが、正にジャストサイズだったみたい。持ち帰った翌日から早速履いてくれております。
おお、グッジョブ、俺!
てなわけで、数度の登板のあとではありますが、遅ればせながらさくっとだけメンテいたしました。
いつも通りまずは左足から。
LEXOL
サラッと汚れを落とします。
レディスの革靴って、ワックスが入ってることはほぼ皆無です。今回もなし。
デリケートクリームもどき
保湿。一応ね。
最近の製造ですし、渇きもありません。
コロニル1909
いつものクリームで仕上げ。
傷もないしモカ部分のほつれやダメージもなし。こいつ、2千円でお釣りだったんですよね。新品は2万円以上するらしい。15分の1くらいでゲットしました!まあ、我が家はそんなのばかっかなんですけどね。
お、ダメージはないけどソールの底面近くの色が剥げてます。
黒くしよう。
コバインク(黒)
黒く、
なった。右も同じ手順でサクッとメンテ。
完了!
キレイになりました。
ソールもきれいにしといた。
ただ、あと1ヶ月もすれば梅雨です。レザーソールはレイニーシーズン向きではない。マーチンにスニーカーほか、娘も靴は色々と持ってはいますが、雨を気にしなくて良いペアがもう何足かあった方がよいでしょう。
てなことで、
拾ってきました。
パラブーツみたいなラバーソールですが、こいつ、
リーガルさんです。リーガルの靴って表記より大きめですよね。レディスもそうであるなら娘の足にフィットするはずなのですがどうでしょう。
Weejunsと違ってこいつは少し旧そうなので、一昨日日曜からがっつりメンテ中です。次の週末にメンテ完了させて、シンデレラごっこです。さてさて、どうなることやら。
さて、そんな我が家のシンデレラの足元は、今も昔もこいつであることが多い。
確か彼女が中2のとき、期末テスト頑張ったご褒美にと大阪のビンテージショップJAMさんで買った英国製のマーチンです。早いモノでもうすぐ丸9年です。
両足ともに履き口の破れをリペアしましたが、その後は問題ないのかな。やはりレディス靴は傷みが少ないのかも。ああ、うらやましい。と思ったら、
あれれ?
踵がなんか変です。
うぎゃっ、知らぬ間にリペアがなされている。
そりゃそうです、学生時代も今も絶賛ヘビーローテーション中です。流石にヒールも減るよね。で、かなり減ったのを足した上で新たなトップリフトを装着している模様です。で。
ソックシートにあるはずの擦れたマーチンのロゴがありません。
どうやらこれも新しいものに交換されています。
娘曰く、大阪なんばの「RESH」さんに修理に出したのだそう。ソール・中敷き・ほか、トータル1万6千円ほどかけたらしい。いやあ、そもそも買ったのが1万数千円だったよね。その後、履き口のリペアを2度、そして今回の分とで修理費用は多分この靴2足分ほどになっているはず。
まあ確かに、分厚いアッパーは傷んでないしまだまだ履ける。そんなやつは早めに手当てしておくに越したことはない。何より、この靴買うときもUK4のペア何足も試着してその中から一番足に馴染むのを購入しましたので、そうそうに変えはきかないのだと思われます。
マーチン冥利に尽きるね。
よっ、大統領!
???
いやちょっと待て。君ではない。君は、、、そういえば以前、2年ちょっと前に色違いの赤茶のレディスサイズを拾ってきたことがあったな。このときは「黒じゃなきゃやだ」とのことで却下となり、早々に転がしたのでした。
てなわけで、あらためて、
今回の主役は黒のWeejuns。
君もなかなかに長い付き合いになりそうなようだね。エルサルバドル製だけど、なかなか履き心地よさそうなペアです。新しいものにはそれはそれなりの良さがある。
私は相も変わらず旧い米国製ばかりを探して、他は全てスルーしておりました。けれど、食わず嫌いはよくないね。そんな頑なにこだわらなくてもいいのかもね。よし。私も夏までになんとかせねば。
なんでやねん。
(おしまい)