こんにちは。ばしです。
お盆明けの週末。私は毎度のごとく近所のリサイクルショップ巡り。
3軒回って3足ほど、お安く拾ってきました。
左から、
BASS WEEJUNS。J&Mアリストクラフト。WELLCOサービスシューズ。
全てMADE IN USAです。
いやはや、飽きもせずよくもまあ、と、自分でも思います。
で、この子たち、3足で税込で7000円でお釣りがきました。
いやはや、ありがたいというか、何やら値決めがおかしいというか。
で、そんな中から今回は、こいつ。
WEEJUNS G.H.BASS
・SIZE:8E(の割に細めのつくり)
・黒のペニーローファー
・MADE IN USA
いわずと知れた、「バスのローファー」です。
ネットで検索すれば、馬鹿みたいにこの靴に関する情報が出てきます。
・1876年アメリカメイン州にて創業
・多くのモカシンメーカーを代表する老舗シューメーカー
・ローファーは元々ノルウェーの樵(きこり)が履いていた靴が原型
・BASS社が自社のローファーを、”ノルウェイジャンズ(ノルウェーの)”という意味の「WEEJUNS(ウィージャンズ)」と命名
・日本では1960年代のアイビー全盛期に一世を風靡
・マイケルジャクソンやジェームスディーンが履いていた靴としても有名
などなど。
知識として、あまりにも身近すぎて、買ったことありませんでした。
実際、友人・知人の大半が知りつつも、履いてる友人・知人がほとんどいない。そんなペアです。
いつものリサイクルショップで拾ってきました。
リサイクルショップでは、ブランド物やセレクトショップなどの服のコーナーにある靴は、皆が良く知るブランドのお高めのものが多いです。いいのもあるけどお安くない。
私が物色するのはそこではなく、安値でぼろい靴たちが雑多に並べられた靴コーナーです。
基本的に安い単なる中古ものばかり。で、たまに、そんな中に、拾いものが潜んでたりします。
中古か、新品か
バスのローファーは、今でも新品が手に入ります。ロングセラーですね。
ですが、最近のは、「メイドインチャイナ」とか、「メイドインエルサルバドル」、といったものばかり。
多くの他のメーカーと同様、現在はアメリカでは作られてません。
なので、米国製のWEEJUNSの中古も、最近は流通量が減ったきたらしいです。
もともと高級靴でもないし、今も昔も新品が手に入るし、きっと、皆、履きつぶしてしまったんでしょう。
靴冥利に尽きる、幸せなやつですね(笑)。
で、USメイドのこいつ。1980年代製みたいです。
ヒールの削れもわずか。フットプリントもほどんとなく、グッドコンディションです。SUPERR8SHOESさんで色違いのがありました。
(http://www.t-8intl.com/dress/dress1622.html)
で、
そんなUSメイドのこいつが、雑多な靴コーナーで2900円。
で、
最近のエルサルバドル製のWEEJUNSが、お高めの棚の上で6900円。
同じ店で、です。
ラッキーというか、訳分からんと言うか。
「WEEJUNS」よりも「BASS」のロゴ
きっと、そういうことなんだと思います。
今回のUSメイドはこんな感じ。値札は値段表記のみ、アンノウンブランド扱い。
エルサルバドル君は値札に「Bass」。トップリフトにも「Bass」。分かりやすい。
そもそも、インソックのロゴが「WEEJUNS」でなく「Bass」のものがあったり、WEEJUNSのロゴで「ローガンと言うモデルです」てなコメントがあったりと、見ていて混乱します。
まあ、いずれにせよ、一般的には「バスのローファー」との認知のこいつ、お客さんも、お店の人もその方が分かりやすいんだと思います。
といっても、ナイキやアディダス、レッドウィングなんかと比べたら、そもそも認知度は低い。
店員さんも若い人が多いですし、USメイドのペアは、そうと分からず、アンノウン扱いとして値決めされていたのかも知れません。
専門店だとこうはいきません。それなりのお値段します。だからこそ、リサイクルショップを巡るのであります。
メルカリに食われるリユースショップ
・・・なんて記事を最近読みました。
バカみたいに安く買いたたかれるリユースショップではなく、メルカリなんかで直接売った方が高く売れる。
なので、メルカリに人が流れ、リユースショップが仕入れに苦戦、結果売上も厳しくなる見通し、云々、と言った記事です。
まあ、そういう面も一部あるのでしょうが、そればかりではないようにも思います。まあ、このあたりの私の考えは別の機会に。
いずれにしても、実際これまで、現存しない、今はなきメーカーのビン靴を、リサイクルショップでお安く拾ってきました。
年配の方がなくなられて、大切に履かれていたそんな遺品を御家族が持ち込んだようなものもこれまでも多々見てきました。
で、そんなだからこそ、年代の古いものも少なくない。
で、そんなだからこそ、現存しないメーカーのビン靴なんかが偶に持ち込まれて、アンノウン扱いでお店に並ぶ。
なもんで、出会ってしまったら、持ち帰って、次の持ち主として、私が大切に履いてやろう、などと思うわけです。
あ、最近はサイズが合わないのは売っぱらってしまうわけですが。
あ、こいつも、やや大きめ。
あ、次回も、そんな感じの靴です(笑)。
セメント製法のアリストクラフト。
お楽しみに~