こんにちは、ばしです。
半月ほど前、いつものリユースショップであまり見慣れぬやつを見かけました。
他の仲間は纏まって良い場所に座らせてもらってるのに、雑多な靴コーナーに一人ポツンと仲間はずれなやつがいます。
そんなやつは、儲かるやつです。
こんなやつ。
RED WING 8873
・SIZE:US8D
・白
・品番8873
・刺繍羽根タグ
・MADE in USA
レッドウィングです。
さすがに、いつものような2000円でお釣り、とはいきません。
ですが、まあ、それなりにお安く転がってたレッドウィング。
いつものごとく、ランチ代くらいは儲かりそうと拾ってきました。
で、お安い理由として、値札に手書きで「状態考慮」のコメントが。
そりゃまあ、若干傷はありますが、中古のブーツとしては普通、もしくはグッドコンディション。
ダメージはない。
ソールの減りも軽微。
要は、白のアッパーが単に薄汚れとるだけです。
それを状態考慮、って。
そりゃぁ、ちと可哀そう、てもんです。
私の元にやって来た、5足目のレッドウイングです。
1足目は9108。タンカラーのポストマン。
2足目は8179。茶芯のアイリッシュセッター。
3足目は8142。黒いROMEO。
4足目は101。義兄のNOSポストマン。
4足とも旅立って、どれも私の手元にありません。
思えば、レッドウィングは、いつも適度に転がってくれます。
特に、お買い得なレッドウィングは綺麗に転がります。
よし、綺麗にしてあげるから、今回も綺麗に転がっとくれ。
早速メンテです。
まずは左から。
レクソルで汚れ落とし
薄汚れた白いアッパー。
ステインリムーバーでは力不足な気がして、最初からレクソル投入です。
が、しかし、頑固な汚れはなかなかに落ち切りません。
よし、それならば、ちょっぴり匂いのきついこいつを投入。
レノマット
乳白色で、溶剤系のにおいのきついこいつ。
効果は抜群です。
ほんのりクリーム色だったのが、だいぶ白く綺麗になりました。
コロニル1909
ブーツはオイルアップするらしいですが、白いこいつはどうなんでしょうね。
まあ、売っぱらうやつですし、いつも通りコロニルで栄養補給。
あとは、次の持ち主好みに仕上げてもらいましょう。
最後に、薄汚れたソールをメンテ。
セッチマ(歯磨き粉)
歯ブラシでガシガシと擦ります。
アッパーが黒なら多少の改善で引き締まった良い感じに見えるのですが、白いアッパーのこいつはなかなか手ごわいです。
若干ましになった程度。まあ、よしとしましょう。
このあと、乾いてからメラミンスポンジで軽くやすってメンテ終了。
ビフォーアフター。
うーん。どうでしょう。
白いアッパー。
なかなか元通りとはいきません。
けどまあ、多少はマシにはなりましたかね。
さすがレノマット、です。
皆さん。
売る売らない。
履く履かない。
に、関係なく、自分の靴にはも少し愛情注いであげましょうね。
大事にしても、ばちは当たりませんよ。
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レッドウィングの年代判別
詳しい方はご存知の通り、レッドウィングはタグで年代判別ができるそうです。
詳細は省いて、ざっくりいうと、古い順に、プリント羽根タグ、刺繍羽根タグ、で、現行の縦長タグ。
今回の刺繍羽根タグは、1990年代から2003年くらいまでだそう。
ということは、ざっくり、20~30年ほど前のペア。
しかしまあ、白いレッドウィングなんて、初めてみました。
よくもまあ、思いついたね。
と思っていたら、どうやらこいつ、BEAMSさんがREDWINGに別注をかけたモデルだそうです。
2001年にリリースされ、即完売。で、2003年に再販された、極東アジア限定モデル。
2001年もしくは2003年製の「白いレッドウィング」。
長ったらしいから、「ホワイトウィング」、じゃダメですか。
あ、赤いのは羽根か。
て、羽根、赤くないし。
こいつの羽根は、どの部分?
まあ、どこでもいいや、そいつで大空へ羽ばたいておくれ。
・・・と、思っていたら、早々に旅立っていきました。
我が家での滞在日数5日。
今回も綺麗に転がりました。
せわしないやつでした。
元気でな~。