こんにちは、ばしです。
おととい日曜日は朝から墓参りへ。
帰り道、セカスト4軒巡りました。墓からの帰り道は大体いつも出会いがあるのですが、今回は空振り。まあね、今月は「千円未満」に限ってますし、加えましてできることなら「ワンコイン」を希望しておりましたので、まあ、そんなもんでしょう。
午後は半年以上ほったらかしにしてたやつをメンテしました。
スエードのワークブーツです。
2000円でお釣りなやつ。
1000円超えちゃってますが、ご安心を。
買ったのは2月です。
なんでこいつを拾ってきたかといいますと、
US8D!
マイサイズ!
マイサイズの米国靴で二千円でお釣りなやつは持ち帰るべきだ。となる。
「20260」が品番なのでしょうか?
「N04177♦7」とあります。
「♦」ダイヤです!
おお、こんなの初めて見ました。
なんかかっけース。
ソックシートにあったであろうロゴはすっかり擦り切れてしまい、何者なのかよくわかりません。
ただ、この特徴的なアーチサポートは何度か見かけたことがあります。「CUSHION ARCH」とその下に放射状の線デザインのアーチサポートの装着されたワークシューズメイカー、となると、思いつくのはここくらい。
CAROLINA
ebay出品中の写真を拝借してきました。
カロライナ?
カロリーナ?
キャロリーナ?
まあ、なんでもいーな。
そんなMADE IN U.S.A.。
ミドリ、というのが強烈です。
こいつはポストマンシューズの内側です。
もう1枚見つけました。
ビン靴好きが敬愛する青山店長の「古着屋ガレージセールブログ」記事より写真拝借いたしました。このペアもポストマンシューズの内側ですが、こちらはミドリではなく今回のワークブーツと同じ色目です。初見ですが、こんなシューメイカーなのだそうです。
【CAROLINA】は、1963年にアメリカのペンシルベニア州にて設立された靴メーカー。創業者はマサチューセッツ州で、1883年に靴製造業を始めたHenry H. Brown(ヘンリー.H.ブラウン)です。
彼が作った H.H. Brown Shoe Companyは、その後多くのブランドを傘下に持つ一大企業となりました。その中には、ウエスタンブーツやカウボーイブーツを製造するDouble-H Bootsがあり、ここから生まれたのが、ワークブーツや安全靴を製造する【CAROLINA】です。
この【CAROLINA】は、一般市場向けのシューズだけでなく、軍や警察向けなどの官公品も手掛けています。パラシュート部隊用のジャンプブーツで有名な【Corcoran】やヘビーデューティな仕様で知られる【Matterhorn】というブランド名は実をいうとキャロライナが製造している品なのです。
同記事より引用させていただきました。
1963年設立、ということで、比較的新しいメーカーのようですね。で、読み方は「キャロライナ」とありますので、拙ブログでもキャロライナで統一しましょう。
官公品であるポストマンの流通が多そうですが、そこのワークブーツ。印字の雰囲気からは1980sあたりのように思うのですがどうでしょう?当たらずも遠からず、といった感じかな。
大変特徴的なブーツです。
スクエアなトゥに1穴+1フック。脱ぎ履きがとても容易そうに思えます。どういった職種の人向けだったのでしょう。
それはさておき、
私はこのワークブーツを履くのだろうか?好きとか嫌いとかいう話ではなく、若い頃からアメカジには縁遠かった私は、この手のブーツをどんな服に合わせて着たらよいのかが分からないんですよね。まあ、折角拾ってきたし、マイサイズだし、1回くらいは履かないとな。
よし、であるならば、儀式です。
どこから手を付けるか?
ここから。
ご覧の通り、右足の毛羽立ちが酷いんですよね。
左足。
薄汚れてますがスエードの毛羽立ちは軽微。
対して、右足。
がびがびです。
ぴょんぴょん跳ねてます。
そんなやつは、
炙るに限る。
あぶらかたぶら。
おお、少し焦げました。
気にせず全体を炙る。
どうでしょう?
おお、焦げてる。
ええ、焦げてる。
さて、焦げを取っ払いましょう。
スエード・ヌバックイレーサー
久々にこいつを投入です。
おお、茶色いな。
前回使ったときの名残でしょうか。このまま使ったらアッパーに茶色が移ってしまいそうです。
近所の公園の石の力を借りよう。
がしがし。
おー、グッジョブ!石!
すぐさまアッパーに投入。
どうだ!
黒いのはなくなったし、
薄汚れた感も軽減されても通り。
なんだけど、毛羽立ちも元通り。
耐水ヤスリ
やすろう。
この手のことに迷いは禁物。
信じてやする。
おお、なんかいい感じ?
けれども、左足は毛羽立ちが軽微で左右に差がある。
そんなときは、
荒めの番手で左足を荒くしよう。
どうでしょう?
左足、
思ったほど毛羽立ちませんでしたが、
だいぶ綺麗にはなった。
毛羽立ちは、、、もう、目をつぶろう。
ていうか、炙った意味、あったのかな。
さて、スエードに耐水ヤスリ、のポイント。初めて使ってみましたが、毛羽立ちをとる上では、荒い目の方がすっきりとれる印象です。#400→#800、もしくは#400だけで十分な感じでした。アッパーが黒くならないかと懸念してましたが全く問題ありませんでした。それよりも、黒いヤスリの粉面が取れてしまった場合、その下の紙の地色が茶なのですが、それが色移りします。アッパーの色目によってこの辺を気を付けたら、簡単で使い勝手良いかもしれません。
さて、仕上げていきます。
TAPIR レダーオイル
アッパーにオイルを入れてラフアウト、
なんてことは今回はいたしません。
左足のコバ回りにだけ入れました。
右にも。
少しは引き締まったかな。
メンテ完了。
元の靴紐、あまり好みでないんですよね。
チェンジしましょう。
55センチの薄茶のストック発見。
こいつで行こう。
紐を通してメンテ完全終了です。
【BEFORE】
【AFTER】
おお、すっきりしました!
【BEFORE】
【AFTER】
うん、いいのではないでしょうか。
靴紐はやはりこちらの方が好みです。
これなら履けるかな。
足を入れてみました。
み、見えんっ。
メンテ作業時はオーバーオールです。
(過去記事「週末の靴メンテスタイル」)
気を取り直して、
どうでしょう。
コロンとして可愛らしい。可愛らしいのですが、五十路の親父が履く上では、どんな服に合わせたらいいんですかね。娘にアドバイスもらおう。
靴単体としては、
この角度が一番お気に入りです。
いい具合に撮れました。
グッジョブ、俺。
(おしまい)