こんにちは、ばしです。
今回は手持ちのビン靴紹介第2弾、前回ちらりと登場したこちらのペア。
アレンエドモンズ「CHESTER(チェスター)」
特徴は、以下の通りです。
・サイズ:8 1/2 D
・1991年製
・内羽根ウィングチップです
・見た目グッドコンディション、フットプリントくっきりです
・中敷き自作しました
古着屋の新規開店セール(へんな日本語笑)で買い求めたペアです。
靴の内側、フットプリント半端ないです。アッパーの状態がそれほど悪くなかったので、ギャップにびっくりしました。きっと、前の持ち主が大切に手入れしながら履きこんだんだろうな、なんて風に思います。
サイズはやや大きめ。ソールがかなりヘタっていたので、中仕切りを革とコルクシートで自作(踵だけ2層)。
ハーフラバーも自分で貼りつけました。
素人仕事ですが笑。
アレンエドモンズというブランド
現行の米国靴と言えば、アレンとオールデンが双璧ですが、企業規模だと圧倒的にアレンのほうが大きいようです。1922年、ウィスコンシン州にて創業。360度グッドイヤーウェルテッド。釘を一本も使わない製法で底の返りの良い履き心地が特徴。
国内生産にこだわる、アメリカを代表するブランドで、歴代大統領に愛された靴としても有名。オバマ大統領の足元もアレンでした。
昨年2016年末の、「アレンが大手資本の傘下入り」とのニュースは一部の靴好きの方々には衝撃であったようです。買収後も従来の品質が維持されることが期待されています。
アレンの年代測定
フローシャイムのように「製造月」までは分からぬものの、アレンもおおよその年代判別ができるようです。中敷きりのロゴの書体、小窓の仕様、内側の印字の「COMB」の右の4ケタの数字。など。
何より、昔のカタログがWEBで公開されてますので、これを見ればどのくらいの年代に登場・廃番になったのかが結構具体的に分かります。
私のチェスターは、4ケタの数字が「4231」。一ケタ目が西暦の一ケタを表すようなので、1981、1991、2001年のいずれかです。中敷きロゴが大文字小文字の横書きで、青地の小窓。1991年製と思われます。四半世紀前のペアです。
モルトシャイン=単なる酒好き親父の言い訳
話は変わりますが、
シングルモルトウィスキーで仕上げ磨きすることを「モルトシャイン」というそうです。なんか良さげに仕上がりそう。わくわくしませんか?
このアレンを手に入れたとき、やってみました。
効果のほどは、、、良く分かりませんでしたが(笑)。
きっと、大好きなウィスキーを呑みながら、大好きな靴を磨きたい。そんな輩が、家族への言い訳に編み出した技法のように思われます。ま、その意気や良し!
ちなみに、
「スピットシャイン」というのもあります。唾をぺっ、ぺっ、としながら磨くのがそれです。西部劇のカウボーイみたいですね。
「ハイシャイン」というのもあります。つま先や踵を鏡のように強烈に光らせる技法です。
この、「モルトシャイン」、「スピットシャイン」、「ハイシャイン」の3つを総じて「サン(3)シャイン」と言います・・・。
あ、嘘です。
ごめんなさい。
今回はこのへんで。
すばらしい。
単なる知識だけでなく、靴への愛情を感じる文章、後半オチへつながる展開、よくぞここまで。感心しました。
初・コメント、感激です!ありがとうございます!
お褒めにあずかり、光栄至極です。
これからも楽しんで頂けるようがんばります!