フローシャイムインペリアルコードバンPTB

こんにちは、ばしです。

 

今回は、私の手持ちの靴をご紹介します。
初回は、その大役に恥じないこちら。

 

フローシャイムインペリアルコードバンプレーントゥ

 

 

特徴は、以下の通りです。

・サイズ:8E
・品番:92621 LA
・1970年12月製(と思われます)
・黒のコードバン
・プレーントゥです
・Vクリート外付け仕様です
・持ってる靴を全て売る羽目になったとしても、最後まで売らないペアです

最後の一文は、特徴というより私の思い入れですね!
人生初めてのインペリアルで、人生初めてのコードバン(馬の尻の革)です。
専門のウェブショップで、それなりの大枚を叩いて買った靴です。
買って1年ちょっと、もったいなくて、まだ1回しか履けてません(笑)。

 

フローシャイムというブランド

いわずもがな、の、米国ヴィンテージシューズ界の顔です。以下、受け売りですが、1892年にイリノイ州シカゴで創業。アメリカのアイビー文化を代表するトラッド靴の老舗です。良心的な価格帯の「レギュラーライン」と高級ラインの「インぺリアル」「ロイヤルインペリアル」があります。

その昔、リーガルが日本における輸入代理店をしていたこともあったようです。リーガルの高級ライン「Imperial Grade」の名称も、その名残なんでしょうかね?フローシャイムブランド自体は現存していますが、1990年前後あたりから徐々にインドへ生産拠点を移し、残念ながら今では米国製ではなくなっています。

(リーガルのインペリアルグレードのロゴ)

 

プレーントゥ。単なるデザインにあらず。

ストレートチップ、ウィングチップ、Uチップ、プレーントゥ。皆さんどれが好きですか?好みをさて置くと、プレーントゥだけが他と異なる存在です。
なぜか?

・革は、1枚ごとに形状が異なります。
・傷や穴の位置も同じものはありません。一点ものの革からパーツを切りだします。
・面積の小さい細かなパーツの組み合せなら、傷や穴がある革でも効率よく使えます。
・が、一枚仕立ての靴やカバンに向いた、穴も傷もない大きな一枚革は希少です。

プレーントゥが価値ある理由はここにあります。
ましてやコードバン。馬1頭から採れるコードバン(臀部の革)は2枚だけです。お尻は左右2つですからね!
嗚呼、尻よ。なぜ2つ?
どうせなら、上下・左右と、3つ4つあればよかったのに。

 

死ぬまで離さない。
手持ちの中に、そんな靴が1足くらいあってもいいですよね(笑)
きっと皆さんにも、早晩、そんな相棒との出会いがありますよ!
楽しみましょう!

 

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