Church’s SHANON

こんにちは、ばしです。

 

「仕事着での御洒落」

というものに目覚めたのは二十代前半。理由は職場で身近におしゃれな先輩がいたから。ブルックスのスーツにドレイクのネクタイ。靴はチャーチにオールデンにポールセンスコーン。雑誌で見ていたやつの実物です。か、かっこいい。

まあ、私の場合は「目覚めた」というだけで、御洒落とは程遠かったわけですが、自分なりに楽しんではいました。

そんな若かりし頃のある日。

何かの雑誌で、「ブランドモノもいいけれど、靴と鞄とベルトの色を揃えるのが本当のオシャレさん云々」とのコメントに遭遇。ああ、そうなのね。それなら僕にもできそうだ。財布にも優しそうだし。素直な若者だった私は、それ以来ずっと今日まで、できるだけそのようにと意識してきたのでした。

 

ただ、靴とベルトはさておき、鞄まで色を揃えるのはなかなかに難しい。社会人になった時点で持っていた革靴は4足。タンカラーのセミブローグ。茶のUチップ。焦げ茶のキャップトゥ。黒のPTB。4足すべて色も形もバラバラ笑。

黒か茶か、だけでなく、茶色にもいろんな色があります。仕事で使う場合、いくつも使い分けれるはずもないですし、仮に準備したとしても、毎日中身を入れ替えるなんて現実的ではない。

 

なもんで、若い頃からカバンの色はグレーが多かった。スーツもグレーが多かったし。スーツと鞄が同色なら、靴が茶色でもそれほど違和感はないかなと。

まあ、それでも歳を重ねるごとに黒の靴の割合が増えました。特に30代は、仕事も今よりずいぶん堅めだったし、よりダークなスーツに黒のキャップトゥがお気に入りだった東京時代。

 

その後、大阪に戻り10年ちょっと。この10年はもう、なんでもありです。ジャケパンがメイン。ネクタイはしたりしなかったり。靴の数も、カラーバリエーションも随分増えました。しかし、自由度が高まるとその分、考えないといけないことも増えます。

で、まずは、鞄の色目をできるだけ気にせずにいられるようにと、通勤鞄を持つことを辞めました。新聞も辞めた。あ、これは靴に関係ないな。で、車通勤の時はもちろん、電車のときも手ぶらです。これでひとつクリア。ア、アタマいい笑。

 

で、残るは営業カバンです。

今使っているものは黒。真っ黒のレザートート。全部の色を統一しようとすると、靴とベルトは黒しか身に着けられない。まあ、実際のところ、パンツやジャケットがグレーで、靴とベルトが茶、で、鞄だけ黒、というのはいただけません。カッコ悪い。

その前はやはりグレーでした。グレーのファブリックの縦型トート。ジャケパンのパンツのグレーとほぼ同色だったので、靴が何色でもそんなに浮かなかったのですが、黒のデカい鞄は良くも悪くもインパクトがあります。

 

なもんで、黒い鞄を持つようになってからは、外出の予定がある日は、黒い靴にするか、あるいは、茶靴の場合はせめてパンツを黒にするようにしてます。それだと、まあ、そんなには浮かないかなあ、と。気休めですが。

つまり、

【靴の色=ベルトの色】。茶靴のときは、
【パンツの色=鞄の色】。外出しないならパンツは何色でも可。

そんなマイ・ルールです。

なもんで、その日に何を身に着けるかは、少なくとも前日までに決めておかねばなりません。仮面ライダーならベルトの選択の余地がなくて良かったのでしょうが、私はライダーではない。よくも悪くも私には選択肢があります。なもんで、最低限、靴(とベルト)の色は決まっている状態で身支度を整える必要があります。

 

 

とはいえ、我が家には靴が沢山あります。どの靴を履くか、予定を立てるのもそれなりに大変です。で、思いついたのが、

「今週は◎◎WEEK」

というやつ。ウイークデーの5日間をテーマに沿って靴を選ぶというものです。

「CapToe-WEEK」とか「PTB-WEEK」、など、形を決める。あるいは、
「FLORSHEIM-WEEK」に「AE-WEEK」といった具合にシューメイカーで統一する。

そうすることで、自ずとその週のローテーショーンが決まる。
毎朝悩まなくて済むし、手持の靴を満遍なく履くことにもつながる。
で、そうなると、各メイカーともに仕事履き用に最低5足は揃えたい、となる・・・。

 

すみません、前置きが長くなりました。

今回は、そんな目的でゲットしたやつ。

 

こいつ。

 

 

Church’s SHANON

・サイス:UK8F
・LAST:224
・色:サンダルウッド
・アッパー:ブックバインダーカーフ
・Made in England

 

旧チャーチのPTB・SHANONシャノンです。
旧チャーチとは、プラダ傘下入りの1999年以前のペアで、中敷きの都市の表記が三都市(LONDON NEWYORK PARIS)のものを指します。

 

「ブックバインダー」は現在「ポリッシュドバインダー」に製法も名称も変更。当時のラストも廃止になったものも多いらしい。現状のチャーチも素晴らしいでしょうが、今はもう手に入らない、それが旧チャーチ。

チャーチはすでに5足持ってましたが、内1足はPEAL(BB)名義のペアです(過去記事「PEAL&CO, BROOKS BROTHERS」)。いつか子供たちの結婚式で履こうと早めに買い求めたのですが、エナメルシューズなもんで、そもそも仕事履きには不向きです。

 

ということで、これが実質的な5足目のチャーチ。先月、カナダから届きました。そろそろ手入れして履き下しましょう。まずは紐を外してみました。

タンは羽根と一体になっています。で、革質は着脱しやすいようにとのことで、柔らかいレザーに切り返されているとのこと。

確かに、柔らかです。着脱はもちろん、履いてる最中も気にならなさそうです。芸が細かい。というか、気配りが利いてます。

ちなみに、チャーチについては、米国靴に比べて知識の乏しい私です。今回SHANONについては「OTOKOMAE/男前研究所」さんの記事が詳しくて参考にさせて頂きました。

プレーントゥの名作革靴「チャーチ(Church’s)シャノン(SHANNON)」の魅力とは

 

てなことで、いつも通り、まずは左からいってみましょう。

 

ステインリムーバー

いつも通りです。アッパーの傷や汚れはそれほどではない。グッドコンディションです。

いや、少し、ぽつぽつと、「しみ」というか。まあいいか。

 

LEXOL

(写真撮り忘れました笑)

これもいつも通り。コバ周りを特に入念に。

 

リッチデリケートクリーム

ガラスレザーなんだけど浸透する、と言われているブックバインダー。

まあ、あまり専門的なことは分かりません。いつも通りの手順で。

 

リッチモイスチャー(初登場)

在庫切れの状態でしたが注文しといて、ようやく届いたリッチモイスチャー。

初・ブートブラックです。

こいつ、この後他のチャーチのペアに試してみて凄い良かったです。こいつの使い心地に関してはまた別の機会で。

 

TAPIR レダーオイル

いつも通り。

油分補給&保革+汚れ落とし。ぽつぽつ、シミというか、斑になっていたのが改善されたように思えます。

 

SAPHIR クレム ライトブラウン

この手のタンカラーのアッパーには使うようにしてます。

他に用途がないので。

 

コロニル1909

仕上げ。

いつも通りで。

 

LINCOLN WAX

折角なんで、爪先だけ笑。

お、ピカリといい感じです。グッドです。

ガラスレザーのようでガラスレザーではないブックバインダー。手入れ方法にセオリーなどあるのでしょうか。しかしまあ、そもそもが雨の多いロンドンで足元を気にせず履けるようにと生まれたのがブックバインダーらしい。

晴れの日も雨の日もハレの日、なペアです。

あまり気にせず行きましょう。右も同じ手順でメンテです。
ビフォーアフター。

 

【BEFORE】

【AFTER】

この角度からだと変化があまり分かりませんね。ちなみに、羽根部分のスキンステッチ&ハンドステッチがシャノンの特徴だそうです。

 

【BEFORE】

【AFTER】

くすみが減った分、少し明るくなりました。
トゥも、このくらい光っていればちゃんと手入れしてる感が出ますね。

見ての通り、ソールの状態もグッド。あまり履きこまれてません。サイズは「F」。日本では標準サイズなのですが、私の足にどうフィットしてくれるでしょう。

さっそく履いてみました。

チャーチWEEKの今週木曜日。履き下しました。やはり、若干の余裕があります。夕方にはいい感じにはなりましたが、それでも、薄手の中敷き1枚追加したほうがフィット感が増しそうです。

まあ、そりゃそうです。US8Dがジャストの私にUK8Fはゆとりがあって当然です。UK7.5Eとか、UK8Dあたりがちょうどなのでしょう。

そういやそんなペアを持ってます。

左のペア。同じ224ラストの旧チャーチのサンダルウッド。こいつは内羽根でUK8.0「D」。中敷きなしでちょうどいいサイズ感です。片足ずつ並べてみました。

やはり左の「F」の方が少しばかり幅広に思えますね。

はは、面白いです。アッパー全長は同じですが、ソールは内羽根のペアのほうが長い。ヒールの位置とコバの張り出し加減が異なります。何か理由があるのでしょうか。

さておき、これでチャーチWEEKができるということで、5足まとめてメンテしたのでした。

お、なかなかにいい感じです。

それぞれのペアの詳細は、左から順に以下参照ください。

ミイラ取りがミイラに、SHANGHAI
メルカリで旧旧チャーチ
初チャーチは旧チャーチ
OLD CHURCH’s from CANADA

で、全部茶色です。普段履きの黒がない。と、思ったら。

 

玄関先でメンテしてたら、郵便局の人が届けてくれました。
カナダからの2足。黒がチャーチのコンサル。普段履きの黒のチャーチです。右はダックス。別々のセラーからですが、同時に届きました。
近々メンテして進ぜよう。

 

 

さて、

2足増えましたので、今月は4足手放さねばなりません。今年のルールです。
今月はたまたまですが、すでに3足旅立たせましたので、あと1足でOKです。月末までにはなんとかなるでしょう。

問題は、「先に売る」のか、それとも「後で売る」のか。

どちらでも結果は同じなのでしょうが、やはりこの手のことは、きっちり、はっきりとさせておかねばなりません。今月は3足売れてるのはたまたまです。どうしてもゲットすべきペアをつまらないルールのために見逃すわけにはいかない。

なもんで、答えは、「先に買って後で売る」、なんでしょうね、きっと。

昔の人も言ってたそうな。

 

「先づ買いより始めよ。」

 

確か、そんなだったような。

 

 

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