ケニアからパラブーツ

こんにちは、ばしです。

 

退屈なGWが過ぎ去っていきました。

まあ、緊急事態宣言は延長となり、対象エリアも拡大中ですので、「通常モード」とは言い難い状況ではありますが、とりあえず毎日革靴を履く日常が戻ってきました。てなことで、ブログも今日から通常モードです。

 

今回は連休前に届いた古いやつです。

ebayで購入した4月の3足目のペア。なんとセラーはケニアの方でした。アフリカからの荷物って、初めての経験です。到着までけっこう時間かかりそうだな・・・、なんて思っていたら、ものの数日で予想外にあっという間に届きました。馴染みがないのですごい遠い印象でしたが、距離的にはイギリスとそんな変わらないんですね。

で、またもや予定が狂いました。5月の1足目の予定が前倒しです。まあ、早いのは構わないのですが、梱包がラフです。箱にも入れられず、プチプチで巻かれて袋に突っ込まれていて、取り出したらそれはそれはヨレヨレ笑。

まあ、しょうがない。安かったし。

時間だけはたっぷりなGWのいい遊び相手となりました。

 

こいつ。

 

 

PARABOOT

ホールカットで爪先にメダリオン。初めて見るスタイルのパラブーツです。パラブーツは1足しか持ってません。興味がないのではなくて、中古でもけっこう値が張るんですよね。安い掘り出し物のパラブーツを見かけたことがありません。

パラブーツにしてはかなり安かった。の、ですが、ヨレヨレで見るも無残です。とりあえず届いてすぐにシューツリー突っ込みました。爪先もボコボコでしたが、これでもましになりました。しかしまあ、お世辞にもキレイとはいえない。というか、はっきり言って、汚い。

ただ、古いペアではあるようです。安かったことよりも、古そうなことが私の琴線に触れたのでした。パラブーツは緑のタグが年代判別の手掛かりらしい。詳しいことは知りませんが、このブロック体のロゴのタグが年代物の証らしい。

サイズは7ハーフ。調べてみましたところによると、末尾の二桁が製造年らしい。どうやらこいつは1987年製みたいです。

1足目のパラブーツはこんなやつ。

十数年前に義兄から譲り受けたヌバックのUチップ。私には少しタイトな6ハーフのを幅出しして、今では素足でジャストなやつです。筆記体で大きめサイズのこのタグは「デカタグ」と呼ばれているものだそう。ブロック体のタグの次の世代のもののようです。

で、内側の印字をあらためて確認してみましところ、「91」とあります。どうやらこいつ、1991年製のようです。

パラブーツの詳細な年代判別方法は分かりませんが、「ブロック体」→「デカタグ」への変更は、どうやら1990年ころが境目のようです。

 

このヌバックのペア、以前丸洗いしました(過去記事「パラブーツを丸洗い&幅出し」)。だからというわけでありませんが、今回も丸洗いです。

と、その前に、まずはいつもの手順で汚れ落としです。

 

 

ステインリムーバー

いつも通り左から手入れです。

爪先。黒ずみ&傷だらけ。

 

LEXOL

あまり変化なし。

割と長く深そうな傷があります。

 

RenoMat

強烈リムーバー投入。

見た目は変わりませんが、汚れはそれなりに落ちてます。

特に、コバ周り。

この状態のノルウィージャンの縫い目を、

歯ブラシでゴシゴシ。

おお!すっきりです。さすがレノマット。

右も同様の手順ですっきりさせました。

まあ、みすぼらしいままです。
で、こいつ、中もそれなりに汚い。

こんな感じ。まあ、斑のシミみたいなのは、汚れではなくノリの跡のようです。土踏まず部分にアーチパッドが貼らてれていた名残のようです。

さて、それらも含めて丸洗いです。

 

風呂場へ移動です。

 

ぬるま湯に浸けて30分放置。

思ったほど濁ってはいません。先にリムーバーなどで汚れを落としたからですかね。水分がよーく浸透したら、石鹸でやさしく手洗い。

アッパーだけでなく、内側も丁寧に洗います。

ゆすいで、再度ぬるま湯に30分。

ボロ布(バスタオル)にくるんで脱水機へ。

隙間を詰めて、8分脱水です。

ヨレヨレ笑。
形を整えて、シューツリーを入れて、日陰で乾燥です。

先ほどまでとは形の異なるシューツリーにしました。踵回り、この方が自然な感じに整いそうです。

爪先も奥まで指を入れて凹んだ個所を丁寧に整えます。凹んだまま乾いたら、そのまま凹んだ状態で固まりますので注意が必要です。

この状態で丸2日乾燥させました。

おお、ずいぶんきれいになりました。見た目にも清潔そうですっきりです。

ですが、左の方が黒ずんでます。まあ、これはどうしようもなさそうですね。

内側。見た目はそんな変化なしですが、清潔になりました。
これで安心して足が入れられます。

汚いから丸洗い、なのですが、「リシェイプ」=形を整えることも丸洗いをする目的の一つです。このペア、アッパーの革質がかなり厚手なこともあり、ツリー抜いても全く崩れません。うまくいきました。

 

さて、仕上げていきましょう。いつもの手順です。

 

 

デリケートクリームもどき

たっぷり塗り込みたいので、100均の方で。

しっかり乾かした分、ぐんぐん吸い込みます。

 

リッチモイスチャー

いっきに艶感が増してきました。

染み込みそうなので、このまま10分ほど放置した上でからぶきしました。

塗れば塗った分だけ染みそうですが、すでに相当塗り込みました。値段の高いクリームですし、まあ、こんなもんで。

 

TAPIRレダーオイル

油分補給&保革。

爪先の黒ずみが気になります。

 

コロニル(ライトブラン)

いつもならニュートラルですが、今回はあえて茶色のクリームで。

おお、いい感じです。全体的な色目はいうことなしです。

同じ手順で右も仕上げました。

うん、いい感じではないでしょうか。

 

【BEFORE】

【AFTER】

出し縫いの白が効いてます。丸洗いして良かった。

このままでもいいのですが、トゥがやはり気になる。左は黒ずんでます。で、左右で色目も異なります。で、折角のメダリオンが全然引き立ってません。

ワックス入れて光らせよう。

 

 

ビーズワックス(黒)

茶もあるのですが黒で。爪先の黒ずみを目立たなくしたい。
「木は森に隠せ」作戦です。

3回ほど塗り重ねました。

 

ミラーグロス

こちらも3回ほど。

カジュアルなペアではありますが、いい歳したおっさんの足元はきれいめの方がきっといいでしょう。

右も同様の手順で仕上げました。

 

メンテ完了です。

左右で仕上がりが結構違いますね。まあ、いいや。

あらためてビフォーアフター。

 

【BEFORE】

【AFTER】

うん、すっきりきれいになりました。

 

【BEFORE】

【AFTER】

黒のワックスで色を濃くしましたので、黒ずみが目立たなくなりました。「木は森に隠せ」作戦、成功です。これでメダリオンも少しは見られるようになったかな。

 

しかしまあ、独特な雰囲気なペアです。足を入れたらどんな感じなのかな?

 

履いてみました。

仕事履きでも、とも思いましたが、少し無理があるかな。やはりカジュアルのほうがよさそうですね。GWはほかにもいろいろとメンテのつもりでしたが、天気もイマイチで、結局、まともにメンテしたのはこれ一足です。

 

色目は、全体的に爪先くらい濃いめの方が好みなんですが、まあ、当面はこのままでいいかな。明るめの茶色は、経年での色目の変化が楽しい。こまめに手入れしていこう。

サイズはちょうどいい感じ。いつもの靴下履いてジャストくらいですが、まあ、素足でも問題なさそうです。

ソールもラバーだし、歩きやすいし、天気も気にならない。

 

 

はやくこいつ履いて出かけたいな。

まあ、もうしばらく我慢しましょう。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です