拾ってきたMade in OSAKAを丸洗い

こんにちは。ばしです。

先日拾ってきた「コバヤシ靴店」のオブリークトゥ(過去記事)。
手に入れて早々に手入をれ完了させ、近所のスーパーまで買い物がてら、早速履いてみました。

素足でジャスト、吸いつくようなサイズ感。特に踵周りのホールド感が最高です。とはいえ、足指まわりは余裕あり、の、25~25.5センチ。見た目もかわいい。でも本格的なやつ。歩き心地は・・・。

悪くはない。ていうか、グッドです。が、こいつ、五月蠅い・・・。

足を踏み出すごとに「ギシ、ギシ」と音が鳴ります。周囲の人が振り返りかねないほどのデカさです。原因は何でしょう?調べてみたら、どうやらインソールとアウトソールの摩擦が原因のようです。

「乾燥によるもので、気になるなら処置が必要」との意見もあれば、「音も革靴の楽しみの一つ」との肯定的な意見も。楽しむにはでかすぎる音。なくす方向でメンテしてみました。

「インソールとアウトソールの隙間に注射器で油を注入すればよい」なんてのがありましたが、注射器なんて持ってない。よし、主に乾燥が原因、と決めつけ、丸洗いしてみました。

 

グリセリンを多量にぶち込んだぬるま湯にドボン。爪先あたりからプチプチと気泡が浮いてきます。浸けた当初は水面に浮いてきますが、10分ほどで完全に水中に没しました。そういえば、以前別のペアを丸洗いした時も同様でした(過去記事)。

 

 

で、2時間後。水が真黒です。そういえば、黒のクリームを落とさぬままでした。塗り込んだクリームと、当初からのクリームの両方が溶けだしたのかも知れません。中性洗剤で外と中、両方を手洗い。

風呂場での作業です。サドルソープとりに行くのも面倒なんで、ボディシャンプーで丸洗い。その後、水気を取って乾燥です。

 

シューツリー入れましたが、はは、あんまり効果ないかも。オブリークトゥにフィットするツリーなんて、持ってません。ま、ないよりはいいでしょう。で、2日ほど放置です。

 

 

思えば、久々、25年ぶりのオブリークトゥです。以前持ってたのは、25歳くらいの時に買った茶色のクラークスのオブリークトゥでした。今も続いてる「ネイチャー」ってモデルで、抜群の履き心地でした。見た目がややおっさん臭かったんですけど、見ようによってはかわいいデザインで、当時週末ごとに履いてました。

靴の中で、足指がグワッ、と開く、歩きやすさ抜群のカジュアルなオブリークトゥ。今回のは、レザーソールのロングウィング。他にはない、愛嬌のある表情です。

で、おおよそ乾いたのであらためて手入れ。水分はもう十分でしょう。ということで、油分補給。深夜3時。前日22時に就寝、起きだして、テレビの前で日本VSベルギー戦を見ながら、コードバンクリームをアッパーに、ソールに、たっぷりと。喜びと落胆と涙とともに塗り込んでみました。

あらためて、薄手な革です。その割にはしっかりしてます。なんの革でしょう?カンガルーかなにかでしょうか?

履き口周りが擦れて白くなってます。黒く綺麗に化粧し直して完成です。
雨上がり、早速履いてみました。あらためて、こんな感じ。

うん。今度は大丈夫でしょう!ギシギシ、という音はしなくなっているはず、が・・・。あれれ。ちょっとましにはなりましたが、まだまだ大きな声が。

はは、私のこの1週間の取り組みは一体なんだったのでしょう(笑)うーん、やはり注射器で油注入、が必要なのでしょうか?それとも、割り切って音を楽しむか。しばらく思案です。

で、あらためて、なかなかに素敵な顔してます。フィット感抜群のオブリークトゥです。よし、君は「オブリー」と名付けることにしよう。

靴のオブリー。オブリー靴。オブリークトゥ・・・。

しばらくは手元に置いて進ぜよう。あ、足元、かな。

あらためて、よろしく~

 

(参考:ほかの「丸洗い」記事)

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