革靴をサドルソープで丸洗い

こんにちは、ばしです。

 

前々から試してみたかった「革靴の丸洗い」なる荒業を、こないだの3連休にやってみました。同じく連休に行ったFREEMANのメンテが頓挫中なので、今回はこちらの話題。

丸洗いすることで、革の風合いなんかも蘇るらしい、とのことなのですが、本当かどうか、どの程度蘇るのか、検証してみました。

 

実験台はこいつ。以前にも登場した「FELINA」のダブルモンク(以前の記事はこちら「ダブルWモンクと腰痛注意報」)。5年ちょっとの付き合い。履き込んだせいもあってアッパーもそれなりに劣化してきました。以前は週2~3回履きのヘビーローテーション。今も週1で履いてます。今回の手入れでさらに長生きしてくれたらうれしいです。

ネットで調べてみたら、いろんな人が試されているようなのですが、基本手順は以下の通り。クリーナーとブラッシングで汚れを落としたあと、

①40℃程度の水に1~2時間
②サドルソープもしくは中性洗剤で洗い
③再度お湯に1時間
④水気を取って陰干し
⑤乾いたら通常のお手入れ

そのまんまやってみました。

 

①40℃程度の水に1時間
浸けてみました。「たらい」もしくは「バケツ」が必要となります。今回、魚屋さんで見かける発砲スチロールの箱が手に入ったので使ってみました。1足浸けるのにちょうど良いサイズ。発砲スチロールだから保温性もあって、うってつけです。ただし、綺麗に洗ってから使わないと、靴が魚臭くなるかも(笑)

 

浸けた当初は靴が浮き上がって来たのですが、1時間後見たときにはしっかり沈んでました。なので、特に重しなどは不要かと思います。お湯に浸けるだけで、こんなにも汚れが出てきました。

 

②サドルソープで丸洗い
随分前に買ったサドルソープがまだ残ってるので、そいつで洗ってみました。全然減らないし。ビオレ、など、普通のヒト用の中性洗剤で十分と思います。で、アッパーも、靴の内側も、スポンジと歯ブラシ使ってしっかり洗浄。

 

 

③再度お湯に1時間
普通にお湯だけでも良いのでしょうが、折角なのでグリセリンを少々加えて1時間浸けてみました。

 

 

④水気を取って陰干し
タオルで拭いて、新聞紙を丸めて、数時間置きに交換して・・・、というのが本来のようですが、時間かかるし手間もかかります。面倒なので、古いタオルやTシャツ中に入れて、タオルでくるんで洗濯機の脱水に5分だけかけちゃいます。これで大概の水分は飛ぶので、あとはシューツリー入れて陰干し。この際、半乾きの時点でデリケートクリームを軽く入れてみました。で、乾いたのが右側(スマホだと下)の写真。

 

 

⑤乾いたら通常のお手入れ
コロニルのシュープリームデラックス、こないだ買ったワックス、コルドヌリ・アングレースで仕上げてみました。出来上がり、こんな感じです。

 

ビフォー(左)アフター(右)だとこんな感じ。シュートゥリーなしでも、甲のあたりにピン、と張りがあるのが写真でも分かります。

 

余談ですが、我が家のシャワー、去年暮れに家内が忘年会のビンゴの景品でゲットしてきた装置がついてます。水道水を「軟水」に変える機械。50前のおっさんには今のところ実感ないのですが、お肌にも良いらしい。靴にも良いのでしょう、きっと。

 

でもって、コルドヌリ・アングレースのビーズワックスってやつ。結構良いです。革にすーっと染み込んでいく感じは、黒よりも茶色の方がより顕著でしたが、仕上がりもグッド。

ということで、確かにアッパー、蘇ったような気がします。結局、何が一番効果的なのか分からずじまいですが。

皆さんも(自己責任で)お試しあれ!

 

(参考:ほかの「丸洗い」記事)

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