こんにちは、ばしです。
銀色のニューバランス996が壊れた先日の散歩道。
立ち寄ったセカストで見かけたレッドウィング。
財布持ってなかったので、その時は写真だけパシャリと撮って帰りましたが、翌日、再度店に足を運び、結局持ち帰ってきました。
こいつ。
REDWING 8179
・SIZE:8E
・1997年製
・黒のアイリッシュセッター
・茶芯
・Made in USA
2足目のレッドウィングです。1足目はすでに旅立ちました。
レッドウィングあまり詳しくありませんが、さすが圧倒的な支持を集めるブーツですね。調べたらわんさか情報出てきますね。こんなやつ、のようです。
アイリッシュセッターの年代判別
ファンの方には耳にタコな話でしょうが、しばらくお付き合いください。
レッドウィングは基本的にタグの形状等によって大まかな年代がわかるそうですが、アイリッシュセッターは、通常の赤い羽根のタグだけでなく、犬のイラストのタグの時期もあるらしい。確かに、見たことなりますな。
今回のは、品番「8179」。「8130」てのもあるそうな。8179はアメリカと日本向けでEウィズ、8130は欧州向けでDウィズ。
たしかにこいつ、タンの印字はサイズ「8E」となってます。で、その下に製造年も打刻してありました。「97」=1997年製。
8179のアイリッシュセッターの登場は1995年。ということで、この数字は「95」が最も古いらしく、後の年代になるほど、仕様が微妙に変化し、革の質も劣っていくといわれているようです。ま、よく耳にする話です。
細かなディテールでいえば、ウエルトの部分に見える茶色い断面。「茶芯」と呼ばれてるそうです。革の表面だけ染めてるので中が茶色く、履きこんでく内に茶色っぽい黒に変化していくらしい。
この茶芯、97年頃を境に、以降は茶色ではなく黒に変更になっているそう。染め方が異なるらしい。
で、あらためて、こいつ。
キムタクも履いていた大人気のモデルだったそうで、当時は入荷しても即売り切れ、並んでも買えない、入手困難だったペア。そのころはすでに革靴に嵌まっていた私です。へー、そうなのね。そんな「8179」「茶芯」「97年製」のアイリッシュセッター。のようです。
そんなやつが、「レッドウィングコーナー」ではなく、雑多なお安い靴コーナーに鎮座しておりました。ラッキー♪~
理由はおそらく、これ。
タンの部分がカビっぽくなってます。
が、よくよく見てみると、踵はそれなりに削れてはいるものの、致命的ではありません。アッパーの傷もわずか。ま、そもそも経年による傷も味わいのひとつであるワークブーツです。むしろきれいな部類でしょう。
履きこまれたわけではなく、おそらく、長らく下駄箱の肥やしとして放置されていたペアではないでしょうか。で、レッドウィングコーナーのペアの約半値。手入れすればすぐに蘇りそうです。
ということで、手入れです。
レッドウィングを丸洗い
オイルをいれつつ、キズなんかも楽しみつつ育てるらしいREDWING。丸洗いしたらファンの方に怒られるかな、と思っていましたが、結構皆さん、丸洗いしてるんですね。
やり方は、いつも通りプラスアルファ。で、こんな感じ。
(1)ぬるま湯に10分浸けて、サドルソープでアッパーを丸洗い
(2)劇落ちくん&セッチマで、ソールの底とサイドをゴシゴシ
(4)濯ぎの後、カビ対策兼ねて、重層入りぬるま湯に1時間ドボン
(5)洗濯機で脱水、で、時間短縮
(6)陰干し&生乾き状態でデリケートクリーム
(7)馬油&コードバンオイル&ミンクオイルを入れて磨くを1週間
ビフォーアフター、こんな感じ。
んー。どうでしょう?
ま、それなりにビンテージ感を残しつつ、きれいになったのかな?
で、結構暇かかりますね。手のかかる奴ですな。
面積が広いので、値段のお高いクリームは消費量が激しいのでNGですね。
100均で売ってる、ヒト向けのが良さそう。
こいつ。転売目的で拾ってきましたが、一体いくらで売れるのでしょう?
皆目見当つきまへん。