春を待つ白いキルトスニーカー

こんにちは、ばしです。

 

もうすぐ3月。

春間近です。春になると白いスニーカーなど履きたくなるのは私だけでしょうか。フレッシュな季節の足元は、軽やかな白いスニーカーなイメージです。今持ってる白スニはこんな感じ。

白紺はジャックパーセル・ラリー(左)。真っ白はSPECTUS(右)。ジャックパーセルをオマージュしたようなトゥの意匠。どちらも素敵です。で、どちらもキャンバス地のスニーカーです。すごく好きなんですけどね、キャンバス地の白スニ。なんだけど、なんというか、もう少しシックなというか、大人な感じの白スニがあっても良いのではないか。ということで、白羽の矢を立てたのがこいつ。

 

 

PATRICK COXのスニーカー

先週拾ってきました。
パトリックコックスです。
2足目のパトリックコックスです。
1足目はこのペア

1穴のスエードキルティングチャッカ。英国製・レザーソールの本格靴です。コックス氏本人から情報を頂いたのですが、1987~88年にかけてリリースされたペアだそうです。

「パトリックコックス」は1984年にヴィヴィアンウエストウッドの靴デザインを手がけたことで注目を集めたそうですが、このペアはその直後の頃、同ブランドがメキメキと頭角を現し、一気にメジャーへの階段を駆け昇っていた一番勢いがあった時期の品のようです。

その後の1990年代後半以降はライセンス品の流通が大半となるようです。今回のペア、

サイズはマイサイズ。「2009」とあります。製造年でしょうか。製造は中国。ライセンス品のようですね。

けどまあ、スニーカーだし、税別980円だったし、日本でも中国でもベトナムでも、どこ製でも別に構わない。「キャンバス地でない少しシックなスニーカーが欲しい」と思っていたところ、近所のトレファクで出会ったのでした。

出会ったのは昨年11月頃のこと。いいなあと思いながら、その後3か月ちょっと眺めておりました。なぜ今になって急にアクションを起こしたのか、その訳は・・・、

 

メンテしてからご紹介です。
白スニはちゃんと白でないとね。
昨日さくっとメンテしました。
いつも通りまずは左足から。

 

LEXOL

アッパーはおそらくPUレザー=ポリウレタン樹脂を使った合成皮革でしょう。まあ、一般的なやつです。

アッパーの汚れはそれほどでもないのですが、ゴムソールの側面の汚れが落ちづらい。そんなときはこいつ。

 

 

Reno Mat リムーバー

強力リムーバーで白を白く。

ゴムもしっかり白く、

なった!

おお、だいぶすっきりしたかな。

 

 

コロニル1909ニュートラル

必要性の有無は分かりませんが、

いつもの仕上げクリーム入れといた。
右足も同じ手順で綺麗にしました。

どうだっ!

おお、すっきり。

 

【BEFORE】

【AFTER】

よし、よろしいのではないでしょうか。

 

さて、お待たせしました。
こいつをゲットしたきっかけといいますか、
決め手となったやつをご紹介。

 

こいつ。

爪先はボロボロ。

先々週に職場近くのセカストで遭遇しました。
特徴的なソール。そう、ゴルフシューズです。

ちゃんと「GOLF SHOES 」って書いてある。
ええそうね。別に書かなくても分かるけどね。

税別500円。で、踵にあります通りサイズ24.5センチです。

なるほど、確かに小さいね。僕には履けない。
で、なぜこいつを拾ってきたかといいますと、

ぼろい本体には興味はない。

550円出して「白いキルト」を購入したのでした。このキルトを先程のパトリックコックスに装着しよう、との魂胆です。スニーカーにキルトだなんて、なのですが、大人っぽくてよいのではないか。きっと誰とも被らない。

一度そんな風に思ったら止まらない私です。二足同日にゲットしてきた次第です。

ほんの少しアイボリーがかった白さ加減もパトリックコックスと似ているように思える。ただ、少しばかり薄汚れてます。キレイにしよう。

Reno Mat リムーバー投入ののち、

消しゴムになった激落ちくんでゴシゴシと。

少し汚れが落ちたかな。このキルトもリアルレザーではなさそう。表面が若干ひび割れてますがどうしようもない。遠目では気にならんでしょう。右足分もきれいにしましょう。

足が沢山ある烏賊イカみたいです。
イカしてます。
よし、イソギンチャク、もとい、ソウチャクしましょう。

 

どんっっ。

おお!なんか知らんがええ感じか!?

 

【BEFORE】

【AFTER】

キルトなしでも素敵で気に入ったのですが、ぐっと大人っぽくなってぐっどではないかな。

 

【BEFORE】

【AFTER】

踵履き口と両サイドがネイビーですが、まあ、気にならんかな。

アッパーとキルト、色目も質感も似てます。
デフォルトであるかのうように収まっているのではないか。
足を入れていましょう。

おお、いい感じ。
そうです、こんな感じを求めていた。

靴紐は白でOKですが、このままで良いかな。
白の丸紐に交換した方がいいかもね。
前向きに検討しましょう。

いずれにせよ、

スニーカーがすっかり大人顔に変身しました。
これで春夏用の白スニが3足になりました。

 

記念撮影。

どれも白いスニーカー。
だけど、

キルトのお陰でドレス感ある白スニになったかな。視線がキルトに向かうせいで、ネイビーのラインもそれほど気にならないかもしれない。白く塗ろうかとも思ってたけど、このままでも問題なさそうです。

いやあ、キルトってすごいですね。
それだけで雰囲気が上がりますね。
キルト靴はこれで3足になりました。

記念撮影。

左はHisao Saito by Jaran Sriwijaya
右は元はゴルフシューズのBally

ドレス顔なペアに挟まれても違和感はない。

再度、全景。

白いスニーカー。

なんだけれども、カジュアルな装いは先ほどのキャンバス地の2足に任せよう。こいつは休日のジャケットスタイルがよいな。堅過ぎず、適度なカジュアルさを添えてくれる、そんな1足になったのではないかと思う次第です。

 

ああ、早く履きたいな。
夏まで待てない。
けど、夏まで待たなくてよい。
春まで待てばよい。
春になったら履きましょう。

 

春よ早く来い。

 

(おしまい)

 

 

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2件のコメント

  1. こんにちは
    おおっ!ナイスですね!靴の“部品取り” こういうアイデア大好きです。
    それにしても普通のローテクスニーカーがキルト飾りがあるだけで雰囲気がガラリと変わる…その発想に脱帽です。

    僕も今後は部品単位の視点でも古靴漁りをしてみよう。

    1. 三十郎さん
      こんにちは、ありがとうございます!
      まあ、キルトだけなんでホントは200円くらいでゲットしたいところなのですが、そういうわけにもいかず。
      今後も似たようなキルト付きの安靴を見かけたらとりあえずゲットしとこうかと思ってます。
      そのあとは、、、もう、DIYしかないですね、そのうちやってみようかと笑。

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