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Allen Edmonds Taunton

こんにちは、ばしです。

 

先月末、久々にオッドメントストアさんに足を運んだ私。目出度くWEYENBERGのロングウイングをゲットしてきたわけですが、実はその際、同店オーナーである谷口さんから「おまけ」を頂戴しておりました。

こいつ。

サイドゴアブーツ。

またの名をチェルシーブーツ。私が生まれる少し前、1960年代に爆発的に流行したロンドンのストリートカルチャーに「スウィンギング・ロンドン」というものがあったのだそう。へー、そーなのね、初めて聞きました。

そんなスウィンギング・ロンドンの中心地であった「チェルシー地区」の名を冠してそう呼ばれるのだそう。ビートルズほか当時のアーティストの多くが履いていたらしいです。

 

9月の米国仕入れの際の1足らしいのですが、

履き皺がきつかったり、

糸がちょろりとほどけていたり、

コバ回りも整っていなかったり。
そして何より、

このロゴ。そう、こいつ、アレンです!なのですが、ビンテージショップであるオッドメントで扱うには少しばかり年代が新しいこともあり、扱いに困っておられたみたいで、

「ばしさん、よかったら履いてください。」
「なんなら転がしてもらってもOKですよ。」

とのこと。

おお、よ、よろしいのでしょうか!?
アレン、大好物です。
チェルシーブーツ、1足欲しかった。
サイズは、

7.5D。

ブーツだし、多分ドンピシャマイサイズなはず。ということで、おまけというには豪華すぎるおまけを頂戴してしまったのでした。まあ確かに、久々にお邪魔したこの日も、アメリカから届いたばかりのビンテージの手入れをされておられました(谷口オーナーは元・靴の修理屋さんです)。年代の新しい薄汚れたこいつにまで手が回らないというのもうなづけるところです。

 

さて、アレンのロゴと年代についておさらいです。
新しいとこらへんのを振り返りますと、

通称「縦文字」ロゴ。1990s前半~2013年くらい。私が持ってるアレンはこのロゴのモノが大変多いです。ビンテージというには年代新しめですが、大変素晴らしいです。

その次がこれ。

今回のと同じこのロゴ。年代は2014年頃以降のようです。
せいぜい10年前ですので、ビンテージというよりも単なるユーズド、と言えるのかも。ま、アレンですので品質は問題なしです。

その後、アレンは2017年にCaleres社に買収されたわけですが、現行のロゴはこんなのに変わってます。

なんかそっけないな。

縦文字のがかっこよくて良かったのに。まあ、ロゴは変われどアレンはアレン。で、今回は買収後のモノではなくその前のものです。1足も持ってなかったし、嬉しい、ありがたい。

折しもブーツな季節です。

この秋冬シーズンよりさっそく登板させるべく、2週にわたりましてがっつりメンテしました。

いつも通りまずは左足から。

 

 

LEXOL

今回はコバ回りから攻めてみよう。

ラバーのソールもきれいにしよう。

いきなり歯ブラシで行ってみた。

おお。

これだけでもいい感じ。

 

RenoMat リムーバー

ワックスの類はなさそうなのですが、念のため強力リムーバー投入。

汚れ落としはこれで十分でしょう。

 

デリケートクリームもどき

渇きはないものの、

一応いつもの手順で。

さて、今回はスペシャルに行ってみよう。

 

 

クリストフポーニー・レザーセラム

家具職人の手によるスペシャルオイル投入。

スポイトで、

皺を直撃し、

指で塗り込む。

皺以外も、

やってみた。
同じ手順も右足も。

おお、先に塗り込んだ左足はすっかり吸い込んでいるみたい。この後、皺の部分にだけ「追いオイル」を施して、しばらく寝かせます。ここまでが先々週の日曜日のことです。

さて、翌日月曜日の夜。

随分しっとりました。

けっこう皺が深い。
さらに3日後の木曜日夜、追加施術しました。

クリストフポーニー・レザークリーム。
メンタムみたいな香りのこいつを追加投入。

スペシャルなケアを施したからといって、皺やダメージがなくなるわけではない。ただ、ササクレはなくなり革も柔らかく元気になって、これ以上の劣化のスピードがかなり緩やかになるような気がしてます。

(関連記事「レザーセラムとレダーオイル」)

 

さて、さらに2日が経過した先週土曜日。

どうでしょう。

だいぶ馴染んだかな。

ぴょんぴょん五月蠅い糸をライターで炙って、

仕上げていきましょう。
まずはコバ回りから引き締めます。

 

コバインク(濃茶)

最近よくこいつのお世話になります。

塗り込みました。

どうでしょう。
乾いたら追加で茶を入れよう。

 

KIWI パレードグロス(茶)

出し縫い糸とストームウエルトに歯ブラシで塗り込む。

まずまず。いい感じか。

さて、最後にアッパーを仕上げる。

 

コロニル1909(ミディアムブラウン)

指でしっかり塗りこんで、ウエスでしっかり磨きこんで、丁寧にブラッシングしました。

 

【BEFORE】

【AFTER】

おお、すっきり。

 

【BEFORE】

【AFTER】

なんか元気になったような気がする。

サイドゴア部分は少々薄汚れてますがこのままで。見た目はこんなですが、伸びたりもしていなくて状態そのものはグッドコンディションです。

オリジナルのソールも汚れていただけ。
減りも僅かです。

バックシャンもぬかりなし。

ああ、嬉しいな。
これでアレンのブーツが2足になりました。

左はBayfield。クロムエクセルレザーです。
色目もどちらも素敵な茶色です。

よし、サイズ確認です。

サイズも予想通り、ドンピシャです!!

濡れたような艶感がすごいな。

仕上げのクリームの所為、というよりは、その前段階でのオイルの所為と思われます。この形なら仕事でも履けるかな。ラバーソールだし、雨の日もOKです。早く履き下ろしたいな。

 

その足でまずは谷口さんに報告に行かねば。

 

(おしまい)

 

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