こんにちは、ばしです。
1月も後半戦。
あ、いや、別に何かと戦ってるわけではありません。否、「人生とは戦いだ!」と、そんな風にお考えの方もおられるかも。まあ確かにそんな側面もないわけではない。けれども、どうせであれば多くの普通の人々にとって平和な世の中であって欲しいと願う今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ビン靴蒐集にあたってはebayで海外から購入することも少なからずあるわけですが、セラーの住まうエリアも様々です。アメリカ・カナダ・英国はもちろんのこと、ケニア・チュニジアといったアフリカからもあれば、ハンガリー・ウクライナといった東欧まで、思いのほかワールドワイド。
人々の往来とともに紳士靴も国境を超えて様々な国・地域に広がっていることをあらためて実感するとともに、日本に居ながらにしてそのように世界中の国・人・モノにアクセスできるのはひとえに平和であることの証左であろうと思う。まあ、そうでない国や場所も多々あるわけですが、今年はそのような地域にも平和が訪れると良いですね。
これまでの売り買いの記録を眺めていて、ふとそんなことを感じた1月の後半のある日でありました。そう、今回は恒例の「ゆくくる」であります。昨年12月単月と昨年2025年の一年間を「靴の売り買い」という切り口で振り返ってまいります。
なお、これまで毎月ひと月ごとに振り返って来た「ゆくくる」ですが、今年からは四半期ごとの企画とさせていただきます。単月での振り返りは今回が最後となるわけですが、いやまあほんとに、フィナーレに相応しい慌ただしさであります。てなことで、
まずは昨年12月の状況から。
おお、出入りの激しい1か月であったようです。
売りが7足。とはいえ内4足は友人に押し付けたので実質売れたのは3足ですが、8足と思いのほか買ってしまっていた状況を踏まえますとナイスな判断であった。まあそのあたりの感想・コメントは経年での比較も交えて後半戦で。あ、いや、別に何かと戦ってるわけではないんですけどね。
【旅立った靴①&②】
Alfred Sargent GEORGE BOOT
Alfred Sargent CHUKKA BOOT
購入時期はそれぞれ異なるも、10月末に同時にメンテして売りに出したブーツ2足。どちらも私には小さい&どちらもアルフレッド・サージェント製。冬場に売れるだろうとの見立て通り旅立っていきました。ちょびっとだけ儲かった。
【旅立った靴③】ALDEN コードバンチャッカ
コードバンにしては安かったオールデンのチャッカ。知り合いにと思って拾って来たけど要らんとのことで転がしました。やはり冬場はブーツが売れやすいですね。まあ、他に売りたいブーツはないのですが。これもちょびっと儲かった。「ちょびっと」がどの程度か、は、ナイショにしとこう。
【旅立った靴④】Salvatore Ferragamo TRAMEZZA
【旅立った靴⑤】FILOGRANA フィログラーナ
イタ靴を2足。友人の「ふっかん」に履いてもらうことにしました(「友に古靴をおくる(その4)」参照)。年末の忘年会時に迎えに来てもらったのでお車代です。おお、いいね、そんなお車代。僕も欲しい。
【旅立った靴⑥】Tomo&Co. のジャーマントレーナー
【旅立った靴⑦】Marbot のオフィサーシューズ
こいつら2足はゴルフ場への足代として「サイカイ」に履いてもらうことにしました(「友に古靴をおくる(その5)」参照)。少し早めのお年玉、もしくは数日遅れのクリスマスプレゼント、ですな。
以上、旅立った靴・全7足でありました。
いやはやどいつもこいつも素敵なやつらであります。
以下、拾ってきた靴・全8足をご紹介。
これまたどいつもこいつも素敵なやつらであります。
【拾ってきた①】Marbot のオフィサーシューズ
本記事2度目の登場となるマルボー。友人サイカイに履いてもらうことにしたこいつ、確か2千円でお釣りだったんですよね。相場より安かった理由はこのソックシートの所為かと。凹凸は恐らく追加された中敷きの跡ですかね。落書きもあってその値段だったわけですが、こういうのをお買い得と言うのであろうと思う。
【拾ってきた②】ALDEN コードバンチャッカ
こちらも本記事2度目の登場となるオールデン。相場より安かった理由はこの踵内側のダメージと、ひょっとしたらコードバンであることが分からず通常のレザーとして売りに出されていたから、かも。価格高騰中の折、お買い得なコードバン・シューズはマストバイであります。
【拾ってきた③】アンノウン赤茶3穴PTB
電車通勤に戻そうとの折、歩きやすいラバーソールはありがたい。WRIGHTのペアとの可能性を感じて購入したわけですが、ソックシートにバンプがなくてメーカー判別はとん挫中。まあ、履きやすい点が気に入ったし、メイカーはどこのモノでも構わん。
【拾ってきた④】MAXVERRA
スムーズレザーとオーストリッチのコンビのダブルモンク。それも赤紫で「ど派手」なペアです。コンディションは良好で造りもしっかりしてる。1300円+taxと激安だったのでどんなもんかと拾ってきました。メンテして一度履いてみた上ですぐに転がす予定でしたが、思いのほか気に入ってしまった。当面はステイです。詳細は次回の記事にて。
【拾ってきた⑤】SOREL
これも未紹介なやつ。レディサイズのソレル。カナダの本格ブーツメイカーの品です。こいつも1300円+taxと激安だったので、この冬、万一雪でも積もった場合に備え、家内もしくは娘用にと拾ってきました。個別の記事にするかも・しないかも。早々に転がすかも。
【拾ってきた⑥】ROTMAN’S by McHale
メルカリでゲットしたROTMAN’Sなるガンボート。マスタングペーストでがっつりメンテしたこいつ、製造メイカー判別についてその後進展はありません。なのですが、もうね、こいつはマクヘイル製と断定して良いのではないかな。近々履き下ろします。
【拾ってきた⑦】REGAL VINTAGE
2025年は先ほどのマクヘイルで打ち止め、と思っていた矢先にメルカリで遭遇したso-goodなローファーはリーガル。サドルにスリットがないだけでぐっとドレス感アップします。先日休日にカジュアルに履き下ろしましたが、ジャケパンスタイルでも違和感のないローファーではないか、と、思う次第。
【拾ってきた⑧】J.GANE &Co.
2025年は先ほどのリーガルで打ち止め、と思っていた矢先にebayで遭遇。到着は1月かと思っておりましたが、年内に滑り込みで届きました。こいつ、サイズ的には私の足にちょうど良さげなんですよね。とはいえ、実際に履くべきか史料として持つべきか思案中。まあ、焦って決める必要もないので、当面はこのまま保管しておこう。
以上、買いの8足でありました。
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【まとめ(1)】2025年12月単月
あらためて、売りも売ったり買いも買ったり、な12月でした。まあ、実質3足売れただけで8足購入して収支がマイナス2万2千円ですので、そんな悪くはないかと。なんせ、J.GANEの1足だけで3万円弱の出費ですので、稼いだ小銭を積み上げてJ.GANEでの出費を少しばかり減らせた、と言った感じかと思います。そう、単月の増減が「プラス1」ですので、
貴重な英国ビンテージを2万円ちょっとで手に入れた12月であった
と言えるかもしれない。
いや、言えないね、きっと。で、年間で見ますと、増減がプラス22足で出費が18万5千円。増えた分1足あたりで換算しますと@8,408円となる。おお、まあまあ高めの単価のように思えます。これまでと比較してみよう。
【まとめ(2)】経年推移と比較
上記が記録を取り始めた2019年以降7年間の推移です。尚、zazaさんから譲り受けたコレクション15足(記事一覧こちら)は上記表には含んでおりません。加えたらとんでもないことになりそう・・・。いずれにせよ、
この表を見て感じることを以下コメントいたしますと、
①7年間での増減が「+185足」となっています。自身の靴だけではなく、家内・息子・娘・父に買ったの靴も合わせた足数ではあるのですが、道理で我が家が靴だらけになるわけです。
②7年間の収支平均額が「-12万円」となっています。84か月で85万円。ひと月あたり1万円。2025年単年でも1万5千円。週に一度飲みに行けばそのくらいの飲み代がかかります。全部売っ払ったらある程度回収できるんではないかな。売らんけど。
③7年間で買いが「500足オーバー」となっています。1年あたり72足。ひと月あたり6足。全部中古なわけですが、日本の業者を除く一般人の中で「最も沢山靴を買った男」になれたかもしれない。嬉しいかどうかはよくワカラナイ。
過去7年を俯瞰しますと上記のような印象です。で、これを踏まえて昨年2025年の状況を見て感じますことは、
④表の一番右(B)÷(A)の額が「-8408円」となっています。
過去7年の中で最大かつ突出していると言えるのではないか。そもそも(B)÷(A)の数字が何かを表しているわけではないのですが、経年比較でこれだけ大きな変化があることは気になる。この数字が過去最大となった理由として考えられる理由は、
(1)売れた靴の平均単価が低くなっている
(2)買った靴の平均単価が高くなっている
上記のいずれかまたはその両方、ということになる。
(1)売れた靴の平均単価が低くなっている、このことに間違いはない。と言いますのは、正確には「売れた靴」ではなく「旅立った靴」であり、その中には、「友に古靴をおくる」ということで友人知人に送り付けた靴も含まれます。昨年1年で8足が該当しその8足は「売上ゼロ」でありますので、平均単価を下げる圧力になることは間違いない。
(2)買った靴の平均単価が高くなっている、については、うーむ、どうなのだろう。相も変わらず「ワンコイン」「千円でお釣り」「二千円でお釣り」と言った靴を拾ってきてますので、中古靴の流通価格の最低額が底上げされたわけではなさそうです。にも関わらず数字が大きくなっているということは、
値の張る靴を買った割合とその金額が従来よりも大きい
ということなのかもしれない。実際のところどうなのでしょう?過去4年間の購入単価をプロット&比較してみよう。
うーむ。
確かに、2025年はそれ以前の3年と比較して特徴的ではある。まずはピンク色の矢印範囲=5千円以上の割合が多いかも。かつ、オレンジの矢印範囲=1万円以上の点数も多い。中でも1万5千円以上の点数については前年2024年との比較では歴然であります。
おお、そうだっけ、そんな高い靴そんな沢山買ったっけ?
個々の顔ぶれがすぐには思い浮かばない。折角なんで具体的な中身は別途検証してみようと思います。この件は別記事にてアップします。まあ、いずれにせよ、2025年も様々な出会いの多い1年だった、ということですね。
さて、年が明けて2026年。
1月もあと1週間を残すところとなりましたが、今年は、これまでも何度か書いております通り、増えすぎた靴を少しばかり減らす予定です。なので、今月はこれまで1足も買ってません。「次に欲しい靴」なんて聞かれてもすぐに思い浮かばないし、ネットサーフィンしていても「似たような靴持ってるな」なんてことが多い。その程度にまでは増えた。
なもんで、ここらで一旦、手持ちの靴を厳選しよう。で、大切な靴のメンテナンスに注力しよう。そうしていく中で、ビン靴蒐集についての次のテーマがきっと見えてくるはず。1年後に靴棚が、そして、僕のビン靴蒐集の方向性がどうなっているかを楽しみにしながら昨年の振り返りを終えたいと思います。
最後に、
ありがとう2025年。
また会おう!
いや、会えるわけなかろう。
(おしまい)

















