Standard Product のシューケアグッズを使ってみた(前編)

こんにちは、ばしです。

 

毎度のことですが、今回も記事がとても長くなりまして前後編に分けます。本記事が前編。前編&後編とも同時(厳密には1分違い)でアップしてますので、適宜休憩など挟みながらお付き合いください。

 

さて、先日のことです。

百円均一のDAISOのアッパーライン(笑)である Standard Productsのシューケアグッズを購入したわけですが、ええ、早速試してみました。被験者は前回記事にてご紹介したこいつで。

 

Hawkins MODERN HERITAGE LINE

今月の2足目。

インド製のホーキンスです。ホーキンスにしてはきちんとしたつくりで好印象のこいつ。使用感の乏しいミントコンディションのニューカマーなのですが、こいつで新しいシューケアグッズを試してみました。

 

スタンダードプロダクツで購入したこの3点。

右から、ステインリムーバー(330円)、デリケートクリーム(330円)、乳化性クリーム(ムショク・550円)。

いつもの手順に重ねますと、

右から、Mモウブレイのステインリムーバー、デリケートクリーム替わりのDAISOのヒト用クリーム、コロニル1909シュプリームクリームデラックス。デリクリはほかにMモウブレイのアボカドオイル入りのやつも使っておりますが生憎切らしてましてありませんで、いつもの安いやつで。

左足は従来の3点セット。右足は新しい3点セットを入れてみて、使い心地や仕上がりの差異をみてみようとの趣旨です。早速いってみましょう。

いつも通りまずは左足から。

 

 

 

ステインリムーバー

まずはいつものやつで。

汚れは若干。布がほんのり茶色くなりました。
まあね、ミントコンディションだし、恐らくワックス等は塗り込まれていないでしょう。アッパーの茶の色が少し布に移ったようです。

次に、右足にスタンダードプロダクト。

おお、デザイン、かっけーです。

布にとってアッパーを拭き取ってみたところ、いつもより浸透するように思える。

あれま、左足より茶色の落ちが強い。

ま、見た目にはそんな変わらない。

そもそもの前提として、

右足の甲の方が使用感が感じられます。もしくは、そもそもの革の品質レベルが低いのかもしれない。左右で革質に差異があるのはままあることのようで、こればかりはどうしようもないです。以下順次作業を進め左右で比較しておりますが、この点を念頭にご覧いただけたらと思います。

 

 

デリケートクリーム

左足にいつものDAISOのヒト用クリームを入れてみた。

主成分は水とグリセリンです。
保湿&栄養補給が目的ですが、艶感も出ました。

次に、右足にスタンダードプロダクト。

量が少ない上に銀ホイルの内蓋もあって、見た目にはかなり高級感があります。

指にとってみた。DAISOのヒト用よりも、また、いつものモウブレイのデリケートクリームよりも粘度が高めで白の色目も濃い印象です。こちらの方が水分量が少ないのかも。

右足に塗りこんでみた。
少しべたつく感じ。いやな感じではない。

ご覧の通り、

向かって左、右足のスタンダードプロダクツの方が色が濃くなりました。革への浸透?がこちらの方が大きいのか、成分のせいなのか。良い悪いではなく、使用による「見た目の変化」がより大きいので、「メンテしてる感」も高くて作業に楽しさを感じやすいかもしれない。

 

さて、いつもならここでTAPIRのオイルを入れますが、今回は割愛して仕上げます。

 

 

乳化性クリーム(ムショク)

まずは左足にいつものコロニル。主成分はアロマオイルや美容液にも使われる天然シダーウッドオイルで、香りもとても良いのが特長です。

いつも通りの自然な艶感です。流石です。
次に、右足にスタンダードプロダクト。

こちらもデリケートクリームと同様に粘度高めで濃い印象です。香りは乳化性クリームというよりは固形ワックスのような匂いです。その昔にKIWIのワックスで靴磨きしていた頃を思い出させる有機溶剤の匂いです。

浸透する、というより、「塗ってる」「載ってる」感じが強いかな。

左右で仕上がりも随分異なる。

いつもの手順で仕上げた左足はいつものような自然な仕上がり。それに対しまして右足は「光らせた」「表面に膜が張っている」感がやや強めです。アッパーの革質に差異がありますのでそれを差っ引く必要はありますが、

やはり光り方に違いがありますし、

手触りもかなり異なる。

原因は成分中のロウの有無、なように思える。

材質は最初に「ロウ」とあります。やはりこれによる光沢、なのでしょうね。ちなみに、この乳化性クリームは日本国内で製造されているようです。ちなみに、デリケートクリームはと言いますと、

中国製とのこと。その分安いのでしょうか?よくワカラナイ。主原料はラノリンオイル。羊毛に含まれるオイルで皮革の保護や化粧品なんかでも使われるもののようです。

 

横道にそれました。メンテ完了。

 

【BEFORE】

【AFTER】

やはり右足の方が変化が大きいように思える。
太陽の下ではどうだろう。
昨日、早速履き下ろしてみました。

あ、朝日が当たり過ぎてよくワカラナイですね。

右足の方が茶色が濃いかな。

日陰だとこんな感じ。色の濃さについては差異はあまり感じられない。トゥはほぼ同じ印象ですが、甲は右足の方が薄い膜が張ったような印象です。

少し暗いとほぼ同じか。

さらに暗いところでは、やはり右足のほうが濃い、暗い印象です。

まあ、普段の目線ではこんな感じでしょうから、色の濃さ以外は大した差はない、と言えるのかもしれません。色が明るめの茶色や真っ黒のアッパーだとどのくらい差がでるのか分かりませんが、いずれにしてもそうと気づかれる恐れはなさそうです。

どちらが良いとか悪いとかではなく、好みでしょうかね。

スタンダードプロダクツの方が手っ取り早く光る。手軽に変化を実感できて、手入れが楽しいし、それゆえにルーチンにもしやすいでしょう。革靴初心者の方や忙しい方向けにはとても良いかも。ワックスも無くて良さそうです。

 

さて、使い心地ですが、
感想としては・・・・、

 

 

後編につづく

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