こんにちは、ばしです。
先月は新しいメンテグッズ買いました。
新旧織り交ぜていろいろと試しつつ、手持の靴を一通りメンテの予定です。
先週から今週にかけて、こいつら。
【左】Chippewa Postman 1980s
【右】Allen Edmonds 1949(?)
被験者、もとい、被験靴はぼろいやつ2足。
雨の日がハレの日のチペワ。晴雨問わず履き過ぎておんぼろ。アレンは青タグとかなり古い。小さくて履けず出品中ですが、一旦取り下げてメンテです。
メンテの手順と使用するグッズは、大体いつもこんな感じです。
【汚れ落とし】ステインリムーバー、LEXOL、RenoMat
【水分等補給】デリケートクリーム、100均クリーム、リッチモイスチャー
【油分補給】TAPIRレダーオイル
【仕上げ】コロニル1909、ほか、サフィールクレム、時折ワックス
各ステップともに複数の選択肢がある中、一択であった「油分補給」のステップに追加されたのが「クリストフポーニー」。「レザーオイル」と「レザーセラム」の2アイテムを購入しました。
よりダメージの程度の大きい皮革向けの「セラム」。8月末の英国靴4足に続き、米国靴2足に投入してみました。
青タグアレン
まずはこいつから。以前ガッツリとメンテしました。確か前回はレダーオイルガッツリ入れました。ですが、皺やクラックはどうしようもありません。
左足。こんなです。
結構ひどいです。使用には問題ない程度なのですが、まあ、イケてません。前回のメンテ以降1年ちょっと経過してます。小さくて一度も履けないんですが、少しばかり乾燥したようにも思えます。
セラム投入。左右とも全体に塗り込んだあと、ひどい部分には直接スポイトで投入してみました。
その後、指で押し込むように塗り込む。
油ギッシュです。
完了! このまま1週間放置しましょう。
次いで、チペワ。
黒地に黄色。1970s-80sのペアです。我が家に来て4年半。これまでさんざん履いて、2年前には丸洗いしたりと、さんざんメンテの実験台になってもらいました。今回もご協力をお願いした次第です。
ステインリムーバー~デリケートクリーム入れました。雨の日に、晴れの日にと、かなり履いてますので、甲の皺ほか、使用感満載です。
左足の外側。右足の内側。クラックもちらほら。
そんな左足に、レザーセラム。
スポイトでぽとり、で、塗り広げる。
右にはTAPIR入れてみよう。
ところで、「LEDER」=「LEATHER」ということで、いつも「レダーオイル」と書いてますが、ドイツ語の発音としては正しくは「レーダー」みたいですね。もう、面倒なんでレダーのままで行きます。そんなレダーオイル、普段は布に取るのですが、今回はこんな感じで、
セラムのようなスポイトはありませんので、直接指にとって、塗り込んでみました。
左右ともに油IN。
右足にレダーオイル。左足にレザーセラム。
どちらも同じ効能効果のグッズです。仕上がり、どうなんでしょうね。
こいつも1週間放置です。
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1週間後。
仕上げましょう。
アレンから。
見ためそんな変わりませんかね。とりあえず仕上げましょう。
左足。コロニル・ニュートラル投入。
右にも。追加メンテはこれだけ。
【BEFORE】
【AFTER】
クラックは当然なくなりませんが、見た目の程度はあきらかに改善されているように思えます。
アップで。ひどいにはひどいですが、手触りも「ひっかかり」がなくなって、状態としてはかなり落ち着いたような印象です。
【BEFORE】
【AFTER】
全体的にぷっくらとして、皺やクラックの見た目が柔らか・優しくなった印象です。手触りも見た目と同様です。一定の効果あり、ですね。
さて、チペワはどうか。
1週間後状態がこれです。
まずは左にサフィールクレム投入。
マットな黒。油の後に油性クリーム、だから、光らないのもしょうがない。
締めはいつも通りで。
コロニル(ニュートラル)追加。まあ、普通にいい感じ。
右も同様に追加施術です。
【BEFORE】
【AFTER】
右と左、レダーオイルとレザーセラム、どちらが特にどう、というのはないかな。
【BEFORE】
【AFTER】
どっちもどっちかな。
【BEFORE】
【AFTER】
左右ともにクラックが目立ちづらくなりました。
左足のクラック。
右足のクラック。
アレンと同様、左右ともに手触りはずいぶんソフトになってます。
靴紐、ビンテージ感あるやつに交換しました。
あらためて、ビフォーアフター。
【BEFORE】
【AFTER】
【感想】
レザーセラムとレダーオイル。
どちらが特に優秀、といった差異はあまり感じられませんでした。レダーオイルは投入後1日置くべきなのでしょうが、せっかちな私はすぐに次の手順(主にコロニル投入)に進めてましたので、こんなに時間を空けたのは初めてでした。
で、感想としては、どちらも優秀。クラック部分の見た目の変化は写真の通りそれなりですが、効能効果としては、触ったときの手触りの改善の程度がなかなかに素晴らしい。見た目以上に優れているように思えます。
使用のタイミングとしては、先日の英国靴の時と同様、クラック予防の目的で塗布しておくのがもっとも有効な使い方、との感想です。
てなことで、今回もあまり役に立たないレポートと相成りました。
懲りずにほかペアにも順次投入していきます。
懲りずにまたレポートします。
お楽しみに~。
(おしまい)
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