LOBB’Sで追い込み

こんにちは、ばしです。

 

今年も残りあと僅かですね。 
年々、正月らしい雰囲気や風情が薄れていく、そんなふうに感じてましたが、12月も半ばを過ぎると流石に慌ただしく「年の瀬」な気分はいつもどおりですね。

大掃除に年賀状作成と、やるべきことは多々あるのですが、そんな中で私にとって大きなテーマの一つが「年間収支の改善」です。「靴を転がして靴代タダの人生」を目指しておりますので、大きく買い越し、大幅にマイナスのキャッシュフローのまま一年を終えることはできるだけ避けたい。

ということで、今月はセドリモード全開の私。

リユースショップの靴棚を見つめるその眼(まなこ)、そう、それはまるでハイエナかハンターのようです(たぶん。自分では見えない)。で、さっそく拾ってきました。いつものセカストにて。値札の価格がじわじわと下がり、ついに私の餌食とあいなりました。

このスタイル、とても好きなスタイルです。加えて、切り返し部分の縫い目が見えない「レベルソ仕上げ」。

ドレッシーさに拍車がかかっています。お正月や成人式などのフォーマルな足元にはドンピシャなスタイルですから、師走に転がすにはもってこいでしょう、うしし。

サイズは40。US7くらいでしょうか。マイサイズなら自分で履くのですが、少しばかり窮屈なシングルモンク。実際、足を入れみようとしましたが、流石に無理でした。残念ながら、マイファースト・LOBB’S、にはならず。

 

 

LOBB’S

あらためて、こんなブランドらしい。

LOBB’S(ロブス)とは、イタリアの紳士靴ブランド。1974年にセネガ・ビチョンソ氏によって創業したファクトリーで、本格派ながらも良心価格なブランドとして知られている。1980年代にはボローニャの国際靴展示会で本格ドライビングシューズを発表し、世界的に大ヒットとなった。イタリア靴ながらも、ブリティッシュ・トラッドをベースとしたフォルムが特徴的である。

「服DB」さん記事コメント拝借)

 

30年ほど前、学生の頃に見知ったブランド・ロブス。日本での扱いはいつ頃からなのでしょう? 1980年代に世界的ヒットを飛ばしたとのことですので、日本上陸はそのあたりでしょうか?  何せ、1990年前後のバブル期にはいろんなブランドが日本に入ってきたものでした。

別のサイトの記事によりますと、今現在のここのペアは、アッパーの染めのムラや発色、個性的で魅力溢れるデザインといったことが特徴のようなのです。が、今回のペアは黒。また、スタイルも、ぱっと見ではイタリア靴そうでないのか、判別つきません。「ブリティッシュ・トラッドをベース」としているゆえか、今回のペアは色んなシーンに合わせやすくて扱いやすそうです。これは転がしやすそう、かも笑。

よし、さっそくメンテです。
いつも通り、まずは左から。

 

 

ステインリムーバー

それなりにワックスがついてましたのですっぴんに。

 

デリケートクリームもどき

保湿。

 

TAPIR LEDER OIL

油分補給&保革。このステップでは必ず見た目がマット調になります。

 

コロニル1909

仕上げ。ワックスなくてもこの輝き。うん、いい感じです。

右も同様に仕上げました。

うん、あらためて、なかなかに綺麗なフォルムです。
ビフォーアフター。

 

【BEFORE】

【AFTER】

シャープなスタイルですが、レベルソ仕上げのせいでしょうか、角が取れて、少し優しくてエレガントな印象です。素敵です。

【BEFORE】

【AFTER】

マッケイのソール。もともとはヒデゥン仕様だったみたいです。それなりに履かれてはいますが、レザーソールのへたりはなく、トップリフトの削れも僅かです。

見えづらいですが、左に比べて、右の甲の皺がきつめです。右だけ、あとでリシェイプしよう。

(リシェイプ関連記事)
マイファーストWEYENBERGのメンテ
ぼろっチーニーをメンテナンス
古いPTBをメンテ&リシェイプ

 

さてさて、いくらで売り飛ばしましょう。
後は写真撮影してメルカリにアップするだけです。
だけなのですが・・・。

がーん。

ダメージです。
踵が剥がれてます。
これでは履けません。
これは売れません。

ハイエナかハンターのような眼(まなこ)で、一体私は何を見ていたのでしょう。セメント製法の爪先が剥がれて口が空いていた、なんてことは経験ありますが、今回は踵です。まあ、よおく見なければ気づきません。履けばわかったのでしょうが、履けなかったし、気づかぬまま持ち帰ってきました。

 

こんなのは初めてです。
マッケイだから?
なぜ?
これって、修理できるんでしょうね、普通に、きっと。
いくらかかるのでしょう? 
ダメージのある左側だけ修理で、いいのでしょうか? 
そのうち右も同じことにならないか? 
予防の意味もかねて左右とも同じ施術を受けさせるべきか?

で、そもそも、というか、またもや、というか、マイサイズでない自分で履けない靴を修理代かけてまでリペアするか?

この部分以外はダメージは皆無ですが、修理せねば出品すらできません。修理して、出品して、転がすまでを年内に済ませてしまえるのだろうか?

うーん。
急いては事を仕損じます。何を仕損じるというのか、自分でもよく分かりませんが、こいつはしばし放置プレーです。修理は来月以降にしよう。

うーん。
LOBB’Sで追い込み、のはずが、LOBB’Sの所為で追い込まれてきました。履けない靴にリペア代って、最近このパターン多いです。それ以前に、何より、今月の収支はさらに悪化です。

 

年の瀬に、何ばかなことやってるんでしょうね。

 

 

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