5足目のイーストコースト(中古のリーガルその29)

こんにちは、ばしです。

 

早いもので5月も半ばです。

そろそろ4月の振り返りを行いたい。のですが、4月に買った6足中2足がまだ手付かずのままです。GWに3足まとめてメンテするつもりが前回のクロケット1足どまり。

4月の振り返りはせめてあと1足メンテしてからにしよう。てなことで、GW中にメンテしそびれたやつ、ようやく一昨日弄りました。

こいつ。

 

 

REGAL East Coast Collection

久々のイースコトーコーストコレクション。

過去に何度も登場してますので、今更説明は不要と思われるリーガルさんの今は亡きアッパーラインです。

箱付きです。
が、色もサイズも表記が異なります。
このペアのモノではないようです。

ですが、それでも嬉しい。

イーストコーストコレクションはこれで5足目です。とはいえ、マイサイズで今も活躍中なのはスリッポン1足だけ。今回はウイングチップです。

とはいえ、リーガルさんのロングウイングはこれで3足目ですし、ロングウイングは他にも沢山持ってます。LWBばかりそんな沢山は要らない。なんだけど、今回のは特別です。

分かります?

ミシン目が2本。そう、こいつ、

ノルウィージャンウエルティッドなのです!

「イースト~」のラインはチヨダ製靴で作ってたと聞いたのですが、これもチヨダ製なのでしょうか? いずれにせよ、こんなリーガルあったのね。今まで見たことありません。あ、いや、厳密には今年の1、2月頃にメルカリで見かけてたんですよね。

その際は、買おうか、買うまいか、どうしようか。もう少し値が下がったら買おう、と思っていたら、売れてしまったのでした。うーん、残念、縁がなかったのね。それから数か月後、同じ個体と思しきペアが出品されているではありませんか!?

セラーさん曰く、購入したもののサイズが合わなかったとのことなんだそう。おお、そうなのね、やはりあの時の個体なのね。これは買っとけとの神様の思し召しですね、てな経緯で私の足元にやってきたのでした。

サイズは25.5の・・・、

25.5のEです。
で!シックス・ネイルです!
おお、イーね、イーですね。

積み上げのヒールにも釘。トップリフトはクサビ形。
リーガルさんのペアとは思えないような意匠です。

タン裏はレザー。で、スポンジ入りです。

ライナーもオールレザーです。
丸にN、って、何かな?
いずれにせよ、かなりよさげです。

儀式、いってみましょう。
いつもどおりまずは左足から。

 

ステイン・リムーバー

ワックスはほぼなし。

なのですが、思ったより汚れてました。

 

LEXOL

歯ブラシでコバ回りをしっかりと搔き出す。

布にとってアッパーもしっかりと。

 

デリケートクリームもどき

百均のヒト用クリームをたっぷりと。

かなり吸い込みます。
いつものリーガルさんのシボ革とは異なる雰囲気です。

 

リッチモイスチャー

もちもちになるやつを入れたら、

 

TAPIR レダーオイル

油分補給&保革。

もとから綺麗でしたし傷みもなかったし、見た目には変化あまりありませんが、触った感じはかなりいい感じになってきてます。

オイル入れましたので気持ちばかり、10分ほど浸透させたら仕上げです。

 

コロニル1909(ムショク)

いつものクリームで仕上げ。

少し色が濃くなったかな。ほんの少しだけ乾いてたかも。
このあと、右も同じ手順で進めるわけですが、

クリームとオイル入れた後の革の柔らかさ。
分厚いのに、とてもしなやかで柔らかです。いつものリーガルさんのペアにはないソフトさで、インペリアルとも異なる感じです。

そんなこんなで、
靴紐を通したらメンテ完了です。

 

【BEFORE】

【AFTER】

なんだかリーガルぽくないな。

 

【BEFORE】

【AFTER】

ソールもきれい。

発色もよくなりました。

ステッチが1本増えただけで雰囲気が上がりますね。
え?そうでもないって?まあ、靴好き以外にはどうでもよいことかもね。

Eウイズの割にはしゅっとしてます。
重ね重ね、リーガルぽくないな。
ほかのウイングチップと比べてみましょう。

まずは、リーガル2足。

 

布タグリーガル

黒いリーガル2235は25.5Eです。
同じ25.5Eとは思えないな。
今回のがスリムなのか。

革のシボの雰囲気も異なります。

 

REGAL made in USA

USメイド、本家のリーガル1960s。
US8Dなのですが、表記より太めです。
今回のがスリムなのか。

羽根周りの形も全く異なる。
革質はUSAに軍配ですな。

 

次に、
米国メジャーどころ2足と比較。

 

Allen Edmonds MacNeil

コードバンマクニール。
US8Dです。
やはり今回のがスリムだな。

Wの真ん中のとんがり加減が似てます。

最後に、

 

Florsheim Royal Imperial Kenmoor

おおっ、なんかそっくりだな。

革の艶感と雰囲気がこれまで最も近しいです。
手で触った際のアッパーの分厚さと柔らかさ加減もこの2足はかなり似かよった印象です。

5足で仲良く記念撮影。

ちょうど色もかぶりません。十人十色、五足五色、てな感じですね。いや、まあ、実際には、我が家のウイングチップは今回のリーガルのペアで40足めなんですよね。

(他の39足一覧記事こちら

 

 

四十足四十色。

まあ、別にかぶっても構わないです。
ウイングチップは大好きです。ただ、

リーガルの LWB はこれで打ち止めにしよう。
もういい加減、十分ですよね。

なもんで、

次のリーガルはPTBにしてみた。

グリセリン保湿中、なう。
今週末には仕上げます。
どんな感じになるでしょう。

 

お楽しみに~。

 

 

(おしまい)

2件のコメント

  1. コメント失礼します。いつも楽しくブログを拝見してます。ふじと申します。

    Nマークは検品からはじかれた品、今で言うアウトレット商品ですね。仕上げ違いやシワが入ったなどで、正規店で売らないよう(わかるように)スタンプを押したというやつです。

    古いものにもNスタンプってあるんですね。あんまり見たことがなかったです。

    最近のチヨダ製は、シェットランドフォックスのアッパーラインかREGALのインペリアルグレード、パターンオーダーくらいでしか見なくて、寂しいものです。

    これからもブログ更新楽しみにしてます。頑張って下さい!!

    1. ふじ様
      コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします!
      Nマーク、そうだったんですね。知りませんでした、ありがとうございます。
      海外モノのリジェクト品の「R」マークの奴はたしか何足かあったような。
      ですが、「N」は今回が初めてです。日本製靴時代のリーガル向けで「N」かいな、
      などと想像しておりましたが、なんの略なんでしょうね。「NO」でしょうかね。
      いずれにせよ、アウトレット品とはいえなかなかのクオリティです。
      大事に履きたいと思います。

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