こんにちは、ばしです。
いやあ、寒いですね。
日本海側を中心に積雪が凄いようです。雪の地域でもこの時期にこんなに一気に積もることはないみたい。大きな事故のニュースなどはないようなのが幸いですが、皆さんご自愛ください。
大阪は雪は積もるどころか降ってもいませんが、なんせ寒い、寒い、寒いです。こんなに一気に気温が下がるなんてことはあまり記憶にない。お陰で先週金曜は人生初の眩暈(めまい)ってやつを体験しました。
なんでも、寒さが原因の眩暈、ってのもあるらしい。え、そうなの、初めて知りました。コロナ禍のこの数年はクルマ通勤でした。その前は電車通勤でしたが、自宅から駅までの15分は歩き。
それが、この秋からの電車通勤では歩きではなく自転車にしてるのですが、金曜朝、激烈に寒い中を自転車で風を切っているうちに三半規管が冷たさでおかしくなったようです。
幸いにも軽度だったみたいで午後には治り、念のための血液検査も全くもって異常なし。いやあ、よかったよかった。なんだけれども、こんなことのあったばかりの週末は大人しくせざるを得ない。
週末の靴メンテは屋外派の私なわけですが、流石にやめとこう。てなことで、昨日は代わりに部屋でぬくぬくしながらリペア活動に取り組んだ次第です。こいつと戯れました。
L.L.Beanのコマンドセーター
最近英国づいている私。
MADE IN ENGLANDのコマンドセーターをゲットしました。
ええ、2枚目です。
1枚目は上のベージュのやつ(過去記事)。2枚目の今回はネイビーです。それぞれタグが異なります。ネットで調べてみたところでは、どうやら1枚目のタグ(上)のは1970sで、今回のタグ(下)のは1980sらしいです。まあ、別に何年のでも構わないのですが、「旧い英国製のウールセーター」って、なんだか嬉しい響きです。
1枚目をゲットしたあと、「紺とネイビーも欲しい」と思っておりましたところ、どうやら神様に聞こえたみたいで、ソッコーで出会ってしまいました。そうなるともう迷いはない。ただ、今回の2枚目は1枚目とは若干趣が異なる。
どのように異なるのかといいますと、
おおー、アナーキーなやつです。
前身頃に2か所。
プラス1か所の計3箇所。
まあね、旧いものですから多少の不具合はあるでしょう。なんせ今回も二千円でお釣りでしたし、ノーダメージを期待する方が無理があるってもんです。
てなことで、こいつの出番です。
娘の小学生時代の裁縫道具。
今では私の相棒です。
黒の手縫糸。ピーコートのボタン付けの際に買ったこいつを使いましょう(参考「ミリタリーコートの修繕」)。
まずは糸を通す。
というか、これが最難関なわけで、糸さえ通してしまえばあとはなんとかなるってもんです。さて、ちくちくやりましょう。
縫う。
縫い方は適当です。
針先部分がリペア箇所なわけですが、白ならいざ知らずこの色です、そうだとは分からないですよね。
3か所目はでかめですが、まあ、適当に。
塞がりさえすればよい。さて、問題が1点。
本当に3箇所だけなのか。
確認してみよう。
白のインナーだと穴があればそうと分かるはず。幸いなことに、見つけた3箇所のみだったみたいです。ていうか、先に確認しろってね笑。
指先あたりが修理した3箇所なのですが、白のインナーも見えてないし、とりあえず塞がったようです。なんとなくリペアした様子は窺い知れますが、「買った時点でこの状態」ということが普通にありうるのがビンテージです。全く問題なし。これで良い。
これにて修理は完了。
今日この後クリーニングに出します。1枚目はクリーニングから帰ってきました、昨日さっそく着てみました。
病み上がり(?)ですので暖かくしました。
靴は息子のスペクタス。勝手に履いてみた。ボトムスはパンツの上からゴルフ用のオーバーパンツ。寒さ対策は万全、なところに、1枚目のウールセーター。いやあ、このセーター、かなり暖かいです。買ってよかった。ネイビーも買えてよかった。もう1枚、黒も買い揃えようと思います。ただ、問題がないわけでもない。
実はね、少しばかりちくちくします。
首回りだけでなく、脇腹や背中なんかも、インナーの上からなのに少しばかり時々ちくちく。おお、そういえば、子供の頃着てたウールのセーターってこんなだったな。時代を感じる。懐かしい。こんな感じでちくちくしたものです。気にならないわけではないのですが、まあ、かなり暖かいし、見た目にも暖かいし、贅沢ばかり言わず少しくらいは我慢しよう。
なんせ、この雰囲気です。
これ1枚着るだけで、なんとなくこだわりのあるオヤジ的な雰囲気を醸してくれる。ビンテージのコマンドセーターってそんなやつなようです。
私自身は、そもそも靴以外は特段ビンテージ好きという訳でもなく、同様にエルエルビーンファンという訳でもないわけですが、感想といたしましては、やはりいいものはいいなあ。好きだなあ。きっとこうやって沼に嵌っていくんだろうなあ。
安いし、転がせるし、ビン靴同様にお金かけずに楽しめそうです。ただ、靴みたいに増える一方にならないよう注意せねば。
ベージュは1970s。ネイビーは1980s。
次の黒は1990sあたりでしょうか。今回のネイビーも、次に買う黒も、着たらベージュのやつみたいに多少はちくちくするのでしょうね。今回は、「少しちくちくするやつをちくちくしてみた」、そんなお話でしたとさ。
メリークリスマス。
(おしまい)