アンノウン・ワークシューズ

こんにちは、ばしです。

 

最近、正体不明のアンノウンな靴に惹かれる私。

理由は3つ。

 

一つめは、お安いこと。大体、雑多な靴コーナーに鎮座してます。

二つめは、正体を探ることそのものが楽しいこと。調べる喜びがあります。

三つめは、自分のモノを見る眼を試せること。まだまだ自信はありませんが。

 

お盆休み初日。

そんな、三拍子揃ったやつを拾ってきました。

こいつ。

 

WINGTIP WORK-SHOES

 

・SIZE:表記なし(US8ハーフくらい)
・生産国:表記なし(???)
・メーカー:表記なし(不詳)

近所のセカストで随分以前から雑多な靴コーナーに並んでいたやつです。羽根の開き方が安物靴っぽいなぁ、などと眺めてました。

で、今回初めて手に取ってみましたところ、以外に丁寧に作られていて、モノはそんなに悪くなさそうです。

安いやつが夏のセールで靴がさらに10%オフ。いつもの2000円でお釣り、ということで、とりあえず持ち帰ってきました。

早速サクッとメンテです。

いつも通り左から。

 

1.ステインリムーバーで汚れ落とし

アッパーの革質は、決して悪くはない。安物にありがちなペラッとした感はありません。じゃあ、良いのかといわれたら、そうでもないような。定価で1万円台半ばから2万円前後、てな感じでしょうか?しかしまあ、革を見てその良し悪しを云々言えるような眼は持ち合わせてません。なんともかんともです。

 

2.ヒアルロン入りローション

生憎デリケートクリームを切らしていたので、DAISOで買ったローションで保湿です。しっかり吸い込んでもっちりになりました。厚手のミッドソールの茶色の色目も濃くなって、なかなかの雰囲気です。

 

3.プレステージクリームナチュラーレ

ワークシューズですが、オイルを入れるのは抵抗があります。なんか違う。ワークブーツほどアッパーも分厚くはありません。なもんで、クロムエクセルレザーに使用するオイル多めのクリームを投入です。

ウエスで磨いて、ブラッシングして終了です。

ビフォーアフター。

 

古い丸紐も新品の平紐に交換しました。

 

ホールド感のあるヒールカップ。デザインもなかなか凝っていて素敵です。

 

形状は非常に特長的です。ポッコリしたトゥ。バブル期に流行った「おでこ靴」みたいなトゥでもあり、東欧のブダペスタースタイルのようでもあり。

 

ソールはレッドウイングなどのワークブーツっぽですが、形状はかなりシェイプが効いてます。

 

モディファイラストっぽい絞り込み。ステッチも細かく丁寧な、360度グッドイヤーウエルティッド。トゥのメダリオンも初めて見るデザインです。

ライナーは黒、で、爪先側は白。ファブリックではなく、革のようです。このあたりの作りも、安物にはないきちんとした所作です。

メーカー名やサイズなど、通常あるはずのなにがしかの文字がまったくどこにもありません。白いソールの底にも、文字やロゴ一切なし。

唯一の文字がこれ。

中央にあるのが「VERO CUOIO」。イタリア語で本革製、という意味のよく見かけるやつです。イタリアで作られた靴かもしれないし、革がイタリア製なだけで、他の国でつくられたのかも。

で、気になるのがその周りにある釘の跡です。

こいつは一体何なのでしょう?

一瞬、おお、ハンドソーンウエルティッドの靴みたい、と思いましたが並び方があまりにもランダムかつ雑です。

ビスポークのフォスター&サンの釘跡はこんなです。

おお、流石、美しい。

 

高橋」とのタグのついた日本製ハンドソーンはこんな感じ。

改めて、並べてみますとこんな感じ。

 

爪先あたりのやたらめったら数の多さが意味不明ですが、釘の跡はフォスターほど綺麗な並びではありません。こっち方が雰囲気近いかも。

ただ、沈み込んだ感じはフォスターの方が近い。

 

で、そもそも、ワーク系のラバーソールの靴でハンドソーンってないよね。

念のため確認しましたが、ヒールカップには釣り込まれた跡もありません。

ええぃっ、一体全体、君は何者なのかいな?

 

分からぬまま、とりあえず履いてみました。

鏡に映ったものなので画像やや粗いですが、爪先あたりが浮いてます。この角度のお陰で、非常に歩きやすいです。この手のワークシューズってどれもこんな感じなのでしょうか?

ワーク系の靴は持っていないし履かないし、ソールのつけ方・形状が、これがデフォルトなのか特殊なのか、判断つきません。

別の角度から。

好みを言わせてもらえば、羽根がもう少し閉じたらいうことないんですけど、カジュアル過ぎない雰囲気がまずまず素敵です。

ラバーソールをレザーのダブルソールかなにかにリソールしてみたい誘惑にかられます。

が、残念ながら私には少し大きい。

結局このまま、息子の足元で活躍することと相成りました。

 

しかしまあ、こいつは一体何者なのでしょう。

特段高級なものではないのでしょうが、なんか気になるやつです。

釘の跡だけが普通でない雰囲気で気になるのですが、十中八九、その辺のお安くもお高くもない、普通の靴のように思われます。

もしも、名の通ったちゃんとしたシューメイカーのものだったりすると、私の目利きもそれほど悪くはない、ということになりますが、どうなんでしょうね。

もう少し、調べてみることにしましょう。

それこそが、正体不明な中古靴の楽しみだったりするわけです。(けれども、難航しそうでもあり、もしお心当たりのことなどございましたらお知らせください笑)

 

で、そんなのを3~4個拾ってくると、一つくらい当たりに当たるものです。

 

案の定、次のアンノウンは早速「当たり」でした。

こいつの正体は次回に。

で、その次回ですが、都合により次の日曜は更新お休みさせて頂きます。

次回は来週火曜日となります。

 

素敵な週末をお過ごしください。

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