リメイク・フローシャイム(前編)

こんにちは、ばしです。

 

緊急事態宣言解除後の最初の週末 in OSAKA。

まあ、解除といいましても引き続き注意が必要なことに変わりはありませんし、自主的に不要不急な外出は控え大人しく過ごしました。
まあ、解除前も後も、いつもと変わらぬ休日、です笑。

ということで、作業もブログも先週の続きです。
傷だらけ・クラックだらけのぼろいフローシャイム6131、引っぺがして塗り直しです。

前回の最後、こんな感じでした。

いつも通りにメンテしたら、アッパーの傷んだ箇所がずるりと剥がれました。
まさにスカーフェイス。傷口に黒いクリーム入れましたが焼け石に水。
ということで、まずは、ぜんぶ剥がして、その上であらためて塗り直しです。

手順はこんな感じです。

 

1.無水エタノールで脱色
2.サンドペーパーでやすりがけ
3.ローバスバチックで染色
4.乳化性クリーム、ほか、をランダムに投入

 

1~3の手順は毎回変わらず。
そのあとは、状態に応じてなゆきです。

 

「自分でパティーヌ」という言葉をご存知でしょうか?
ベルルッティみたいに宝石みたいに革を染める「パティーヌ」なる技法を、自分の靴に自分で施している方が結構おられます。
そんな方々のやり方・手順に倣って、今回も進めていきます。

早速いってみましょう!

 

 

1.無水エタノールで脱色

銀面を剥がしたいわけではなく、あくまでも脱色が目的です。
無水エタノールを浸した布で、そろりそろりと拭いていきます。

やってみました。

真っ黒です。
ワックスの類は前回でほぼ落としてますので、アッパーの黒い色がいい感じで落ちだしていると思われます。よし、と、少しずつ力を加えながらごしごしとやってみました。とれるのはとれるのですが、これでよいのか?
と、思ったその時、・・・。

わおっ。
黒い色だけでなく、表面がびろーん、と捲(めく)れちゃいました。
以前、おんぼろいフローシャイムを脱色したときはこんな風にはならなかったんですけどね汗。

色が落ちた、のではなく、銀面ごと剥がれ落ちてゆきます。酷いですね。アッパーの状態の酷さが窺い知れます。それほどまでに傷み、弱ってしまっているのでしょうか。

さてさて、果たして、これでいいのでしょうか?
まあ、駄目と言われても、今更引き返せません。

ツキススメベシ。

なのですが、、、エタノールが切れてしまいました。前に使った残りだったのですが、思いのほか早くなくなってしまいました。

なんという中途半端さ加減。
ということで、休憩かねて近所のドラッグストアで前回通り、と思いきや。

なんと!品切れです!

かつ、入荷の見込みもまったくないらしい。希釈して消毒用として使える無水エタノール。コロナの影響で、品薄らしいです。おお、こんなところにも影響が。

などと言ってる場合ではありません。
ないと言われても、今更引き返せません。

 

ということで、こいつ買ってきました。

 

1-2.除光液で脱色

マニュキュアを落とすやつです。
本当はアセトンを買うつもりでしたが、ドラッグストアにも、ホームセンターにも在庫がありません。なので、代替品としてこいつを買ってきました。

除光液はその主成分がアセトンと水ですので、まあ、似たようなもんです。
ということで、こいつで引き続き脱色?脱皮?させました。
こんな感じに。

トゥの色ムラが酷いです。まあ、この後の工程もありますし、最終的に色を塗りますので、ムラはまあ、気にしないでOKかとは思いますが、原因はなんでしょう?

溶剤変えたからでしょうか?

ここまでが無水エタノール、以降が除光液です。
これまでどちらも使用した経験から言えば、強力さは、

無水エタノール > アセトン(除光液)

でした。
今更ですが、古すぎるアッパーにはエタノールは強力過ぎるのかもしれません。

で、タン部分と羽根のステッチ部分、頑張ったのですがこれが限界。とりきれませんでした。
痛みの少ない箇所は色も落としづらい、ということなんでしょうか?

あと、アッパーとトゥの境目と踵部分も残ってしまいました。

擦ってもうまく取れません。

踵部分はびくともしません泣。

履いて歩いたときに皺になりづらい箇所と、ワックスが入りきらなかった箇所、が、傷みが少なくいい状態ゆえに剥がしづらいのかもしれません。
本来なら全部除去すべきなのでしょうが、この時点で着手してから2時間以上経過しています。はっきりいってしんどいです。

まあ、最終的には黒く塗るわけだし、このままでいいや。
ということで、左はここまで。右も同様に剥がしました。

うーん、いくら素人の技とはいえ、酷いかな・・・。

と言われても、今更引き返せません。
次のステップへ。

 

 

2.サンドペーパーでやすりがけ

1000番と1500番と2000番の3種を準備しました。
数字が小さい=目の粗い方から順に、アッパー全体をこすっていきます。

まずは左から。

 

1000番。

 

1500番。

 

2000番。

見た目は分かりませんが、手触りは徐々に滑らかになっていきます。

取り切れなかった部分もやすりがけです。取れた部分との境目・段差が少しでも滑らかになれば、仕上がりも多少はましになるかなあ、と。まあ、根拠はありません。希望的観測です。

右も仕上げました。

うーん。どうなんでしょう。
明らかに「脱色」ではなく、「脱皮」してしまってます。

おお、君、一皮むけたな!

なんて言ってる場合ではありません。もう、スムーズレザーではなく、バックスキンになってしまいました。ちなみに、以前に「自分でパティーヌ」したほかのペアのときはこんな状態でした。

 

おんぼろフローシャイム

色は抜けてますが、色だけ抜けた感じ。見た目も手触りも全く違います。

 

リーガル・イーストコーストコレクション

全体的に綺麗に剥がれてます。
2足とも、今回ほど斑にはなってません。

 

古いペアほど、剥がれる部分はもろく、剥がれない部分は意地でも剥がれない、みたいな感じです。

あと、表面の滑らかさも全く異なります。今回は、サンドペーパーをかけた際の剥がれた革の粉、粒子の大きさが大きいんですよね。うっすらと削れるのではなく、ポロポロっと行く感じで。

前掲の2ペアのように仕上がるのか?
たぶん、難しい、との予感が頭をよぎります。
とはいえ、今更引き返せません。

が、しかし、色を入れたら何とかなるかも!!

ほんとに、ホントに、なんとかなるのか!?

 

続く~。

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