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ゆく靴くる靴(2022年2月)

こんにちは、ばしです。

 

春が近い。すぐそこまで来ている。

朝、駅のホームへと上がる階段のなかほどにまで太陽が差し込むようになりました。寒さも少し和らいできましたが、日増しに高く強くなっていく陽射に春の訪れが近いことを感じる、そんな今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

早いもので今日から3月です。

二月は逃げる、三月は去る。今月もソッコーで過ぎてゆくのでしょう。そのスピードに振り落とされぬよう、気合を入れて今月もビン靴ライフを楽しもう。とその前に。月初ですので今回は恒例の「ゆく靴くる靴」。いつも通り前月の振り返りです。

2022年2月、こんな感じでした。

 

 

おお、いい感じです。年始早々から悪化した収支はかなり持ち直しました。2月は「2000円でお釣りがくる奴しか買わない」との縛りを設けたことで、支出がかなり抑えられました。また、買い手がすぐにつきそうなペアを4足新規に出品するなど、売りにも精を出しました。結果、十分とは言えませんが、まずまず思惑通りに進みました。

さて、個別に振り返ってみましょう。

いつも通り、まずは売りから。

 

 

【旅立った靴その①】Florsheim Faux Alligator

アッパーは型押し、フェイクアリゲーターのフローシャイム。

1960sのど・ビンテージ。無理に手放す必要もなかったのですが、エキゾチックなやつはほかにも沢山あります。出番がほとんどないんで、手放しました。ソッコーで旅立ちました。

 

【旅立った靴その②】マイセカンドFOOT-SO-PORT

2足目となるフットソーポート。

サイズも問題なかったのですが、色と形がマイファーストCHURCH’Sとかぶるんですよね。この手の色形で似たようなペアは2足要らない、ということで、こいつも早々に旅だっていきました。

 

【旅立った靴その③】Gold Bond by HARTT 2号

チーニー製の素敵なペア。以前持っていたのが小さかったので、ワンサイズ大きいのを再度買い求めました。

なのですが、今回はやや大きい。うーん、サイズはハーフサイズアップなのですが、個体差でしょうか。いやはや、難しい。結局2度目のサヨナラとあいなりました。

 

【旅立った靴その④】REGAL East Coast Collection

嫁か娘にと拾って来た古いリーガル。

二人とも履かないとのこと。えっ、まじでっ、こんないい靴なのに。その後、昨年秋頃から長らく出品中でしたが、春の訪れが近いからでしょうか、旅立ってゆきました。

 

【旅立った靴その⑤】Florsheim 30030

昨年の夏の終わりに届いたフローシャイム。

なかなかにミントコンディションな奴だったのですが、素足でもタイト。思いのほか小さかった。結局転がしました。若干赤字。まあね、しょうがないですね。

 

以上、売りの5足。どれもいい靴でした。ビンテージは人から人へと渡り巡ってゆきます。どこかでまた目にすることもあるかもね。達者でな。

次いで、買いの4足。こんな感じでした。

 

 

【拾ってきた靴その①】Gold Shoes TOKYO NIHONBASHI

近所のセカストで拾ってきた2月の1足目。

東京・日本橋のゴールド靴店のペア。久々のジャパンビンテージです。先週末にようやくメンテしました。詳細は次回の記事にてご紹介の予定です。

 

【拾ってきた靴その②】COLE HAAN のサドルシューズ

こいつも近所のセカストにて。

丸洗いして、乾燥後に毛玉カッターで綺麗にしました。なんとなく秋冬っぽい素材なのですが、春頃まで大丈夫ですよね。もう少し暖かくなったら履き下ろそう。

 

【拾ってきた靴その③】ZAK WIEN

オーストリアにあった高級靴店・ZAKザクのオリジナルのペア。

こいつはメルカリ経由で、こいつもアンダー2000円でした。色目としてはこいつは春夏向きですかね。4月になったら履き下ろそう。

 

【拾ってきた靴その④】娘のリーガル

娘とのリユースショップ巡りの際に拾ってきたREGAL Shoe Co.のペア。

まさに拾い物でした。消しゴムで綺麗に汚れを落としました。かなり気に入ったみたいで、その後すでに複数回登板済のようです。こいつもアンダー2千円。

以上、買いの4足。どれもいい靴です。金かけなくても結構楽しめることをあらためて実感した2月なのでした。

 

 

【総括】

自己採点するなら、2月は80点、ですかね。理由は、前月の赤字収支を8割程度改善できたから。なので、80点。まあ、いい感じだと思います。

「売り」は5足。「売る!」ことを目標に4足新規出品しまして、めでたく4足とも旅立ちました。人気ブランドや、人気はなくとも氏素性のしっかりしたいい靴は時期を問わない、ということを実感する次第です。

「買い」は4足。「2000円でお釣りなやつのみ」とのルールを設けたおかげで、1足平均で@1,549円です。いやあ、金かけずともほんと楽しめますね。内容が伴いますと更に嬉しさ倍増です。リサイクル、バンザイ!

 

そういえば、

私のビン靴仲間であり、敬愛するビン靴ブロガー・しんのすけさん(「Old Fashioned Men」のAuther)曰く、「だいぶ、ビン靴マーケットが値下がりしている。よーし、どんどん買おうかな(^_^)」とのこと。たしかに、しんのすけさんにしては珍しく、ご自身でもお安いのをぽちぽちと拾っておられる模様。そのような出会いがある、という証左なんでしょうね。

「コレクターでない人がビン靴ブームに若干飽きてきたのかも」との話も。おお、なるほど、確かに。それでリユースショップやセカストなんかでも、安いのが出回ったり、あるいはなかなか売れずに残っていてくれているのかもしれません。

おお、チャンスです!

2月の買い控えの反動もありまして、月末に3月の1足目、早速ポチってしまいました。今頃太平洋上でしょうか。いつ届くかなドキドキ。てか、ちゃんと3月中に届けよ。すみません、せっかちで汗。

 

まあね、

きっとこの手の波は引いては寄せて、を繰り返すのでありましょう。そして、仮に現時点がダウントレンドであったとしても、それを好機と捉える私やしんすのすけさんみたいな輩がいます。そう、今こそ仕入れ時もとい買い時なのかもしれない。

今こそ逆張りの時です。ですが、それだけでは終わらない。きっと我々と同様に、今をそんな風に捉えている輩がいるはず。今こそそんな人たちへの絶好の売り時である、ともいえるでしょう。これぞ逆張りの逆張り笑。

 

売って良し。買って良し。
そう、これまでも、これからも。
このマーケットに吹く風は、どの向きに吹いていても私にとっては常にフォローなのだ。

そんな風に感じる、感じたい、2月の風、だったのでした。

 

(おしまい)

 

参考:「ゆく靴くる靴」記事一覧

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