こんにちは、ばしです。
平成の終り。
永らく探していた靴にようやく出会えました。
令和の初め。
海を渡って私の手元、もとい、足元にやって来てくれました。
こいつ。
Allen Edmonds, Boulevard
・SIZE:8C
・1975年製
・Made in USA 表記なしの Made in USA
ビン靴愛好家の方々のブログでちょこちょこ拝見していて、私も欲しいなと、常々探しておりました。
7アイレットが特徴的な、ブルバード。
ソールの減りもわずかでゴッドコンディションです。
ようやく、目出度く、マイサイズらしきやつと出会えました。
アレンエドモンズの年代判定
アレンは、過去のカタログがWEB上にアップされており、そちらを参照しての年代特定が容易です。ですがカタログを見ずとも、フローシャイムなどと同様におおよその年代判定ができます。
インソックのロゴ、内側の印字、タグか小窓か・・・。ビンテージシューズの年代判別の手掛かりは、どのメーカーも着目すべきポイントは大体同じようです。
今回のペアの場合は、
・青窓小窓で、「Allen Edmonds」の文字が斜体
・インソックに「ostendo」の文字あり
・インソックに「Made in U.S.A」の表記なし
・「COMB」の横の数字が「6305」(一桁目が製造年の1桁を表す)
などから、1975年製のペアと推測されます。45年ほど前のペアですが、履きこまれた感の薄い、グッドコンディションなやつ。
(★後日追記:今回の「6305」はブルバードの品番のようです。年代は1960-70のいずれかの模様ですが、正確にいつかは不明です。)
早速儀式です。
念のため、手入れです。
まずは左から。
ステインリムーバーで汚れ落とし
汚れはそれほどではありませんでしたが、かなりの厚化粧、黒のワックスがべったりでした。しっかり落としてやらないと、せっかくの油分・水分・栄養分が浸透しません。
なお、内羽根の場合紐を全部抜いちゃうと通しづらいので、写真のように1穴目だけはほどかずに手入れするといいらしいです。
次いで、
デリケートクリームで水分補給
きちんと手入れされていたようで、乾燥気味というわけでもありませんが、化粧落としましたので水分と栄養補給です。布ではなく、指にとって直接塗り込みます。引き続き、
コロニル1909
こちらも直接指にとって塗り込みます。栄養補給&艶出し。私はワックスはあまり使わないので、基本的にアッパーの手入れはこれで終了です。
このあと、ソールの手入れ。
ソールトニック入れて、意味あるのかないのか分かりませんが、ブートブラックのニュートラルで磨いてます。
まずは左、完了です。
当初(右足)から、紐の結び方変更しました。特に意味はありませんが。
で、右も仕上げてメンテ完了。
ビフォーアフター。
【BEFORE】
【AFTER】
黒が引き締まりましたでしょうか。
【BEFORE】
【AFTER】
うん、いい感じです。
昔のモノがなんでもかんでも良いというわけではないでしょうが、米国靴に関しては昔のものはやはり良いみたいですね。
特に、1960~1970s頃が全盛期で、1980sになると全体的に品質は落ちていくようです。
で、そもそもが、こいつ、グッドコンディションです。
で、触ってみて、あらためて、素晴らしい。
革の質もきめ細か。作りも丁寧。
今のアレンも素晴らしいのでしょうが、半世紀近くたっても色褪せない表情、丁寧な造作は流石かと思います。
後は履き下ろすだけです。
私にとって4足目のアレンエドモンズ(厳密には6足目、2足旅立ちました)。
手持ちの他の3足はすべてDウィズです。
今回は、私にはやや細身の8C。
上手く馴染んでくれるのでしょうか?
Blue Birdブルーバード、ではなく、Boulevardブルバード。
ですが、探し求めた青い鳥です。
馴染まないなら、幅出ししてでも、強制的に馴染ませましょう。
一生離してやらないから覚悟しろ笑。
ばしさん
お疲れ様です。
おお、7アイレット、ビン靴ならではのシルエットですね。ウエストが、グッと締まっていて格好いい。
僕は、アレンは、strawftという変則靴しか持っていないのですが、木形はオーソドックスで履きやすい印象。
これから、履き込んでいきたいですね。
しんのすけさん
お疲れ様です。
おっしゃるとおり、グっとしまってて恰好いいのですが、
かなりタイトで驚いてます。なもんで、モウブレイの
ストレッチミスト振りかけながら履きならしてます笑。