バブアーのオイルジャケットを丸洗い(うまくいかなかった編)

こんにちは、ばしです。

 

ようやく秋らしくなってきましたね。

週末の三連休あたりから大阪はぐっと涼しくなってきました。昼間はまだまだ半袖でないと汗ばむこともありますが、朝晩はクーラー無しで過ごせるほどにまで気温が下がってきました。嗚呼夏よ来年までサヨウナラ。そんな9月2度目の三連休。靴メンテはお休み。

代わりに秋冬を迎える準備です。

まず冒頭にお断りなのですが、

今回記事では完結しません。かつ、追加作業もまだ。早くて今週末以降につき、続きの記事も次回ではなく「うまくいったら」「そのうちに」との予定です。まあ、別に失敗したわけではなく、改善はしたのですが、なかなか思うような結果には至らず。

何がかといいますと、

 

 

Barbour Beaufort

こいつのニオイ落としです。

今年の春頃、秋冬シーズンの終わりに1万円ほどで購入したこのオイルジャケット。家内からの評判が大変悪いです。「クサいから、ニオイがほかに移るからクローゼットには入れないで」ということで、半年弱ベランダで風を通しておりましたが、一向に改善しません。

何とも言えないオイルの香り。私自身はさほど気にはならないのですが、まあ確かに、言われみればクサいといえばクサいかもね。で、色々と調べてみましたところ、古着のバブアーのニオイに困ることは一般的によくあることみたいですね。

原因は何かというと、

 

①塗り込まれているオイルがそもそも臭い
②オイルが経年で酸化し臭いを出している
③保管時などにカビが発生していることも

 

といったことのようです。

今回の私のジャケットの「クサさの程度」がどうなのかはなんともワカラナイのですが、ニオイを取り除くには塗り込まれた古いワックスを除去するのが手っ取り早そうです。で、オイルジャケットのメンテ用として新たに塗り込むオイルやワックスも売られているらしく、バブアーのそれは今ではニオイの少ないものに改善されてもいるらしい。

「リプルーフ」という作業のようですが、純正品の値の張るモノを使うかどうかはさておき、とりあえず私もやってみることにしました。まずは丸洗いです。大きな桶やタライがあればよいのですが、そんなものはない。風呂場で作業をするには汚すぎるし、風呂場に匂いが移ると洒落にならない。ということで、

 

ウタマロクリーナー

とりあえずこいつを使ってみた。

ベランダに吊るしたまんまで直接ふりかけてみた。

とりあえず左前身頃から。

どことなく泡が茶色くなってきたような・・・。

キッチンペーパーで拭きとってみた。茶色というよりはグリーンがかったグレーの汚れ、のようです。

背中側にもウタマロクリーナー。

とりあえずは全体的に振りかけて拭ってみた。どの程度落ちたのか分かりませんが、一旦濯ごう。

でかいゴミ箱に二重にビニール袋を重ね入れて、

水で濯ぐ。お湯の方が良いのかも。ですが、我が家のべランダの蛇口からは水しか出ません。

ハナから丸洗いしなかったわけは、落ちたワックスの成分=臭さの元をライナーの布が吸い込んでしまうのは避けたい、とのことでありました。とりあえず先に落とせる分は落としたい、とのことでこのような手順とした、のですが、、、

汚ねー。
いやはや、あまり意味なかったかも。

一旦水を捨てて、

再度水を入れ、

手でジャバジャバと洗う。

うげっ、指先が(涙)。
これを2度繰り返し、再度水を張った。

旧いオイル?ワックス? 

が、溶けだしてそれが固まって浮いているようです。水だから、温度が低いから固まるのでしょうかね。お湯なら溶けて流れるのかも。けどまあしゃあない。とりあえず一旦様子を確認です。

 

広げてみました。

うーむ、少しは落ちたように見えます。
ですが、手触りなどから推察しますと、きっとまだまだ落ち切っていないのでしょう、べたべたした感触が残っています。もっとハードに落とす必要がありそうです。

 

ということで、

近所のドラッグストアで亀の甲たわしをゲットしてきた。そりゃあね、こいつも臭くなりそうだし、使い捨てる気持ちでないとね。

先程は吊るしての作業でしたが、今度はベランダに直置きしての作業です。ウタマロクリーナーをたっぷりと振りかけて、

たわしでがっつりブラッシング。

どうでしょう、さっきよりは落ちたかな。

流す。

どうでしょう、よくワカラナイ。
よし、分からないならそれなりに色々試しておこう。台所から油汚れに効きそうなやつをいくつか持ちだして試してみる。

 

 

激落ちくんセスキ炭酸ソーダ

べとべと油汚れに!

とあります。確かに、ガスコンロの周りはこいつでかなり綺麗になります。そこそこいいんじゃね?と思ったけど、

泡がでないので効き目の程がよくワカラナイ。
よし、ならばこれでどうだ。

 

 

キュキュット食洗器用ウルトラクリーン

こちらのほうが効き目が凄そうな予感。

やってみたけど、どうでしょう?

向かって左側、右前身頃が「キュキュット済」です。なんとなく黒い色目が薄くなったように思える。

背中もやってみよう。

なんともかんとも。

これが、
こうなる。

写真で見る限り質感は変化した風に見えます。実際、目視での様子では着実に変化してます。油汚れに強い台所洗剤キュキュットが一番効き目があったように思える。

てなことで、洗いはここまで。洗濯機の脱水は縮むそうなので、ボロ布でざっと水を拭き取り、吊るした状態で乾燥です。

背中側。

生地が「すかすか」した感じになった。
それなりに落ちたのか。

 

1時間後。

水分が重力で下に落ちてきた。

おお!すっかすかです。

ワックスはかなり落ちた、ように思える。

 

【BEFORE】

【AFTER】

うん、みるからに落ちたっぽいです。

この日は日曜日。このあと夕方から雨予報ということで、水がぽたぽたと落ちなくなった時点で洗面所に場所を移して完全乾燥です。

 

 

☆★☆

 

 

翌日。

すっかり乾きました。

よし、これでオーケー!匂いもオーケー!と思ったら、家内曰く「まだ臭う」とのこと。うーむ。まだ残っているのか。何が残っているのか。ニオイの元はどこなのか。鼻を近づけてクンクンと臭いをかいてみたところ、

この前立て部分がややクサい。

二重になってるので、

しっかりと洗ったつもりでしたが、

足らなかったのか。お湯で洗ったら落ちる?洗剤を変えたほうが良い? なんて思いながらいろいろと検索してみたところ、いやはや、皆さん様々に取り組んおられるみたいです。

「ワイドハイターPRO使ってみた」とか、
「セスキ炭酸ソーダで浸け置き」とか、
「オキシクリーン最強」など、

多くの方が取り組まれておられるようです。
で、拝見してますと総じて、

 

「ぬるま湯で浸け置き洗い」

 

が効果的なようです。なんだ、作業の前に読んどきゃ良かったな。改善の余地が大きそうです。けどまあ、オイルはあらかた落ちたっぽいです。あと一息のところまできてるはず。経験者の取り組みを参考にしながら再度、次回は「ニオイの除去」にフォーカスして作業に取り組もうと思います。

そもそも、涼しくなったとはいえオイルジャケットの出番まではまだまだ時間があります。ぼろいし臭いけど、折角買ったし、買っちゃったし、問題なく着れる程度にまで気長にしっかり取り組もう。続きの作業はまたそのうち、涼しくなり過ぎる前に完了させます。

 

今回は一旦これにて。

 

(おしまい)

2件のコメント

  1. バブアー厄介ですよね。私はバブアーと同じ素材の別ブランド(マイナーな)の古いオイルドジャケットを持っていました。
    ですがあの匂いが家族に不評で、自分もあれを着て街に繰り出した時の周囲への影響を気にしてあまり着ませんでした。クローゼットやタンスにも入れられず、階段の壁にずっと吊るしておいたらいつの間にかカビが生えていました。
    油と汚れで栄養たっぷりですからね。
    カビ取り剤でカビを除去しました。
    その後息子の受験で泊まったホテルに自動クリーニングマシーンが装備(蒸気により、衣類についたしわや、嫌なニオイを除去できる)されていたので、持っていってやってみましたが、完全には匂いは取れません。
    結局息子が北九州の大学に行く際に贈呈しました(笑)。
    この手のジャケットは付き合うのが難しいです。

    1. なおけんたさん
      こんにちは。ありがとうございます。そうなんですよね、家族に不評だとなかなか着て出かけられなくて。
      これのほかに別ブランド(マイナーな)の旧いのを1着持ってまして、そちらがさほど臭くないのでそちらばかり着てしまいます。
      この秋冬は2着ともしっかり登板させられるよう、もうひと踏ん張りしてみます笑。

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