ゆくくる修理(2023年9月)

こんにちは、ばしです。

 

月初における私の関心事といえば、

「今月はどんな靴を買うか(買わないか)」
「どのくらい買っていいか(いけないか)」

なわけですが、この時期は少しばかりいつもとは様子が異なる。9月も後半になって涼しくなり始めると秋はもうすぐそこです。「靴云々」よりも「どんなタイ靴ジャケパンで装うか」ということで頭の中が忙しい。

リユースショップを巡る際も、いつも以上に服やネクタイ漁りに精が出ます。お陰で気づけば手持ちの靴や服は大半がユーズドです。いい歳したオッサンがユーズドばかりだなんて、と思うわけですが、

「新品の服買うよりビン靴の保護を優先」

という大義名分という名の言い訳のお陰で増えるわ増える・・・。いや、中古の服は関係ないんでない?なんて声も聞こえてきますが気にしない。そんなことで、先月の振り返りは靴と、それ以外にちょろちょろ買った中古の品などをご紹介です。まずは靴とその収支から。

どんっ。

 

 

 

大人しくしてました。

修理は先月もお休み。ですが、今月は半年ぶりにBONTAさんに足を運ぶ予定です。ハーフラバー貼ってもらった上でそろそろ履き下したいやつが2足ほどあります。10月中には履き下す。

で、売れ行きも大人しい。

うーむ、気に食わないな。2か月連続で1足だけだなんて、一体全体どーゆーことさ。しかしまあ、これは相手があってのことですので、しょうがなくはないんだけどしょうがない。その点買いは自分次第。だいぶ抑えました。

何を?金と欲望。

さくっと個別に振り返りです。いつも通りまずは売りから。

 

 

【旅立った靴その①】NUNNBUSH Wing-tip Tassel Loafers

去年6月に海外から届いたベリーミントなナンブッシュ。

マイファースト・ナンブッシュ、だったのですが、2、3度履いただけ。出番もあまりなくて、結局転がしました。安く買ったはずなのになかなか売れず、値下げした結果メルカリさんの手数料と送料分赤字になってしまいました。

しょぼーん。

 

売りはこの1足だけです。
しょぼーん。

続きまして買いの4足、ご紹介。

 

 

【拾ってきたその①】MATSUBAのスエードスリッポン

大変上質なスエードのジャパンビンテージ。

今も現存するのか否か、状況は分からない「マツバ靴店」。とはいえ、相当に素晴らしいペアなもんで、小さくて履けないのにも関わらず史料としてステイさせることにいたしました。ちなみに、こいつが税込み990円だったもんで、9月はアンダー千円のペアばかりで行こうと決めたのでした。

 

 

【拾ってきたその②】Darjeering days のデッキシューズ

かつてユナイテッドアローズさんから出ていたカジュアルライン「ダージリンデイズ」。

中高年向けの単価高めの設定かと思われますが、それに見合った手の込んだ造りのデッキシューズです。履き心地もグッド。夏が終わるギリギリのタイミングで駆け込みで履き下ろしました。こいつも990円。グッジョブ、俺。

 

 

【拾ってきたその③】ワンコイン・チロリアンシューズ

アンノウンなれどタダモノではなさそう、

とのことで拾ってきたワンコインなやつ。

たぶん、タダモノではないかと思われますが、ドイツ(もしくはその近隣国)製のチロリアンシューズ、ということ以外、どこの何者かまだ不明です。サイズ表記なけれども素足でジャスト。薄手の靴下なら履けなくはない。この秋冬も登板させます。少し進化して税込み550円。ベリーグッドジョブ、俺。

 

 

【拾ってきたその④】スワンネックのクォーターブローグ

クロケット製のポールセンスコーンのペア。

一昨日早速に履き下ろしました。

サイズ表記「7F」、なんだけれども、ジャストサイズです。何より、内羽根がぴっちり閉じるのが私好みです。こいつは税別3900円。千円以下しか買わないとの禁を破ってしまいましたが、まあ、私でなくとも持ち帰るでしょう。これはもう、しょうがない。

 

以上、靴は4足。
以下、靴以外の獲物たち。
ご紹介。

 

【番外編その①】皮革産業沿革史

旧い書籍をゲットしました。
ほんとはブログ仲間のしんのすけさんがお持ちの「靴産業百年史」が欲しいのですが、2万円前後とお高いんですよね。なもんで、皮革産業全般についての本ながらも靴業界のことも一定のページを割いているらしい2千円ほどのこいつをメルカリでゲット。あ、すいません、まだ全然目を通せてません。なんせこのところ仕事忙しくて汗。

 

【番外編その②】ハリスツイードのベスト

先程のチロリアンシューズと一緒に拾ってきた1980-90s頃のハリスツイードのベスト(参考記事「ツイードの上着」)。ところで、日本ではチョッキ、米国ではベスト、仏国ではジレと呼びますが、英国では「ウエストコート」というそうです(ばたさんありがとうございます)。おお、1着で4枚買った気分。なわけないか笑。どんな風に着るか、鋭意検討中です。足元はリーガルかな。「イーストコースト」コレクション。いや、あまり面白くないな。

 

 

【番外編その4】秋っぽいジャケット

この秋冬はスーツは小休止の予定です。
まあ、全く着ないわけにはいかないでしょうが、基本的にジャケパンで行こうかと。で、職場でのカジュアル、どこまでいけるかギリギリまで攻めてみよう、とのことで、ベージュのジャケット買いました。カジュアルといってもネクタイに革靴はマストでいきます。今年は明るい色目のこいつを着てみよう。なんだけど、この色のジャケット、初めてです。何にどう合わせたらよいか思案中、なう。せっかく自由な職場ですので楽しまないと損です。

 

【番外編その④】秋冬っぽいネクタイ

10年ほど前からずっとジャケパンスタイルがメインな私。それ以来、この手の素材感のあるネクタイが大好きで、ついつい手が伸びます。左はウール。旧い日本製。右はシルク。イタリアの有名な生地屋さんのものらしい。いろいろ勉強になります。ネクタイはオールドグッチのみに集約途中の私ですが(過去記事参照)、まあ、寄り道もたまには悪くない。

それにしても、あれですね、リユースショップにも値上げの波でしょうかね。以前なら100円でいろんなのが転がってたのに、最近はあまり見かけない。この二本も300円+TAXです。以前の3倍です。まあ、しゃーないね。

 

【番外編その⑤】アイビーっぽいカーディガン

先月買った雑誌「2nd」がアイビー特集で、そもそもアイビー世代でもないし若い頃アイビーライクな服装をしていたわけでもないのですが、とにかく影響を受けやすい私はこれまでほとんど着ることのなかったカーディガンてやつを買ってみたのでした。ま、靴同様千円以下とめちゃ安かったし、まあ、タダみたいなもんです。ただ、素敵だとは思うのもの、買ってはみたものの、こいつをいつどのように着ればよいのか分かりません。息子のクローゼットへゴーかも。まあ、一度くらいは着てみよう。

 

 

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【総括】

服はいろいろ買いました。写真以外にもちょろちょろ拾ってきてます。「安物買いの銭失い」と家内に叱られそうですが、まあ、靴と服とネクタイと、全部合わせても一万円行くか行かんかです。お遊びのお小遣いの範囲ということで許してもらおう。

靴については、売れ行きが鈍いです。なぜだろう。昨年までをふりかえってみましたところ、まあ、確かに例年9月はあまり動いていないみたいなのですが、それにしても動かんな。

景気がよろしくないのでしょうか。あるいは、他に必要もしくは欲しいモノで優先度の高いモノがあるとか?10月はすでに1足旅立ちましたが、お値段お安いやつですし、先が思いやられます。

なんせ、今年は記事を【週3回】→【月12回】更新してますので、例年と比べてより多くのネタが必要な私です。たくさん動かないとネタに困る。ネタのためには買わなきゃならんわけですが、今月はどんなふうに買うか買うまいか。

 

夏にぽちったのが1足、そろそろカナダから届く予定です。他はいまのところまだ何も買ってません。収支改善のために今月も「千円以下」とのキャップをはめるべきか、あるいは「上限1万円」と総額で縛るか、あるいはいっそのこと買わないとか。

いや、それは困る。買わねば記事が書けません。なもんで、買わねばならない。もとい、保護活動は継続が必要です。そのためにも、売れないと困る。売れないことにはお小遣いに困るし靴棚スペースにも困る。なもんで、今月は「上限1万円で何足買えるかチャレンジ」としよう。

その程度ならお小遣いには困らんでしょう。あとはスペースだな。新たなやつを迎えるための場所が必要です。思えば9月は新規出品ゼロだったかも。それだと売れません。今月は4~5足は売りに出す。売れて欲しい。売れてくれないと困る。最近は困ることにも随分慣れてしまったかも。

 

それもまた困ったもんです。

 

(おしまい)

 

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