こんにちは、ばしです。
もう少しで今年も終わり、というのに、まだまだ先月買った靴のメンテに追われる12月。
マイサイズなやつを何足か拾ってきてますが、後から後から、メンテ待ちのペアが積み上がる今日この頃です。
ということで、今回は、前回の旧旧ロゴのリーガルに続き、早々に履き下ろしたいやつ。
こいつ。
ALFRED SARGENT PTB
綺麗な形のPTB(Plain Toe Blucher)。
UK7.5とマイサイズなMADE IN ENGLAND。
est 1899。ハノーバーと同じ年に生まれたアルフレッド・サージェント。今年でちょうど120年。
最近、おんなじような靴ばっかり履いてる気がします。そろそろ新しい古いのを履きたい。こいつは自分で履く用です。なもんで、ちょうどいいタイミングです。いつの時代のものなのか、木型はどうなのか、など、なんも分かりませんが、まあいいや。早速メンテです。
いつもの手順で、まずは左から。
ステインリムーバーで汚れ落とし
状態、悪くないです。ワックスもそれほどでもありませんでした。
LEXOL LEATHER DEEP CLEANER
最近のマイブーム、レクソル。アッパーはもちろんなのですが、コバ周りがすっきりするのが大のお気に入りです。
デリケートクリームもどき
daisoで買ってきたヒアルロン酸入りクリーム。ヒト用です。見た目も使い心地もデリケートクリームぽいです。お安いんで、追加で3個買ってきました。
アッパーはもちろんのこと、ライナーにも。指にとって、見えない奥の方までしっかりたっぷり塗り込んで保湿です。印字が薄くなるかもしれませんので、気になる方はこの部分には塗らない方がいいかも。今回は、印字の上もインソックにも塗っちゃいました。
TAPIR レダーオイル
黒をより黒くするためには、水分だけでなくオイルが重要なんでしょう。水分はすぐに乾いても、油は乾くまで時間がかかる。その間、濡れたようにしっかり黒くなる、という理屈なんでしょう。今までの私に足りなかった油分補給。これからは外せません。
コロニル1909
ルーチンです。こいつがあれば安心です。しっかり黒くなりました。
右も仕上げて、メンテ完了です。ビフォーアフター。
いい感じです。
いい感じです。
が、問題ありです。
ソールが・・・。
ムンクの叫び、のように見えるのは私だけでしょうか。
聞こえてくる叫び声は、私の過去の声か?
その正体は、セメダインです。
昔、いつか来た道です。
去年、メンテに難儀したチャーチ・チェットウインド。こいつはひどかった。セメダインの上からさらに、黒い何かが2段重ねで塗りつけられていました。
その昔、こういう長持ちメソッドが雑誌などで紹介されてたんですよね。私もやりました。被験者は確か、神戸高架下で買った平行輸入のジョンマー・オプティマだったな。25年ほど前のことです。
今回はまだましな方です。チャーチの時みたいに彫刻等で削るほどではありません。ですが、どうしよう、このまま履くか。面倒だけど、ちまちまとむしり取るか・・・。
で、結局こうしました。
どーん、と、ハーフラバーです。
ラバー貼る時に表面を削るらしい、ということで、セメダインつきのままBONTAさんに持ち込んじゃいました。土踏まず部分は当初のままうっすらと透明なセメダイン。ですが、まあ、そんな気にならないかな。
転がすならまずいでしょうが、自分で履く分には問題ナッシングです。
あらためてビフォーアフター。
うん、大変よろしいです。
さっそく履いてみました。
おお!ドンピシャマイサイズです。履き心地、とてもいい感じです。羽根の閉じ方もこのくらいの狭めが好みです。隙間が沢山開きすぎているのはなんか苦手です。
遠目に見ても、黒がとても黒い。タピールが利いてます。グッジョブ!タピール!です。ネクタイは前日にワンコインで拾ってきたやつをさっそくに。もろもろ、地球にいいことしました。
大変よろしいかと。
で、今回他にも地球にやさしいことしてきました。
今回2度目のBONTAさん、今回のサージェント以外にも2足、まとめてお願してきました。
左はアレンのDICKSON。私をこの世界に導いた張本人です。
真ん中はJ&M。トゥ部分、アッパーがソールから剥がれてしまったセメント製法のアリストクラフト。
こいつら2足、がっつりやってもらいました。
詳細は、次回金曜に。
ごきげんよう~。