アポロ、再び

こんにちは、ばしです。

 

3連休、いかがお過ごしでしたでしょうか。
オリンピック、閉会してしまいましたね。日本選手、頑張りました。凄かった!
で、世界のトップアスリートのパフォーマンス、いやあ、流石でした。凄かった! 
相当に楽しませて頂きました。コロナ禍の所為で準備もままならずコンディションもベストでないケースもあったでしょうし、無観客での開催となってしましましたが、そんな中でも沢山の感動をもらいました。世界中から集って貰えて良かった。感謝です。引き続きパラリンピックも応援しよう。

さて、私の3連休はと言いますと、オリンピック観戦と趣味の3日間でした。趣味の方は特に、「売り」に精を出した3連休でした。厳密には「出品」に精を出した3連休。これまで出品すらためらっていたものも、今回は結構思い切りました。10足出品が目標でしたが、少し及ばず。ですが、まあ、結構頑張りました。

売れるかな。売れたら嬉しいしな。まあ、売れなけりゃそんときゃ手放さなく済むんで、それはそれでまた嬉しい。なもんで、どうしても心持ち高めの価格設定になってしまうのでした。はは、何しとんねん、売る気あるんか笑。

で、ともすれば消極的になってしまいそうな私を「がんばれ」「いっとけ」と後押ししてくれるのも、やはり古靴なのでした。

連休初日、届きました。

 

こいつ。

 

 

APOLLO(旧ディンケラッカー)

2足目となるアポロです。
アポロ2号。宇宙まで飛びそうです笑。
1号は私には相当でかくて、月ではなく東京にいる甥っ子の足元へと旅立ちました。

そうそう、こいつです(1号の記事こちら)。元気にしているかな。サイズ合ったのかな。合わずにすでにまたどこかへ旅立ってるかも。状況不明です。何せコロナ禍の所為で大阪に帰省してこれてなくて長らく会えてません。この夏も会えない。元気か~?

そういえば、こいつも「いつかまた出会いたい靴」にランクインしていたペアです。コオロギ2号GOLDBOND2号に続くAPOLLO2号。デザインは同じでなくていいので、も一度手にしたいと思っていたブダペスター。

あれから1年半、ずっと2号を探し求めていたのですが、なかなかに出会いがない。ディンケラッカーでもアポロでもどちらでもよいのですが、なんせマイサイズがない。聞くところによりますと、ディンケの標準ウィズは「G」だそう。で、でかすぎです。で、おそらくディンケのマイサイズはUK7と思われます。

7なんて、そんなやつ、そんな都合よく転がってません。あっても値が張るものがほとんどです。それも相当に高い。なもんで、海外に目を向けますと、こなれた価格のものはあるのですが、サイズが輪をかけてでかい。ディンケのUK10 とか。って、それってどんなサイズ感やねん。

で、ようやく見つけた今回のアポロ、サイズはUK7.5です。中敷き1枚入れる前提でぽちっと行ったのでした。

インソック。擦れてますが、真ん中らへんに「APOLLO」の文字。その上に、人の顔がデザインされています。ローマ神話の太陽神であるアポロ(アポロン)、ということでいいんですかね。

 

ディンケラッカーの前身と言われるアポロ。あらためてこんなプロフィールです。

 

・1879年、ハインリッヒ・ディンケラッカー氏が製靴会社を創業
・2代目の下、アポロという社名でドイツ屈指のメーカーへと躍進
・3代目が手縫い部門だけを残し、アポロ社を売却
・1990年、「ハインリッヒ・ディンケラッカー」を立ち上げる
・2001年、日本上陸
・2021年6月、世界2店目となる直営店が大阪にオープン

 

そうなのです、この6月に大阪に直営店がオープンしたのでした。
なぜ日本なのでしょう?なんで大阪?よくわかりません。敷居高そうで足も運んでません。新品は値が張り過ぎて、逆立ちしても買えない。

ですが、中古なら、そして「アポロ」時代のペアだと、探せば今回のようにお買い得な奴に出会えます。ええ、はい、今回もお買い得です。でなきゃ買わんし。

で、アポロ時代ということですので、ざっくり30年以上前のペア、ということですかね。1号はセメント製法でしたので、厳密には「旧ディンケラッカー(=手縫い部門)」ではなかったみたい。今回の仕様は手縫い仕上げのツォップナート。これなら間違いなく「旧」と言えそうです。

このペアに出会う前から、「2号は新旧問わずツォップナート」と決めていたのでした。

 

 

ツォップナート

ディンケラッカーのペアでしばしば見かけるこの仕様。「ツォップナート」と呼ばれるノルウィージャン製法の一種だそうです。もちろん、手縫い。どのように縫っているのでしょう?見た目に凄い迫力です。美しい。格好いい。

ですが、届いて早々なんですが、これ、底に穴とか開いたら、修理とかどうするのかな・・・。なんて思っていたら、できるみたい。

 

・・・何故機械で縫えないかと言うと、靴底を縫い付ける出し縫いの一目一目に、革ひもが絡げ合わせて縫ってあるからです。ツォップナートと言われる縫い方で、まるで三つ編みの様な表情から、日本では三つ編み縫いや弁髪縫い等と呼ばれております。そして、この革ひもは仕事が細かく、ただの革の切りっぱなしではなく、アッパーと同じ革を薄く漉き、麻ひもを包んで革ひもにしてあります。

OSAKA-BONTAさんのブログより引用)

 

なんだ、これまで何度もお世話になってるBONTAさんでオールソールも対応されてるみたいです。そういえば、1号のセメントの剥がれを持ち込んだ時も、一目見て「旧ディンケのペアですね」なんておっしゃられてたのですが、手縫いの修理もとっくに対応済み、ていうことだったんですね。ほかでもできるのか? まあ、厳しいでしょうね。もう、なんか、流石です。大阪にBONTAがあってよかった。

 

今回の2号。私の足元では登板頻度がそれほど多くないですし、修理が必要になるほど履きこむ前に息子に譲ることになりそうですが、もしものときも大丈夫と分かって一安心です。

早速、メンテしましょう。

いつも通り、まずは左から。

 

ステインリムーバー

すみません、14時頃なんですが、写真映りが青っぽく暗めです。お許しを。で、シボ革です。見た目少しばかりペッカリーにも似てるかな。ですが、毛穴もないし、肌触りも違う。

まあ、普通にシボ革ですかね。

 

LEXOL

アッパー、コバ周り、全体的に歯ブラシ掛けました。

コバ周り、埃とか汚れが目立ちそうですね。常にブラッシングしとくのが良さそうです。まあ、このペアに限ったことではないのでしょうが。

 

リッチデリケートクリーム

まあ、いつも通りで。

アッパーよりもコバに目が行く笑。

 

ブートブラックリッチモイスチャー

あんまり変化ないと思いましたが、ここにきて艶感UPです。

流石のリッチモイスチャー。ですが、トゥにムラあり。RenoMatしとけばよかったかな。まあ、次の機会にしましょう。

 

TAPIRレダーオイル

ドイツ製の靴にはドイツ製のオイル。

「クリストフポーニー」っていうアメリカ製の新しいクリーム?オイル?を買ったばかりで、早速こいつに投入とも思いましたが、出番はお預け。

 

SAPHIR クレム

補色の意味も兼ねて、サフィール。

うん、黒い。

 

コロニル1909シュプリームクリームデラックス

油性の後に乳化性、って、順番がどうかはしりませんが、いつも仕上げはこいつです。

そもそもサフィールってそんな艶々には光りません。しっとりした感じ。コロニルで仕上げて艶感アップです。

 

ソールトニック、ほか

ディンケラッカーといえばレンデンバッハソール。へたりはありません。化粧釘の欠けもなさそうです。が、みすぼらしい。がっつり綺麗にしたい。

あ、ピンボケです。すみません。まずはソールトニック。このあと、アッパーと同様にコロニル塗りこんで、パレードグロスで磨き上げました。

おお~、いい感じ。これがレンデンバッハソールの輝きでしょうか。いや、見た目はほかのとそんな変わらない笑。どんな履き心地なんでしょう。楽しみ。

 

てなことで、これにて左足、メンテ完了です。
右も同様の手順で仕上げて、ビフォーアフター。

 

【BEFORE】

【AFTER】

光の加減、写真映りが違いますね。まあ、しょうがない。さておき、クロの深みが増したことは間違いなし。

 

【BEFORE】

【AFTER】

お~、いいですね。化粧釘が引き立ちました。この底、磨き甲斐あり、です。まあ、履いたら見えないんですが、見えないところでも手を抜かないのがオシャレさん、みたいな。ていうか、実用目的ですよね、これって。

別の角度からも見てみましょう。

 

東欧靴といえば「ブダペスター」。爪先がストンと垂直に落ちる絶壁ラストが特徴です。

・・・のはずですが、このペアは意外と普通な気がしますね。

やはり普通な印象です。ですが、それでいい。サイズ7がベストと思われる状況でこの7.5をぽちった理由の一つがこいつです。絶壁のトゥだと7.5サイズは私にはかなりでかいはず。この方が好都合です。で、やはりコバ周りが目を引きますね。シンプルなプレーントゥなのにこの重厚感。

加えて、羽根付け根から履き口をぐるりと一周するこのステッチ。4連?5連? これでもかというくらいの重厚感です。ツォップナートのコバ周りには、これくらいでないと見た目のバランスが取れないかも。まあ、やり過ぎ感は否めませんが笑。

さて、見た目としては問題なし。気に入りました。
問題はサイズ感です。どうかな。早速足を入れてみました。

 

 

おー、予想通りです。素足で少し大きいくらい。中敷き1枚足せばジャストそうです。このメイカーのペアとしてはトゥはやや細身かつ薄い、高さがありません。爪先に適度な捨て寸です。

ディンケのペアは普段のサイズより2サイズくらい小さくても大丈夫、ともいわれているようです。なぜなら、捨て寸なしで履くことになることが多いからだそう。今回はそこまで極端ではなかったので、おおよそ見立て通りのサイズ感となりました。

 

 

2アイレットのPTB。
シンプルなスタイルであるがゆえに、ツォップナートが目を惹きます。

仕事でも問題ないでしょうが、カジュアルの足元に履きたいな。マーチンのノリで履いたら、マーチンよりもシックでかつ重厚感ありそうです。オフでの「ここ一番」の勝負靴になりそうです。

 

ギヴミーここ一番。カレーではないやつ。

 

【お知らせ】

夏休みを頂戴します。
今週金曜と、次週の火曜と金曜、お休みさせていただきます。
次回の更新は8月24日(火)大安です。
休み明けもカキーン、と、よろしくお願いいたします。

ハバナイバケーショ!

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