BALLY のビットローファーのメンテ(後編)

こんにちは、ばしです。

 

前回からの続きです。

 

簡単に経緯を振り返りますと、

今回の主役。

700円ほどで拾って来たこいつはBALLYのスリッポンであります。レディスの雑多な靴コーナーから救出してきました。このままでも素敵なのですが、茶は濃茶が好みな私です。

明るい茶色のこのペアの色を濃くしようとコロニルのダークブラウンを入れたわけですが、

確かに、濃くはなった。だけれども、好みとしてはもう少し濃い方が良いのよね。ということで、

追加施術を試みよう・・・、

 

というところまでが前回の「前編」でありました。で、追加施術で使用するのが上の2アイテムであります。

左の白い容器から取り出したるは「マスタングペースト」。馬油を精製したオイルクリームであるマスタングペーストは革への浸透力が抜群であることで知られています。このマスタングペーストに、

前回も登場したコロニル1909シュプリームクリームデラックス(ダークブラウン)を混ぜて塗り込んでアッパーに塗り込んでみよう。との試みであります。

混ぜてみた。

ちなみに、コロニルのクリームは本来はもう少し柔らかくトロッとしてます。私のは残り僅かで水分が減ってかなり粘度が上がってしまってます。だからなのか知りませんが、なかなかに混ざりにくい。

まあ、新品のクリームなら混ざりやすいとも限らない。ある程度馴染んだら歯ブラシにとり、アッパーの上で混ぜ込みながら塗り込んでみました。で、ねらいとしましては、要は、

「浸透度の高いオイルと一緒に濃茶も浸透してくれ」

ということであります。ここで一応補足しておきますと、マスタングペーストとコロニルが交じり合うのかどうか。そもそも混ざらんのかも。思うように茶が浸透なんてしないのかも。

偉い人が化学的知見に基づいて論理的に考えた場合そのようなことはあり得ないのかもしれないわけですが、そんなこと検証してる間に試してみればいいよね。とのことで、偉くない私は「論より証拠」とばかりにやってみたのであります。

ワシャワシャ。

どうなるかな。

おお、良さげに見えます。

左右ともに塗り込み完了。

金属パーツはラップでも巻いておいたほうが良かったかもねYOYO。まあ、今更そんなこと言っても、ね。あとで布で拭えばきれいになるでしょう。

とりあえずこのまま寝かせてみよう。時間の経過とともにゆっくりしっかり浸透して濃くなってくれる、かも。カモンっ。

ここまで、先週日曜日の作業であります。

 

☆☽☆

 

翌日、海の日の朝。

おお。北向きのガラス窓から差し込む控えめな朝の光の下だとかなり色濃く見えます。

おお? 

近くだと、それほどでもないのか。どのくらい浸透したのか。ボロ布で拭ってみる。

わお。

すっかり元通り。
あまり浸透していないみたいです。

比較してみましょう。

 

(マスタングペースト前)

(マスタングペースト後)

あれまあ。なんだか追加施術を施すことによって、折角色濃くした茶の色目がむしろ明るくなったようにも思える。屋外でも確認しましょう。

 

(マスタングペースト前)

(マスタングペースト後)

いや、どうなのでしょう。むしろほとんど変化がない、と言ってよいかも。もう、こんなもんで良いかな。と思わなくもないわけですが、

うーむ、やはりもう少し、あと少し、気持ち程度でも良いから濃くなってほしいな。とのことで、

火曜日夜に追加施術を試みてみた。

再度、コロニル(濃茶)のみを入れてみる。で、一晩寝かせてみる。

うーむ、良いね。このくらい濃いのが理想なのですが、

どうなりますでしょう。

 

☆☽☆

 

翌日、7/22(水)の朝。

うーむ、どうでしょう。
一晩寝かせた成果やいかに。

ボロ布で拭ってみる。

おお、もうね、よくワカラナイ。
比較しないとなんともかんとも。
比較してみる。

 

【BEFORE】もとはこれ。

 

【AFTER①】コロニル濃い茶(1回目)

 

【AFTER②】マスタングペースト入りコロニル

 

【AFTER③】コロニル濃茶(2回目)

うーむ。「AFTERその②」と「その③」で、あまり変化してないみたい。色も、色ムラも。ま、当初から比べたら濃くはなりました。

 

【BEFORE】

【AFTER③】コロニル濃茶(2回目)

まあ、それなりに濃くはなったな。

これでよしとしましょう。茶は濃茶が好みなわけですが、「オレンジ」ぽい色目の茶色はあまり得意ではありません。何にどう合わせるか、服を選ぶように思う。ストライクゾーンが狭いし、仕事で履きづらい。これくらいの茶色なら仕事でも問題ないでしょう。であるならば、早く履きたい。

 

早速履き下ろしてみた。

色濃くしたかった理由はほかにもありまして、「明るい茶色に金の金具」の組み合わせがあまり好きでないのです。なので、色濃くしたかったわけですが、こいつは金属のパーツがそもそも細身で主張しすぎていない。うん、悪くない。許容範囲かな、と思う。

遠目で見ても茶が明るすぎることはないようです。

サイズ感から申しますと、表記の「8」は「US」のように思えます。スリッポンやローファーは【US7.5】がジャストサイズです。こいれつは素足で履くと少し大きめでしたので中敷き調整しました。余裕がほとんどないジャストなフィッティングとしましたところ、少しタイト過ぎたみたいで夕方には中敷き外しました。薄手の中敷きを調達しようと思う。

アンラインドで柔らかなアッパーは吸い付くらいにタイトめなフィッティングが心地よい。ジャストフィットの室内履き履いてるように感じます。なので、ついつい手が、足が出る。

連休明けの火曜日。

黒の・・・、なんて呼べば良いですかね。ホースビットの代わりに革を巻いて作ったパーツがぶら下がったアンラインドなやつ。こいつは、

Adult madras
旧い日本製です。
旧いのに、旧いから、とても味がある。

水曜日。

初登板させました。アンラインドで柔らかで、とてもやさしい履き心地。で、細身のこのパーツ。グッチのそれに比べると随分細身なのですが、こいつも「ホースビット」、ということでよいのでしょうか?

ということはこいつも、

ビットローファー。

ということで良いのかな。
いや、ビットではない? 
であるならば何ローファー? 

ビットローファーではないかもしれなけれど、
間違いないことが一つある。それは、
そうそれはきっと、

きっとローファー、

だな。きっと。

 

(おしまい)

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