こんにちは、ばしです。
1週間ぶりの更新です。
GW、皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。私は連休はとびとびで大型ではありませんでしたが、ブログは1週間しっかりと休みを頂きました。お陰様でGW中は「売り」も「買い」も「手入れ」も休んでのんびりと過ごしました。まあね、「売り」は休みでなくとも構わなかったんですけどね。
で、先週末の土日から4月にゲットした靴のメンテナンスに注力し始めました。順次ご紹介の予定ですが、なんせ4月は大豊作でして。どんな顔ぶれか予告を兼ねまして、今回は「4月のゆくくる」であります。
早速ですが、こんな感じでした。
ぐおおっ。凄まじい1か月であります。
買いも買ったり【10足】なわけですが、様々な方法を駆使しまして【15足】旅立たせました。おかげで1月~4月の累計は「+1足」のみ。ほぼ増減なしです。収支は6万円の赤字ですが、まあね、中身が価値あるビンテージ靴という「資産」に置き換わっているだけです。残り8か月、マイナス幅を低減もしくは現状維持できれば問題ない。
ストックも赤字の幅も、今以上の増加を抑える手立てを講じることにしましたので、必然的に改善する予定です。具体的な手立てについては後述するとしまして、まずは4月の個別の内容をご紹介です。数が多いんでさくっと行きます。
いつも通りまずは売りから。
【旅立った靴①】Hawkins MODERN HERITAGE LINE
ホーキンスのペア。同社は今ABCマートさん傘下らしくこいつもABCで売ってたやつのようです。そうと聞くと安っぽい印象ですが、「ヘリテージ」ラインのこいつはなかなかどうして、しっかりとした造りのコスパの高い靴に思える。息子が履くかもと買って来たのですが好みに召さなかったようで、自分で1、2度履いて転がしました。ちょびっとだけ儲かりました。
【旅立った靴②】Alden 2020 Cordovan U-Wing
コードバンのUウイング。ドイツのセレクトショップがオールデンに別注したペアです。中敷きを追加してもやや大きいため売りに出して久しかったのですが、ようやく指値が入りました。海外から購入時の価格で売れたのですが、送料手数料分だけ赤字。「だけ」なんていいながら、2万円オーバーの売値ですので手数料も結構かかって、ほんとに何してるこっちゃなのですが、我が家にいても出番がないわけで、靴のためにはこれで良かったのだと思う。
【旅立った靴③】Scotch Grain のストレートチップ
Mコロ、すなわち、転がす専用で拾って来たやつ。ピッカピカにきれいに磨いて旅立たせました。先ほどのオールデンの売却損をきっちりこいつで補えました。たまにはそんなこともないとな。
【旅立った靴④】CONVERSE JACK PURCELL
レディスサイズのジャックパーセル。家内にと拾って来たのですが、サイズ感が合わず。中敷きを様々に工夫したもののフィットせず終い。ベリーミントコンディションだったこともあり転がしました。儲けは無し、赤字もなし。レディス靴はよくてそんな感じです。
【旅立った靴⑤】アルバニア製のスリッポン
レディスのシャークソールなやつ。先ほどのジャックパーセルの代わりにと拾って来たのですが、好みに合わなかったみたい。もう面倒なんで、セカストに持ち込んだらなんと【100円】査定。買値が税込550円だったのでマイナスなわけですが、送料かけて発送することを思えば手間もかからず傷は浅くて済んだのでないか。その後店を覗いたら税込550円で棚に並んでましたので、まあ、そんなもん、妥当なのでしょうね。
【旅立った靴⑥】リーガル・エプロンフロントダービー
自分でチャールズパッチを施した旧いリーガル。右足を修理して履いてみたところ、今度は左足にもダメージが発生しました。再度修理しようかと思ったのですが、ダメージの素がそこかしこに発生していて手の施しようがなさそうだったので、残念ながら燃えるゴミとして処分いたしました。その後、こいつと同じモデルのサイズ違いを何度かセカストで見かけたのですが、どれもにたようなダメージのものばかり。アッパーの革質とこのスタイルすなわちUチップの縫い合わせの組み合わせがしっくりいってなかったのか、もしくは経年劣化による負荷がかかり過ぎたみたいです。さようなら、ありがとう。
【旅立った靴⑦】MORESCHI モレスキー
タッセルをぶった斬ってスリッポンにリメイクしたモレスキーのペア。2度ほど履いて転がしました。元値が250円+TAXと激安だったため、少しだけ儲かりました。まあ、掛けた手数を考えますと儲けとは言えないレベルではありますが、いずれにせよ、次の持ち主が見つかって何よりであります。
【旅立った靴⑧】Jalan Sriwaya レースアップブーツ
レディスコーナーに鎮座していたジャラン。大きめレディス・小さめメンズサイズのこいつをキレイにメンテして転がしました。4月にブーツを出品して果たして売れるのだろうか。と思ったけど売れました。春夏物は秋冬に、秋冬物は春夏に買えば安くゲットできます。私と似たような考えの人が少なくない、ということなのかもしれない。
【旅立った靴⑨】MARIO VALENTINO
柔らかなアッパーの革質は写真では伝わりづらいので売れるかどうか心配してたのですが、無事に旅立たせることができました。二千円弱でゲットして2500円で売れましたので手数料や送料分で数百円の赤字となりましたが、まあね、旧いけど素敵なやつだったし、メンテも楽しかったのでオーケーかと。
【旅立った靴⑩】COMTEMPORARY
昼休みに職場近くのセカストで遭遇したデッドなやつ。JCペニーの1990s頃のモノのようでした。表記よりだいぶ小さくて知り合いも含めてサイズの合う人がいなかったので転がしました。これもまたお安く拾ってきたので、まあ、ほどほどに儲かったな。
【旅立った靴⑪⑫⑬⑭⑮】
左下の茶色から時計周りに、
⑪OFFICINE CREATIVE(家内の)
⑫Regal Shoe Co.(娘の)
⑬アシックステニスシューズ
⑭OPELKA CLASSIC
⑮REGALタッセルローファー
5足まとめてトレファクで引き取ってもらいました。合計で2100円。5足とも個別にメルカリに出品しても良かったのですが、もうね、手間なく減らすべく持ち込んでしまいました。メルカリのほうが売値は高かったかも。ですが、手数料と送料で下手すりゃ赤字になるし、売れるまでスペースはとるし。なもんで、安きに流れてみた。達者でな~。
ということで、
怒涛の15足でありました。
引き続き買いの10足。
こちらも駆け足でご紹介。
【拾ってきた①】Ludwig Reiter のセミブローグ
4月の1足目は北アフリカ・チュニジアのセラーからでした。
東欧靴は幅広・甲高なものが多い印象です。捨て寸なしのサイズのチョイスでいい感じなことが多いような。こいつはどうでしょう。中敷きでのサイズ調整をして(必要であれば)、今週履き下ろす予定です。
【拾ってきた②】Scotch Grain のストレートチップ
本記事二度目の登場となるスコッチグレイン。メンテして出品して、早々に旅立っていきました。
オールウエザーで履けるラバーソールだし、フレッシュマンの足元に良いのでは、とのことでしたが、果たして買い手はどんな方でしょう?まあ、今頃活躍してくれてることは間違いないでしょう。
【拾ってきた③】Florsheim 31714 The Laurel
1973年製のローレル。4月の3足めはビンテージなフローシャイムにしてみた。
一足は持っておきたいと思っていたところ、お買い得で状態よさげなやつにメルカリで遭遇しまして即ぽちっと。先週末にメンテ完了済です。詳細は明日の記事でご紹介予定。
【拾ってきた④】Allen Edmonds Hardwick
ebayで久々にアメリカのセラーから購入したのはアレン。1980sのTunnnel Strap Slip-onsです。
ジャストマイサイズのこいつ、アッパーはかなりもちもちした感触です。こいつも近々メンテして詳細ご紹介いたします。
【拾ってきた⑤】BALLY SUSSEX Ⅱ
セカストで遭遇したデッドなやつは久々のBALLY。デッドストックにしてはまあまあ安かったことと、
このスタイルのペアを1足欲しいと思っていたこともあり持ち帰ってきました。こいつはメンテはさくっと済みそうです。詳細近々ご紹介予定です。
【拾ってきた⑥⑦】MATSUBAの靴2足
休日に仕事に出かけた帰り道、昨年12月にオープンしたセカストに3度目となる訪問したところ、2足まとめて遭遇しました。
サイズ感は、左はやや小さめ。右はやや大きめ。こいつらの今後の処遇はメンテしてから考えましょう。メンテ終わりましたら詳細ご紹介します。
【拾ってきた⑧】Florsheim 30779 Albany
堺の方のセカストで1年近く前に遭遇したフローシャイム。9.5Cはデカいと思ってスルーしてたのですが、足を入れてみたら意外とそうでもなかった。
加えて、調べてみたらまあまあレアなモデルということが判明しまして慌てて持ち帰ってまいりました。こいつも近々メンテ予定。Florsheim-WEEKをやって、先ほどのローレルと一緒に履き下ろす予定です。
【拾ってきた⑨】息子に仕事用マーチン
今春より社会人になった息子にと購入したマーチン。黄色いステッチのはプライベート向け。こいつは仕事でも履けるかもと拾ってきました。
状態の良いUS8に遭遇して持ち帰ってきたのですが、ただ、ちょっぴり勘違い。アウトソールまで真っ黒なやつを買うつもりだったんですよね。まあ、あって困るものでないし、よいのではないかな。
【拾ってきた⑩】J&M ARISTOCRAFT
4月の締めはジョンマーで。USメイドのやつが安くメルカリに出品されていて思わずぽちってしまいました。
ラバーのソールに交換された、と、思っていたのですが、元からこの仕様である可能性もあるみたい。詳細確認しまして、こいつも早々にメンテ&ご紹介いたします。
以上、素晴らしき買いの10足でありました。
☆★☆
【まとめ】
4月は売りも買いも好調でした。「新年度」ということの影響は少なからずありそうですね。それを狙って売ったわけですが、素敵な出会いも多かった。結果、出入りの激しい1か月だったわけですが、実りも多いものであったように思う。
売りについて申しますと、
このところ古靴が売れた際はシューキーパーをつけて発送するようにしてます。「木製か/プラスチック製か」でいえば断然木製が良いわけですが、残念ながら世の中の実情はまだその前段階。シューツリー・キーパーを「使うか/使わないか」というのが変わらぬ現状のように思える。
折角手入れして送り出しても、買い手がシューツリー持ってない人だと靴がすぐに傷んでしまう。その状況を改善しようとブログで「シューツリーを買いましょう!」などといっても啓発は一向に進みません。
なので、
シューキーパーをおまけでつけることにしました。
とりあえずプラスチック製の安物で良いから、まずはシューキーパーという道具を使ってもらって、その有用性に気付いてもらおう、との魂胆です。5組千円ちょっととはいえ、そのためにわざわざ買ってオマケでつけてますので利益は減る一方なのですが、何もなしでヘタっていくの想像するといたたまれない。まあ、そのうち古靴界から熨斗(のし)つきのお返しがあるだろうと期待している次第です。
買いはといいますと、
ご紹介した通りどれも素晴らしいものばかり。息子のマーチンのように最近のモノもありますが、国内外メイカーのビンテージを相場よりもお安くゲットできた、との感想です。
これまでは、最近のマイナーブランドのモノなどを漁って見分を広げることも多かったのですが、そんな風に手を広げなくとも「がち」なビンテージ靴をゲットできるのであれば、リセールバリューを考慮しても断然その方が良いです。これまではやや手を広げ過ぎた感があったわけですが、ビンテージに限定すればむやみに手を出して赤字を出すことも減るでしょう。
ということを踏まえ、5月以降は原点回帰です。「フローシャイムとアレンの年代物」を基軸とし、それ以外は手控える。手を出しても海外モノのビンテージに限ろうと思っております。
ただまあなんせ、5月はすでに2足ほど、フローシャイムでもアレンでもないやつをポチいてしまってますので、早々からすでに破綻しかけておるのですが笑、でも、3足目はフローシャイムです。マイサイズのアレンやビンテージが届くと、やはり喜びはひとしおであります。
そうしますと、今後はこれまでのようにセカスト中心ではなく、メルカリやebayなど海外サイトが主軸になるかもしれませんが、そもそも今月から車通勤を控える予定です。そもそものパトロールの頻度も減る見込みですのでちょうどよいかも。まだ1足も届いてませんが、
そんな「予定」であります。
(おしまい)